第3回感染症危機対応医薬品等の利用可能性確保に関する検討会(議事概要)

健康局結核感染症課

日時

令和4年3月22日(火)18:30~19:15

場所

オンライン

議題

(1) 重点感染症の 考え方 と暫定リスト(案) について
(2) その他
 

議事概要

議事概要
■出席者
岩本構成員(AMED)、大曲構成員、氏家構成員(NCGM)、岡田構成員(PDMA)、加來構成員(防衛医科大学校)、釜萢構成員(日本医師会)、齋藤構成員(国立感染症研究所)、柴田構成員(国立がん研究センター)、舘田構成員(東邦大学)、田辺構成員(三重大学)、中野構成員(川崎医科大学)、蛭田構成員(熊本保健科学大学)、安田構成員(長崎大学)
 

<重点感染症の考え方と暫定リスト(案)について>
● グループAで「新たな重症呼吸器症候群をきたす感染症」の例として、除外例のみ示されているが、具体的に想定されている感染症があれば  記載するのが良い。また、エンテロウイルスは(インフルエンザウイルスやコロナウイルスと異なり)含まれないのか気になった。
● 日本国内で発生する髄膜炎菌B型は、グループDの希少感染症になると考えられる。
● AMRもリスト化されたことは重要である。時間軸として、グループA、Bはいつどこで発生するか分からないが、AMRは確実に進行中であり、同じ土壌で議論するのは難しいかもしれない。
 
<会議の総括(感想)>
● 重点感染症という言葉は人それぞれにイメージがあると思うが、この議論で共通認識ができたことは重要である。
● このような基本的考え方と暫定リストがまとめられたことに意義がある。
● このリストを元にどういう重み付け、どういうスピードで投資をしながら進めて行くのか、優先順位付けとタイムラインが重要である。
● MedicalCountermeasures(MCM)についてはワクチンと治療薬が中心と考えるが、診断技術も今回全国に普及したので、それをどう維持するのか、新しいものが出てきた時にどう対応するかも重要と考える。
● すべてに納得できた訳ではないが、議論がまとまって良かった。日本がアジアの中でどのような立場をとるかについては今後議論することがあると思う。良い議論ができたと思う。
● 医薬品だけではなく、その他のMCMとして診断、消毒薬、防護衣等を含めて共通認識ができた。色々な研究開発の蓄積が最終的にグループXへのMCMのアベイラビリティを実現するために必要になる点も共通認識ができた。
 
<今後の予定>
● 今日のコメントについては、最終的に修正して、事務局と座長で最終案をとりまとめる。
● 最終案は3月31日の厚生科学審議会合同部会で審議される。了解いただいたら、来年度から具体的に重点感染症への対応について議論を進める予定。
● 来年度からは利用可能性を確保すべきMCMの具体像と利用可能性確保の方法など、大変な議論になるが、進めて行ければ良いと考える。
● 来年度は新たに研究班を立てて、研究班の検討をベースに検討会で議論を進める予定。
 
以上
 
 
 

照会先

健康局結核感染症課

代表 03-5253-1111(内線8027)