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技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第53回)議事要旨
人材開発統括官海外人材育成担当参事官室
日時:令和3年6月28日(月) 10:00~12:30
場所:Web会議
出席者:市田委員、大迫委員、岡野委員、小宮委員、當間委員、冨高委員、花山委員、村田委員
厚生労働省人材開発統括官海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外務省領事局外国人課、外国人技能実習機構
(紡績運転及び織布運転職種関係)日本綿業技術・経済研究所、経済産業省
(ボイラーメンテナンス職種関係)三浦工業株式会社、経済産業省
(木材加工職種関係)全国木材組合連合会、林野庁
(アルミニウム圧延・押出製品製造職種関係)日本アルミニウム協会、経済産業省
議題
(1)紡績運転職種(前紡工程作業、精紡工程作業、巻糸工程作業、合ねん糸工程作業)及び織布運転職種(準備工程作業、製織工程作業、仕上工程作業)の3号整備について
(2)ボイラーメンテナンス職種(ボイラーメンテナンス作業)(社内検定型)の職種追加について(職種の概要等の確認)
(3)木材加工職種(機械製材作業)の職種追加について(職種の概要等の確認)
(4)アルミニウム圧延・押出製品製造職種(引抜加工作業、仕上げ作業)の職種追加について (職種の概要等の確認)
【概要】
(1)紡績運転職種(前紡工程作業、精紡工程作業、巻糸工程作業、合ねん糸工程作業)及び織布運転職種(準備工程作業、製織工程作業、仕上工程作業)の3号整備について
○紡績運転職種(前紡工程作業、精紡工程作業、巻糸工程作業、合ねん糸工程作業)及び織布運転職種(準備工程作業、製織工程作業、仕上工程作業)の上級試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、試験実施機関(日本綿業技術・経済研究所)から説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・危険予知の対処が3号のみ入っている理由について質問があり、1号、2号も日常では危険予知の対処を行うこととしているが、日本語の問題もあるため3号から試験に出題する旨の回答があった。
・採点基準の例えば「すべて3mm程度」という表現は抽象的で採点できないという指摘があり、「すべて3mm±1mm」とするとともに、採点基準全般を見直す旨の回答があった。
・「機台の点検・掃除」が3号に入っているが、1号、2号でも行うのではないかという質問があり、機台の清掃は、1号、2号でも関連作業として行っているが、機台の点検は1号、2号では行っていない旨の回答があった。
○検討の結果、紡績運転職種(前紡工程作業、精紡工程作業、巻糸工程作業、合ねん糸工程作業)及び織布運転職種(準備工程作業、製織工程作業、仕上工程作業)の3号整備については、採点基準を見直した上で試行試験を行い、その結果を踏まえ、引き続き議論が行われることとなった。
(2)ボイラーメンテナンス職種(ボイラーメンテナンス作業)(社内検定型)の職種追加について(職種の概要等の確認)
○ボイラーメンテナンス職種(ボイラーメンテナンス作業)(社内検定型)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、三浦工業株式会社から説明があり、主として以下のような質疑が行われた。
・日本の技術者が突発修理整備を開始する経験年数について質問があり、2年目、3年目からである旨の回答があった。
・安全衛生について細かく試験に入れるよう指摘があり、試験に入れる旨の回答があった。
・筆記試験は日本語力を問うものではなく知識を問うものであり配慮していただきたいという指摘があり、日本語力が十分でない者もいるので、図を増やすなど配慮する旨の回答があった。
○検討の結果、ボイラーメンテナンス職種(ボイラーメンテナンス作業)の追加については、厚生労働省、出入国在留管理庁において、告示の改正案に係るパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、審査基準案や技能実習評価試験案等について引き続き議論が行われることとなった。
(3)木材加工職種(機械製材作業)の職種追加について(職種の概要等の確認)
○木材加工職種(機械製材作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、全国木材組合連合会から説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・3号の評価試験に乾燥に係るものを含めるのかについて質問があり、含める方向で検討を進めている旨の回答があった。
○検討の結果、木材加工職種(機械製材作業)の追加については、厚生労働省、出入国在留管理庁において、省令の改正案に係るパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、審査基準案や技能実習評価試験案等について引き続き議論が行われることとなった。
(4)アルミニウム圧延・押出製品製造職種(引抜加工作業、仕上げ作業)の職種追加について (職種の概要等の確認)
○アルミニウム圧延・押出製品製造職種(引抜加工作業、仕上げ作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、日本アルミニウム協会から説明が行われ、主として以下のような質疑が行われた。
・QMS(品質管理システム)に係る教育について質問があり、「現場で使っている手順書には、QMSの管理番号が大体記載されている。一担当者が使う手順書も最終的には全体につながっており、手順書をおろそかにしてはいけない、という程度の教育が行われると考える。」旨の回答があった。
○検討の結果、アルミニウム圧延・押出製品製造職種(引抜加工作業、仕上げ作業)の追加については、厚生労働省、出入国在留管理庁において、省令の改正案に係るパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、審査基準案や技能実習評価試験案等について引き続き議論が行われることとなった。
(以上)