2023年7月26日 令和5年第4回目安に関する小委員会 議事録

日時

令和5年7月26日(水)13:01~22:12

場所

東京労働局1-2会議室
(東京都千代田区九段南1-2-1九段第3合同庁舎11階)

出席者

公益代表委員
 藤村委員長、戎野委員、小西委員、首藤委員
労働者代表委員
 伊藤委員、永井委員、仁平委員、水崎委員
使用者代表委員
 大下委員、佐久間委員、土井委員、新田委員
事務局
 鈴木労働基準局長、増田大臣官房審議官、岡賃金課長、友住主任中央賃金指導官、
 古長調査官、長山賃金課長補佐、青野賃金課長補佐、川辺副主任中央賃金指導官

議題

令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について

議事

 <第1回全体会議>
○藤村委員長 
 それでは、ただいまから、「第4回目安に関する小委員会」を開催いたします。本日は、所用により永井委員は遅れての参加となります。それでは、まず、お手元の資料について、事務局から御説明をお願いいたします。
○青野賃金課長補佐 
 事務局でございます。本日も、お手元の資料の他に、各種団体からの要望書を回覧しておりますので、適宜ご参照いただければと思います。
 それでは資料についてご説明いたします。まずは、参考資料No.1をご覧ください。第3回目安小委員会でご要望のありました、消費者物価指数の昨年の10月から足元までの期間の物価の伸び率を整理したものです。消費者物価指数、持家の帰属家賃を除く総合の対前年上昇率につきまして、令和4年10月以降、全国では3.8%~5.1%の伸び率で推移し、令和4年10月~令和5年6月の対前年同期の上昇率は全国で4.3%となっています。
 次に、参考資料No.2をご覧ください。第1回の目安小委員会で御説明した「足下の経済状況等に関する補足資料」のうち、更新した部分のみ抜粋したものになります。ページ番号は第1回の資料と便宜上同じにしております。
 1枚おめくりいただいて、17ページは、「消費者物価指数の推移」です。今年6月の対前年同月比ですが、グラフの青色が「総合」で3.3%、オレンジ色が目安審議で主に使用されております「持家の帰属家賃を除く総合」で、3.9%となっています。
 続いて18ページは、消費者物価指数の主な項目別の寄与度の推移です。6月もグレーの生鮮食品を除く食料の寄与度が大きく、黄色のエネルギーは物価の押し下げ要因となっています。
 続いて19ページは、「基礎的・選択的支出項目別指数」の推移です。直近6月の数値は5月と変わらず、必需品的な「基礎的支出項目」は対前年同月比で3.7%、「選択的支出項目」は4.1%となっています。
 最後に20ページは、「購入頻度別指数」の推移です。直近6月の数値ですが、「1ヶ月に1回程度以上の購入」は対前年同月比で3.2%、「1ヶ月に1回程度未満の購入」は4.1%となっております。
 続いて、参考資料No.3の「主要統計資料」をご覧頂ければと思います。1枚おめくりいただきまして、2ページですが、消費者物価指数の4~6月期及び6月の数値を追加するとともに、賃金指数、パート比率について、毎月勤労統計調査の5月分の確報が公表されましたので、速報値から更新しています。
 続いて15ページは消費者物価指数の対前年上昇率のランク別の推移です。今回更新した今年6月のランク別の数値を見ますと、Aランクが4.1%、Bランクが3.8%、Cランクが3.9%となっています。
 続いて、40ページは、同じく消費者物価指数を都道府県別に見たものです。一番右側に、今年6月の数値を新たに追加しております。資料の説明は以上です。
○藤村委員長 
 どうもありがとうございました。ただ今ご説明いただきました資料の内容について、何かご質問等がありましたら、お受けいたしますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、配付資料についての議論は以上といたします。
 さて、前回の小委員会においては、本年度の目安の取りまとめに向けて、個別に意見を伺いながら、鋭意調整を進めてまいりました。ただ、まだ検討すべき事項が多いということで、取りまとめは断念し、今回に持ち越したところです。本日も引き続き、取りまとめに向けてしっかりと議論を重ねていければと思いますので、よろしくお願いいたします。労使双方から、これまでの主張に追加等があればお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。特にございませんか。特段の変更はないようですので、これから公労・公使で個別に意見を伺いながら、さらに考えを深めていきたいと思いますが、よろしいですか。
 それでは、今回は公労会議から始めたいと思いますので、事務局から連絡事項をお願いいたします。
○青野賃金課長補佐 
 それでは、まず公労会議から行うとのことですので、使用者側委員の皆様は控え室へ御案内させていただきます。係員の誘導に続いて御退出をお願いいたします。
(労働者側委員 退出)
 それでは、傍聴者の皆様のご退出をお願いいたします。
(傍聴者 退出)

<第2回全体会議>
○藤村委員長 
 ただ今から、本日の第2回目の全体会議を開催します。
 本日は労使双方に検討すべき事項が多い中、個別に意見を伺いながら、鋭意調整を進めさせていただきました。
 しかしながら、それぞれ重視すべき点について主張に隔たりがあり、そうした中、とりまとめに向けて、公益委員から基本的な考え方をお示ししました。それに対して労使とも慎重に検討したいとの意向が示されたところです。
 一昨年の審議の総括において「労使双方がやむなしという段階に至るまで十分な議論を尽くせるよう、最大限努力する」としたこと、また、目安額と根拠・理由について、明確で納得できるものとして欲しいとの強いご意見を労使双方からいただいていることを踏まえ、引き続きしっかりと丁寧に意見を伺い、議論を尽くすため、本日の目安とりまとめは断念し、第5回の目安に関する小委員会を開催したいと思います。よろしいでしょうか。
 それでは、次回の日程と会場について、事務局から連絡をお願いします。
○青野賃金課長補佐 
 事務局でございます。次回の第5回目安に関する小委員会は、7月28日(金)10時から厚生労働省専用第15会議室で開催いたします。
○藤村委員長 
 それでは、本日の目安小委員会は、これをもちまして終了といたします。皆様、どうもお疲さまでした。