技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第59回)議事要旨

人材開発統括官海外人材育成担当参事官室


日時:令和4年4月18日(月) 10:00~12:00
場所:Web会議
出席者:市田委員、大迫委員、小宮委員、後藤委員、當間委員、花山委員、村田委員、山脇委員
厚生労働省人材開発統括官海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外務省領事局外国人課、外国人技能実習機構
(クリーニング職種関係)クリーンライフ協会、厚生労働省
(下着類製造職種関係)日本ボディファッション協会、経済産業省
(印刷職種関係)全国グラビア協同組合連合会、経済産業省
 
議題
(1)クリーニング職種(ホームクリーニング作業)の職種追加について(職種の概要等の確認)
(2)下着類製造職種の試験の実施・運営状況の報告について
(3)印刷職種(グラビア印刷作業)の審査基準変更について
 
【概要】
(1)クリーニング職種(ホームクリーニング作業)の職種追加について(職種の概要等の確認)
○ クリーニング職種(ホームクリーニング作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することに関して、クリーンライフ協会から職種の概要等について説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・職種・作業名について、「ホームクリーニング」では商業的なクリーニングをイメージされにくいのではないかという指摘に対し、日本標準産業分類に基づき、「普通洗濯業」に変更することを検討する旨の回答があった。
・技能実習計画の審査基準において、業界独自の事業所認定制度を創設し、その認定を受けていることを技能実習計画の審査上の要件とすることについて、認定後に認定基準を満たさなくなった事業所の認定を取り消す制度とするのかという質問に対し、精査する旨の回答があった。
・送出し国における実習ニーズに関して、根拠が不十分であるとの指摘に対し、今後現地へのアプローチをさらに進める旨の回答があった。
 
○ 検討の結果、クリーニング職種(ホームクリーニング作業)については、次回以降、引き続き、議論が行われることになった。
 
 
(2)下着類製造職種の試験の実施・運営状況の報告について
○下着類製造職種の試験の実施・運営状況について、日本ボディファッション協会から報告があり、主として以下のような質疑が行われた。
・現状、当該協会の会員と非会員の間で受検料の設定に差があることが課題であるが、今後この差をどの程度縮小することを目指しているのかという質問に対し、採算を考慮しながら検討していく旨の回答があった。
 
○報告の結果、下着類製造の技能実習評価試験について、試験実施機関は会議で受けた指摘に対応し、より一層適切な実施に努めることとされた。
 
 
(3)印刷職種(グラビア印刷作業)の審査基準変更について
○全国グラビア協同組合連合会から、本件における主な変更点は、印刷職種(グラビア印刷作業)について、技能実習を行おうとする者が法令に基づいた労働安全衛生管理を適切に行っている旨、業界団体の確認を受けることを、審査基準における要件に加えようとするものであるとの説明が行われた。
○この説明に対して、主として以下のような質疑が行われた。
・今回の変更にあたって、既に技能実習計画の認定を受けている実習実施者に対してどのように周知していくのかという質問があった。これに対し、厚生労働省より、試験実施機関は受験手続のタイミングで周知する、厚生労働省はホームページや機構の監理団体向けメーリングリストで周知するなど、それぞれが出来る限り周知を行うという回答を行った。
 
○検討の結果、印刷職種(グラビア印刷作業)の審査基準を変更することについて了承された。
 
(以上)