【照会先】

厚生労働省
医薬・生活衛生局検疫業務管理室
検疫業務管理室長 川崎 信一
室長補佐 田島 章太郎
 
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
班長 川越 匡洋
係長 山田 大悟

(代表電話) 03(5253)1111
 

報道関係者各位

新型コロナウイルス感染症(変異株)の無症状病原体保有者の発生について

WHOが8月31日に公表した週報によると、8月30日に、コロンビアで初めて報告されたB.1.621系統の変異株が、注目すべき変異株(VOI)と位置づけられ、ミュー(Mu)株と命名されました。
本変異株について、これまで検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等に係る国立感染症研究所の検査の結果を改めて集計したところ、2例確認されましたので公表いたします。
 
厚生労働省としては、引き続き、各国政府やWHO、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。
 
※ PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられています。
 
参考 WHOによる新規VOIミュー株の情報
Weekly Epidemiological Update on COVID-19 - 31 August 2021
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---31-august-2021
【新型コロナウイルス感染症(変異株)の無症状病原体保有者の発生状況】
No. 到着地 到着日 年代 性別 滞在国 症状 WHOの呼称
(※)
PANGO系統
(※)
1 成田 6月26日 40代 女性 アラブ首長国連邦 無症状 ミュー株 B.1.621
2 羽田 7月5日 50代 女性 イギリス 無症状 ミュー株 B.1.621
※WHOの呼称は、公表時点で命名されているものを記載している。
※PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられている。公表時点で最新の分類を基に決定された系統を表記しているが、定期的に更新されていることから、後日分類が変更される可能性がある。