国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)

国際障害者交流センター(愛称ビッグ・アイ)は、「国連・障害者の十年(1983~1992年)」を記念して、2001年(平成13年)に厚生労働省(当時は厚生省)が、障害者の「完全参加と平等」の実現を図るシンボル的な施設として設置しています。


ビッグ・アイとは

ビッグ・アイは、障害者が自ら行う国際交流活動や芸術・文化活動の場として、また、障害者のみならず、広く国民の参加する交流の場として整備され、それらの活動を通じ、障害者の自立と社会参加を促進するため、3つの基本理念に基づき、4つの機能を活用して、4つの事業を展開しています。

3つの基本理念

1.障害者が主役
2.芸術・文化活動や国際交流を通して障害者の社会参加の促進
3.多くの人に親しまれる施設
 
     愛称『BiG-i ビッグ・アイ』に込めた願い

       「Independence」:自立
       「Information」:情報
       「Intercommunication」:交流
       「International」:国際的
       そして 「I」:わたし
 
 
           シンボルマーク

   シンボルマークにも、「障害者の自立と、国の
   枠を超えた交流の促進を」という願いを込めて
   います。
   5つのモチーフは、五大陸を表しています。

        
 


 

4つの機能

1.多目的ホール
  座席最大約1500席(車いす利用の場合は、通常席約1000席・車いす席最大300席)

2.研修室
  大研修室は約160名、中研修室は約100名、小研修室は約60名収容。各室2つに区切り利用可

3.宿泊室
  洋室26室、和室6室、和洋室2室、重度障害者対応室1室、全35室。すべてバリアフリールーム

4.レストラン
  50席。「点字メニュー」「持ちやすい形状のフォーク・スプーン」の用意。きざみ食等にも対応



 

4つの事業


自立、参加、そして交流新しい時代のノーマライゼーションのため、以下の事業を実施しています。

1.国際交流・国際協力事業

2.障害者の芸術・文化の発信事業

3.全ての障害者の交流事業

4.大規模災害時の後方支援事業

※ ビッグ・アイの事業は、随時、ビッグ・アイのウェブサイトで公開しています。
 (ビッグ・アイ ウェブサイト[サイト外リンク])
 


 

ビッグ・アイの取組(令和6年度)

完全バリアフリー対応であらゆる人々にとって利用しやすく、また障害のある人もない人も、誰もが参加・交流できる施設として、以下の取組を行っています。

人材育成

ア 鑑賞支援:障害のある人が鑑賞できる環境をコーディネートできる人材
イ 表現活動支援:障害のある人の表現活動を支援する人材、支援活動団体(者)、指導者、支援者の育成
ウ 表現者の育成:障害のあるアーティストの育成

表現・鑑賞の場の環境整備と活動支援

ア 発表の場の創出
イ 障害の特性を考えた鑑賞・表現活動プログラム、技術の開発と検証
ウ 多様なニーズにあった事業づくり (鑑賞、創造、発表など)

ネットワークの構築

ア 福祉と芸術、教育、医療機関、民間企業など、他分野をつなぐネットワーク
イ 活動団体・事業所間のネットワークの構築
ウ 産学連携、地域連携、貢献 

情報の受発信と交流

ア 障害特性に配慮した情報発信
イ 障害者の芸術・文化を通じた国際交流
ウ 災害時における支援リーダーの養成
エ SNS等を多様なツール活用した情報発信

相談支援

ア 劇場・音楽堂等,文化施設や芸術団体、福祉団体、個人からの相談対応
イ 文化施設や芸術団体、福祉団体の事業アドバイス、コーディネート

就労支援

ア 施設(ホテル)を活用した職場体験
 

問い合わせ先等


〒5 9 0 - 0 1 1 5
大阪府堺市南区茶山台1 - 8 - 1
T E L : 0 7 2 - 2 9 0 - 0 9 0 0
F A X : 0 7 2 - 2 9 0 - 0 9 2 0

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