技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第48回)議事要旨

人材開発統括官海外人材育成担当参事官室


 
日時:令和2年10月14日(水) 10:00~12:15
場所:Web会議
出席者:市田委員、大迫委員、岡野委員、椎根委員、當間委員、冨高委員、
花山委員、村田委員
厚生労働省人材開発統括官海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外務省領事局外国人課、外国人技能実習機構
(RPF製造関係)日本RPF工業会、経済産業省
(空港グランドハンドリング関係)日本フライトケータリング協会、国土交通省
(化粧品製造関係)日本化粧品工業連合会、厚生労働省、経済産業省
 
議題
(1)RPF製造職種(RPF製造作業)の職種追加について(試行試験結果の確認)
(2)空港グランドハンドリング職種(インフライトケータリング作業)の職種追加について (試験案等の確認)
(3)化粧品製造職種(仕上工程管理作業)の職種追加について(試験案等の確認)
 
【概要】
(1)RPF製造職種(RPF製造作業)の職種追加について(試行試験結果の確認)
○RPF製造職種(RPF製造作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、日本RPF工業会から説明があり、主として以下のような質疑が行われた。
・1回の試験当たりの試験監督の人数について質問があり、2名又は3名を考えている旨の回答があった。
・受検者1名当たり1名以上の試験監督者が相対して採点を行うこととなっており、「以上」という言い方は1名を含むため、当面は3名でやるということであれば複数人や3名という記載のほうがよいという指摘があった。これに対して、指摘を踏まえて改めるとの回答があった。
○検討の結果、RPF製造職種(RPF製造作業)の職種追加について了承された。
 
(2)空港グランドハンドリング職種(インフライトケータリング作業)の職種追加について(試験案等の確認)
○空港グランドハンドリング職種を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、日本フライトケータリング協会から説明があり、主として以下のような質疑が行われた。
 ・カートを転倒させた際、失格にする場合と減点にする場合はどのように異なるのかという質問があった。これに対してり失格になる場合は受検者、試験監督者等に危険が及ぶような転倒をさせた場合であり、それ以外は当該課題が0点になる旨の回答があった。
・食器の確認を写真を用いて行うとされているが、実物を用いて行えるものは写真を使う必要はないという指摘があり、実物を活用できないか検討する旨の回答があった。
○検討の結果、空港グランドハンドリング職種(インフライトケータリング作業)については、次回以降、引き続き、議論が行われることになった。
 
(3)化粧品製造職種(仕上工程管理作業)の職種追加について(試験案等の確認)
○化粧品製造職種(仕上工程管理作業)を移行対象職種として技能実習評価試験及び審査基準を整備することについて、前回会議で指摘のあった点について、日本化粧品工業連合会から説明があり、主として以下のような質疑が行われた。
・外観検査で問題があるものの数を伝える必要がないのではないかという指摘があった。これに対して、決められた時間の中で問題があるものを見つけるのは簡単ではないため、初級は3個、専門級は3個又は4個と予め数を伝えたい旨の回答があった。
・製品積載パレットの運搬作業は、労働災害が発生しやすいため試験を実施しない周辺業務で実施させるのは適当ではないという指摘があった。これに対して、当該作業を周辺業務から削除する旨の回答があった。
○検討の結果、化粧品製造職種(仕上工程管理作業)については、次回以降、引き続き、議論が行われることになった。
 
(以上)