照会先
厚生労働省健康・生活衛生局
感染症対策部感染症対策課
感染症情報管理室長 横田 栄一
課長補佐 杉原 淳
(代表電話) 03(5253)1111
報道関係者各位
エムポックス患者死亡例について
我が国では、エムポックスは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10 年法律第114 号)において、4類感染症に指定されており、届出の対象となっています。
今般、国内初のエムポックス患者死亡例が確認されましたのでお知らせします(参考1:別添の埼玉県報道発表資料[136KB])。本件は、世界保健機関(WHO)に対して行っている定期報告の中で、死亡例として報告予定です。
お亡くなりになった方の御冥福をお祈り申し上げます。
患者に関する情報は以下のとおりです。
・年代:30代
・性別:男性
・居住自治体:埼玉県
・海外渡航歴:なし
・病歴等:HIV感染による免疫不全
(参考2):国立感染症研究所「複数国で報告されているエムポックスについて(第6報)」(令和5年11月8日時点)より抜粋「エムポックスは多くは自然軽快するが、小児や妊婦、免疫不全者で重症となる場合がある。」
なお、報道に際しては、お亡くなりになった方及び御遺族のプライバシーに十分配慮していただくようお願いします。また、医療機関への直接の取材やお問い合わせはお控えください。
国民の皆様へのメッセージ エムポックスは、エムポックスウイルスによる急性発疹性疾患です。主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、患者と近くで対面し、長時間の飛沫にさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。 エムポックスの潜伏期間は6~13日とされており、潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日続き、発熱1~3日後に発疹が出現します(発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの前駆症状が必ずしも認められない事例が報告されています)。 発熱、発疹等、体調に異常がある場合には身近な医療機関に相談するとともに、手指消毒等の基本的な感染対策を行ってください。 |