【照会先】

健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
班長 川越 匡洋
係長 山田 大悟

(代表電話) 03(5253)1111
 

報道関係者各位

新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者の発生等について

 本日、東京都より、12月8日に海外から航空機で入国した乗客で、入国後14日間の自宅待機期間中に発熱等の症状が見られたことに伴う検査により陽性が確認された方(以下「Aさん」という。)の検体について、東京都健康安全研究センターのゲノム解析により、オミクロン株(B.1.1.529系統の変異株)である旨の発表がありました。現在、Aさんは医療機関において隔離を実施しています。(東京都の発表資料は別添のとおり。)
 また、Aさんが搭乗していた航空機に同乗していた乗客26人については、地方自治体等と連携をしながら、健康観察を行っています。
 上記の同乗者以外にAさんの濃厚接触者は1人(以下「Bさん」という。)であり、Bさんは、発熱等の症状が見られた後、15日に、検査により新型コロナウイルス陽性が確認されています。その後の変異株PCR検査で陰性(デルタ株ではないこと)が確認されており、現在、Bさんは医療機関において隔離を実施しています。
 Bさんについては、ゲノム解析による判定結果は出ていませんが、感染管理を徹底する観点から積極的疫学調査を実施し、濃厚接触者等は特定されており、宿泊施設への隔離など必要な対応をとることとしています。
 また、Bさんは12月12日に神奈川県等々力スタジアムにおいてサッカー天皇杯観戦をしていることが確認されています。感染管理を徹底する観点から、当日同スタジアムにいらっしゃった方で、体調が優れない方におかれては、できる限り外出を控え、お近くの医療機関を受診いただくようお願いいたします。
 こうした取扱いは、オミクロン株について、更なる科学的知見が得られるまでの間の当面の対応として行うものです。厚生労働省としては、引き続き、各国政府やWHO、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
 報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。