【照会先】

厚生労働省
医薬・生活衛生局検疫所業務課
検疫所業務企画調整官 川崎 信一
課長補佐 田島 章太郎
 
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
班長 川越 匡洋
係長 山田 大悟

(代表電話) 03(5253)1111
 

報道関係者各位

新型コロナウイルス感染症(変異株)の無症状病原体保有者について(空港検疫)

 南アフリカを中心に確認されている新たな変異株「オミクロン株」(B.1.1.529系統の変異株)について、今回新たに、12月1日に海外から空港に到着した乗客で、検疫により陽性が確認された新型コロナウイルス感染症の無症状病原体保有者1名の検体について、国立感染症研究所でゲノム解析を実施したところ、オミクロン株(B.1.1.529系統の変異株)が確認されました。現在、当該入国者は入所していた検疫所の宿泊療養施設から、医療機関へ搬送中です。
 厚生労働省としては、引き続き、各国政府やWHO、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
 報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。

 
参考 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529 系統(オミクロン株)について(第2報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10792-cepr-b11529-2.html

 

【新型コロナウイルス感染症(変異株)の無症状病原体保有者の発生状況】
No. 到着地 到着日 年代 性別 滞在国 症状 WHOの呼称
(※1)
PANGO系統
(※2)
1 羽田 12月1日 30代 男性 イタリア 無症状 オミクロン株 B.1.1.529
※1 WHOの呼称は、公表時点で命名されているものを記載しております。
※2 PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられています。公表時点で最新の分類を基に決定された系統を表記していますが、定期的に更新されていることから、後日分類が変更される可能性があります。