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技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第58回)議事要旨
人材開発統括官海外人材育成担当参事官室
日時:令和4年1月28日(金) 10:00~12:00場所:Web会議
出席者:市田委員、大迫委員、後藤委員、小宮委員、當間委員、花山委員、村田委員、山脇委員
厚生労働省人材開発統括官海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外務省領事局外国人課、外国人技能実習機構
(鉄道車両整備職種関係)日本鉄道車両機械技術協会、国土交通省
(木材加工職種関係)全国木材組合連合会、林野庁
(カーペット製造職種関係)日本カーペット工業組合、経済産業省
議題
(1)鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業、空気装置検修・解ぎ装作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
(2)木材加工職種(機械製材作業)の職種追加について(試験案等の確認)
(3)カーペット製造職種の試験の実施・運営状況の報告について
【概要】
(1)鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業、空気装置検修・解ぎ装作業)の職種追加について(試行試験の結果確認)
○ 鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業、空気装置検修・解ぎ装作業)の試行試験結果について日本鉄道車両機械技術協会から説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・受検者3人全員が減点となった課題について、今後、どのような取り組みを行っていくのかという質問に対し、事前の指導が不十分であったため、指導方法を見直していく旨の回答があった。
・空気装置検修・解ぎ装作業の上級の学科試験において、実務経験が長い受検生でも高得点を取得できていないが、試験の難易度は適切なのかという質問があった。これに対し、問題の難易度は適切であり、十分に回答できるようなレベルに達するよう指導していく旨の回答があった。
・初級・専門級の試験で実務経験が短い受検生が高得点で合格しているが、試験の難易度は適切なのかという質問があった。これに対し、対象の機器の検査修繕に従事している期間は短いものの鉄道車両整備の検査修繕にはより長く従事しており、鉄道車両メンテナンス全般の知識を有していたことや、結果として能力の高い方が受検者となったことから、今回のような結果になった旨の回答があった。
○ 検討の結果、鉄道車両整備職種を移行対象職種に追加することについて了承された。
(2)木材加工職種(機械製材作業)の職種追加について(試験案等の確認)
○木材加工職種(機械製材作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することに関して、全国木材組合連合会から試験案等について説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・初級では服装と保護具に関する課題が加点方式になっていたが、減点方式にしたのかという質問に対し、専門級と同じく減点方式とした旨の回答があった。
○検討の結果、木材加工職種(機械製材作業)については、試行試験を実施し、次回以降の専門家会議において再度、議論することになった。
(3)カーペット製造職種の試験の実施・運営状況の報告について
○カーペット製造職種の試験の実施・運営状況について、日本カーペット工業組合から報告があり、主として以下のような質疑が行われた。
・学科試験のパターンを増やす予定はあるのかという質問に対し、作成中であり、今後、増やす予定である旨の回答があった。
・織じゅうたん製造作業について、受検者が少ないが日本でなければ修得できない技術なのかという質問があった。これに対し、ベトナムなどでは現在も手織りでじゅうたんを製造している状況であり、日本で織じゅうたんの製造技術を教えるというのは価値がある旨の回答があった。
○報告の結果、カーペット製造の技能実習評価試験について、試験実施機関は会議で受けた指摘に対応し、より一層適切な実施に努めることとされた。
(以上)