令和3年4月23日(金)

照会先
大臣官房国際課(担当・内線)
  国際保健管理官 梅木 和宣(7292)
  課長補佐          関谷 悠以(7294)
(代表電話) 03(5253)1111
(直通電話) 03(3595)2404

報道関係者各位

田村大臣・山本副大臣とテドロスWHO事務局長が会談を行いました

- 日本とWHOは連携強化していくことで一致 -

4月23日に日本・WHO戦略的対話(ビデオ会議)が開催され、田村厚生労働大臣と山本厚生労働副大臣はテドロスWHO事務局長と意見交換を行いました。
 
今回の会談は、日本とWHOの連携強化のために初めて開催したものです。新型コロナウイルス感染症等の健康危機への備えと対応の強化に向けた支援やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成等、WHOと協力して推進させるべき分野について協議しました。
 
我が国より、
・WHOの取組みにおいて、我が国が重視している分野は、健康危機、UHC、栄養、高齢化、薬剤耐性(AMR)、結核等であること
・COVAXファシリティ※1と協調し、新型コロナウイルスワクチンの世界的アクセスに貢献していくこと
・WHOには邦人職員が少なく、我が国は国際的に活躍できる人材育成を一層進めているところであり、この点においてもWHOと連携していきたいこと
等を述べました。
 
また、本年、日本でCOVAXワクチン・サミット※1、WHO西太平洋地域委員会※2と東京栄養サミット※3を開催する予定であり、我が国は、今後も世界の健康課題の解決のため、WHOを支援していく決意を述べました。
 
上記を受け、テドロス事務局長より日本の支援に対する謝辞が述べられ、双方は、引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応を始めとした国際保健を推進するために、日本とWHOの連携を強化していくことを確認しました。
 
※1 COVAXファシリティとは、Gaviワクチンアライアンス、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)及びWHOが主導する、ワクチンを共同購入する仕組み。6月には日本とGaviでCOVAXワクチン・サミットを共催し、必要な資金動員等について議論する予定。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13597.html
https://www.who.int/initiatives/act-accelerator/covax
 
※2 WHO西太平洋地域委員会とは、日本を含む西太平洋地域に所属するWHO加盟国(37 の国・地域)の年次総会。2021年の第72 回WHO 西太平洋地域委員会について、日本が本会合をホストすることが決まり、2021年10 月25 日(月)~29 日(金)の日程で兵庫県姫路市において開催する。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14244.html
 
※3 東京栄養サミットとは、世界的な栄養改善の現状と課題を確認し栄養課題に向けた各国の今後の国際的取組を促進することを目的とした会合。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に合わせて開催するものであり、2013年にはロンドン、2016年にはリオデジャネイロで開催された。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299_00001.html