技能実習評価試験の整備等に関する専門家会議(第46回)議事要旨

人材開発統括官海外人材育成担当参事官室


日時:令和2年7月10日(金) 15:00~17:10
場所:Web会議
出席者:市田委員、大迫委員、岡野委員、椎根委員、下村委員、當間委員、冨高委員、花山委員、村田委員
厚生労働省人材開発統括官海外人材育成担当参事官室、出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課、外務省領事局外国人課、外国人技能実習機構
(RPF製造関係)一般社団法人日本RPF工業会、経済産業省、環境省
(ゴム製品製造関係)一般社団法人日本ゴム工業会、経済産業省
(陶磁器工業製品製造関係)一般財団法人日本陶業連盟、経済産業省
 
議題
(1)RPF製造職種(RPF製造作業)の職種追加について
(2)ゴム製品製造職種(成形加工作業、押出し加工作業、混練り圧延加工作業及び複合積層加工作業)の職種追加について
(3)陶磁器工業製品製造職種の試験の実施・運営状況の報告について
 
概要
○ RPF製造職種(RPF製造作業)の職種追加について、日本RPF工業会より概ね以下のとおり説明があった。
 
・ 前回までは、必須業務の受入検査を目視、展開、ライン選別、機械選別としていたが、ライン選別、機械選別を行っているRPF製造事業者は多くないため、目視、展開のみに修正した。また、必須業務である破砕作業及び成形作業について、第2号では「異常の発見と対応」を対象外とした。さらに、使用する機械、器具等にトルクレンチ等の器具を追加した。
・ 実技試験は基本、製作等作業試験で行い、再現するのが難しいもの・指導を含むもの等については判断等試験で行うこととした。
・ 初級の実技試験では、受入検査と原料及び不適合物の管理に関する課題を出題する。 1つ目の課題では、主要原料であり、比較的発熱量の低い軟質系プラスチックの選別・保管ができるかを確認する。また、危険物であるリチウム電池、金属、再生可能な資源類の選別についても、行うことができるか確認する。2つ目の課題ではポリ塩化ビニルの判別が行えるかを確認する。3つ目の課題では発熱量が高い製品と、発熱量が低い製品を仕分けることができるかを確認する。4つ目の課題では再生資源として有価な鉄類、アルミ類、銅類の判別・識別ができるかを確認する。5つ目の課題は安全衛生に関する課題で保護具をきちんと着用できるか、また、作業着のボタン等をきちんとつけることができるかを確認する。
・ 専門級の試験について、1つ目の課題では初級でも行う発熱量による廃棄物の仕分けができるかを確認する。2つ目の課題では破砕機に投入する前に行う破砕困難物の前処理ができるかを確認する。適切に前処理を行えるかという点に加え、刃物を安全に扱えるかといった観点からも評価を行う。3つ目の課題では破砕機と成形機の稼働作業を適切に行えるかを確認する。iPad等を用いて、実機を操作する際と同じ環境を作りだし、安全に留意しながら基本作業ができるかどうかを確認する。4つ目の課題ではRPF製品の出荷前検査が行えるかを確認する。製品の温度測定や異物が混入していないか、又は形状不良の商品ではないかといったことについて、適切に確認することができるか確認する。5つ目の課題は判断等試験で日常検査における主要点検箇所を把握しているか確認する。6つ目の課題ではRPF製造事業者における各種作業をイラストで示し、危険と思われる作業行動、作業場所を指摘できるかを確認する。
・ 上級の試験について、1つ目の課題では破砕機のトラブル時に適切に対応できるかをiPad等を用いて確認する。2つ目の課題では破砕機の回転刃の摩耗度の判定や取替え作業が行えるかを確認する。3つ目の課題は判断等試験で、水分を多く含んだ廃棄物が原料として出てきた場合に、部下に適切な指示ができるかを確認する。4つ目の課題では粉々で固まっていない成形不良が発生した場合に、部下に適切な指示ができるかを確認する。5つ目の課題では、販売先より品質に関するクレームがなされた場合に、原因の究明と対策に関して、部下に適切な指示ができるかを確認する。6つ目の課題では、毎日の始業前に、指導者として確認すべき事項を理解できているかを確認する。
 
○ 同団体からの説明に対し、概ね以下のような質疑があった。
委員) 採点基準が抽象的になっており、試験官によって採点結果が変わる可能性があるが、何か対策を行うのか。
説明者) 試験官マニュアルを作り、より詳細な判定基準を示す予定である。
委員) 上級の判断等試験の問題文の日本語が難しく、実習生にとっては理解するのが困難であるように感じるが、難易度は適切か。
説明者) ルビを振って実習生が理解しやすいようにする。また、問題文を1度読み上げる予定なので、難易度は適切であると考えている。加えて、質問を受け付けることも考えている。
委員) 失格要件に、継続すると破損を招くおそれがある危険な行為を行った場合には失格になる、と書いてあるが、当課題0点になるだけのものもある。失格になる行為と当課題0点になる行為の差は何か。
説明者) 実機を使った課題では失格、シミュレーションを使った課題では当課題0点としている。
委員) シミュレーションを使った課題であったとしても、実際の現場で行ったら危険な行為は失格要件にすべきである。
説明者) シミュレーションを使った課題であったとしても、危険な行為を行った場合は失格にする。
委員) 採点の原則に「受検者1名当たり1名以上の試験監督者が相対して採点を行うこととする」と書かれているが、受検者1名当たり複数名の試験監督者が採点することもあるのか。
説明者) 原則、受検者1名当たり1名の試験監督者で実施することを予定しているが、試行試験を実施して、評価のばらつきがあれば、複数の試験監督者とすることを検討する。
委員) シミュレーションで実施する課題ではiPadを使用するが、iPadの操作方法が分からず実習生が困るという可能性はないか。
説明者) 現在、破砕機と成形機はタッチパネルで操作するのが主流であり、技能実習評価試験で用いるiPadの画面は標準のレイアウトになっている。そのため、基本的には問題ないと考えているが、タッチパネルに馴染みのない実習生等のために、iPadの操作に関する説明書を用意したい。
委員) 回転刃の摩耗度判定に関して、採点者用の限度見本は準備するのか。
説明者) 限度見本を用意し、試験監督者に渡すこととする。
 
〇 検討の結果、RPF製造職種(RPF製造作業)については、次回以降、引き続き、議論が行われることになった。
 
○ ゴム製品製造職種(成形加工作業、押出し加工作業、混練り圧延加工作業及び複合積層加工作業)の職種追加について、日本ゴム工業会より概ね以下のとおり説明があった。
 
・ 前回の専門家会議において、当日回答できなかった3点について説明する。1点目の全国の大企業比率と当会の大企業比率に差があるとの御指摘については、算出した数値に誤りがあったため、修正を行った。2点目のどのタイミングでどのような技能を修得させるか具体的に示されたいとの御指摘については、実習技能一覧表を作成した。3点目の混練り圧延加工作業の常時補助について、第3者によるチェックを行う必要があるとの御指摘については、審査基準に第3者によるチェックが必要である旨を追記した。
・ 審査基準の修正点について、関連業務にディッピング加工、ライニング加工、ラッピング加工、注型成形、ゴム成形の切削、打抜き、接着等の二次加工を追加した。また、混練り圧延加工作業の定義に常時補助について、第三者によるチェックが必要である旨を追加した。
・ 試験基準について、学科試験では、4つの加工作業の共通試験として、ゴムの性質に関する知識、素材・材料に関する知識、ゴム製品の理解、加工作業に関する知識を出題する。また、加工作業独自の試験では、加工、仕上げ、検査に関する知識や使用する機械、器具等に関する知識についても出題することとする。
・ 実技試験について、製作等作業試験は、実習生が実習している設備を使用するために出張方式で行う。
・ 成形加工作業の初級について、1つ目の課題は製作等作業試験で、治工具、測定器を選定し、点検できるか、また、成形機の非常停止装置、安全停止装置の点検ができるかを確認する。2つ目の課題では、単純形状の同一試料を用いて、バリ仕上げと指定部位の寸法測定及びその結果の記録ができるかを確認する。3つ目の課題では、現物を用いて、初歩的な不良判別と限度見本に基づく良否判定ができるかを確認する。4つ目の課題は安全衛生に関する課題で、作業始めに保護具の着用、服装、作業及び通路スペースの確保について確認し、作業終わりに片付けと清掃が適切にできるかを確認する。なお、試験課題中に不安全行動があった場合は減点を行い、3回の不安全行動又は重篤な災害が発生する恐れのある行為を行った場合は試験を中止する。不安全行動や重篤な災害が発生する恐れのある行為に該当するものは具体的に試験監督者マニュアルに記載する。5つ目の課題は判断等試験で、手順通りの作業の写真と成形品取出しの方法を適切に選択できるか確認する。
・ 成形加工作業の専門級について、1つ目の課題では、初級で行う治工具等の点検に加え、型の取付け、破損状態を点検できるかを確認する。2つ目の課題では材料の選定、使用期限の確認、異物混入防止、加工条件(金型温度、成形時間)の設定・確認・記録ができるかを確認する。3つ目の課題では、成形機を用いて、手順通りに材料をセットし、成形品の加工・取出し・確認ができるかを確認する。4つ目の課題では、バリ仕上げと指定部位の寸法測定及びその結果の記録ができるかを確認する。5つ目の課題では一般的な不良判別と限度見本に基づく良否判定ができるかを確認する。6つ目の課題では作業始めに保護具の着用、服装について確認を行う。7つ目の課題では正しい調整の方法を選択できるか確認する。8つ目の課題では型について、清掃が必要な箇所と清掃部位で起こりうる不具合を正しく選択できるかを確認する。9つ目の課題ではイラスト中の危険箇所を指摘できるかを確認する。
・ 押出し加工作業の試験内容について、成形加工作業と異なる部分のみ説明する。初級の1つ目の課題では治工具等の点検に加え、押出しスクリューの点検が行えるかを確認する。2つ目の課題では長さ裁断及び裁断物の寸法測定が行えるかを確認する。3つ目の課題では現物を用いた外観検査を行えるか確認する。5つ目の課題では押出し加工作業について、手順どおりの作業や正しい方法を選択できるかを確認する。専門級の点検整備の課題では、点検の対象にダイが追加される。
・ 混練り圧延加工作業の初級について、点検の対象は急停止装置となり、材料準備作業の課題では1種類の材料の計量を行うことができるかを確認する。加工作業の課題では認定基準に基づき、ロールへの材料投入、ロールへのゴム巻付け、ゴム巻取り、巻取りゴムのカットができるかを確認する。形状仕上げ作業に関する課題では、認定基準に基づきシート巾裁断を行うことができるか確認する。判断等試験では、寸法測定の正しい方法、不良の箇所と名称を正しく選択できるかを確認する。
・ 混練り圧延加工作業の専門級について、点検の対象はロールとなる。材料準備の課題では2種類の材料の計量と配合を行うことができるかを確認し、加工条件設定の課題ではロール間隙の変更と復旧を行うことができるかを確認する。加工作業の課題では手順通りに材料を投入した後、ゴムを巻き付けて、ゴム切り返しと丸通しを行えるか確認し、形状仕上げ作業の課題では指定寸法のシート巾裁断を行えるか確認する。寸法検査作業の課題ではシート厚みの測定を行えるか確認し、練り品質検査作業の課題ではムーニー粘度の測定とその測定結果に基づく良否判定を行えるか確認する。
・ 複合積層加工作業について、初級の材料準備作業の課題では1種類の材料を正しく設備に供給できるか確認し、加工作業に関する判断試験では、初品確認の正しいやり方を選択できるか確認する。また、寸法検査、外観検査に関する判断等試験では、寸法測定の正しいやり方、不良の箇所と名称を正しく選択できるか確認する。専門級では点検の対象がドラム、芯金等になり、材料準備の課題では2種類の材料を正しく設備に供給できるかを確認する。
・ 最後に試験実施機関の概要を示す。日本ゴム工業会の会長を代表とした運営委員会を設立する予定である。
 
○ 同団体からの説明に対し、概ね以下のような質疑があった。
委員) 不安全行動について、「など」との記載があり、全ての不安全行動について列挙されていない。マニュアルで示す予定はあるのか。
説明者) 試験監督者マニュアルにおいて全ての不安全行動を示すこととする。
委員) 加工作業を行ってできた製品の評価は行うのか。行わないのであれば、技能実習生の技能を適切に評価できると言えるのか。
説明者) 実習先毎に製品が異なっており、加工作業でできた製品を評価の対象にすると、形状仕上げ、寸法測定及び外観検査などにおいて、公平性を保つことができないため、製品は評価の対象としていない。代わりに、同一試料による形状仕上げ、寸法測定及び外観検査の試験を行い、一定の技能が修得されていることを確認する。
委員) 安全衛生に関する判断等試験でイラストから危険箇所を指摘する試験において、2か所以上又は4か所以上を指摘することができた際に、点を与えるような配点となっているが、1か所だけ正解した場合等は得点を与えないのか。
説明者)1か所だけしか指摘できなかった場合でも得点となるように採点基準を見直す。また、3か所の危険箇所を指摘した際の得点を2か所の危険箇所を指摘した際の得点と違いが出るように採点基準を見直す。
委員) 集めたゴミをゴミ箱に分別して捨てる課題について、試験を行う実習場所によって、ゴミ箱までの距離が異なることが予想されるため、不公平が生じないよう、ゴミ箱までの距離を事前に統一してほしい。
説明者)事前に実習実施者と調整し、試験の公平性を担保することとする。
委員)イラスト中の危険箇所を指摘する課題において、わかりづらい箇所や、管理者が対処すべき箇所等が出題されていることから出題内容やイラストを見直してほしい。
説明者)ご指摘に沿って、出題内容及びイラストを見直しする。
委員) 成形加工の外観検査で使用する不良品のサンプルは、各会場で作るのか、それとも、まとめて作製するのか。
説明者) 実際のゴム製品の製造現場で発生する不良品を収集し、それらを試験で使用する。
委員)各項目に試験時間、打切時間があるが、打切時間を超えると、その項目の試験が打切りになるのか、それともそれ以降の試験も全て打切りになるのか。
説明者) 打ち切りになるのはその項目のみである。
委員) 混練り圧延加工作業の第1号技能実習では技能実習指導員が常時補助を行うこととなっているが、試験を行う際も技能実習指導員は付き添うのか。付き添う場合、技能実習指導員が手を出さなければならない状況になった際、受検者は失格となるのか。
説明者) 技能実習生だけで試験を実施してしまうと、危険が及びそうなった際、機械を停止できない可能性があるため、技能実習指導員は試験にも付き添うが、安全上の理由から付き添うものであり、試験課題には関与してはいけないこととする。
 
〇 検討の結果、ゴム製品製造職種(成形加工作業、押出し加工作業、混練り圧延加工作業及び複合積層加工作業)については、次回以降、引き続き、議論が行われることになった。
 
○ 陶磁器工業製品製造職種の試験の実施・運営状況について、日本陶業連盟より概ね以下のとおり説明があった。
・ 陶磁器工業製品製造職種は平成25年4月に認定され、8年目を迎えた。
・ 初級と専門級では一人で様々な判断や作業ができる程度の技能等を求めており、上級では責任者レベルの技能等を求めている。
・ 当連盟は理事長をトップとして、実務を行う事務局、試験の実施可否を問う評価委員会、試験問題を作る試験委員会、採点・評価を行う試験監督者により、試験を運営している。また、適宜、運営委員会を開催している。
・ 陶磁器工業製品製造職種には機械ろくろ成形作業、圧力鋳込み成形作業、パッド印刷作業の3つの作業がある。機械ろくろ成形作業と圧力鋳込み成形作業はともに成形作業であるが、原料の形態が異なる。機械ろくろ成形作業は坏土を使って成形を行い、圧力鋳込み成形作業では、泥漿になったものを石こう型に入れて成形を行う。パッド印刷作業は、成形されたのものに色や模様を付与する作業である。
・ 昨年は初級で90名弱、専門級で60名が受検したが、圧力鋳込み成形作業の初級の学科試験において合格率が低くなった。圧力鋳込み成形作業は当連盟の会員ではない企業の方が多いので、それが影響したものと思われる。また、専門級の学科試験では受検者間の点数のばらつきが大きかった。日本語能力の向上に意欲がある方とそうでない方で差がついたものと考える。
・ 3作業ともに、経験に裏打ちされた技術に基づき、様々な状況や条件等に応じて対応する必要がある作業であり、単純作業ではない。
・ 試験実施機関の概要について、日本陶業連盟は、食器の他、タイルやトイレのような衛生陶器、電線の絶縁体にある碍子等を含む陶磁器産業の振興に寄与する目的で設立された団体であり、定款において、試験の実施を当連盟の事業として規定している。また、試験に関する会計は他の事業とは別会計となっており、毎年、その収支を確認している。
・ 受検者数が多くないため、試験実施時期は実習実施者や監理団体の希望に沿った形にしている。また、試験は受検者が慣れた機械で実施する必要があることから、実習実施者の工場等で試験を実施している。
・ 評価システムの要件である「出題は日本語によること、日本語能力からみても妥当なものであるかどうか」という点について、これまで実習生の日本語能力に合った試験問題を作成してきたつもりでいたが、専門級では日本語能力の差が要因で点数にバラツキが生じていることから内容を見直したい。
・ 試験結果の通知に関しては、合格した方には合格証書を、不合格の方には試験結果通知書を送付している。加えて、希望者には、成績通知書により点数を通知している。
 
○ 同団体からの説明に対し、概ね以下のような質疑があった。
委員) 昨年の圧力鋳込み成形作業の初級の学科試験において、会員と非会員の間に合格率の差があったのはなぜか。
説明者) 情報量に差があるためだと考えている。日本陶業連盟は団体が会員となっているが、その団体に所属している方は団体から指導や情報の共有が適切になされているため、合格率が高くなっているのではないかと考えている。
委員) 情報量の差がテストの結果に影響を与えている現状は、改善すべきと考える。
説明者) 当連盟は、ホームページで情報を出しているだけであり、会員と非会員に提供している情報に差はないため、問題は無いと考えている。
委員) 学科試験は日本語能力の向上に意欲があるか否かで点数に差が生じているという話であったが、試験では技能を評価すべきであり、日本語能力によって点数に開きが出るべきではない。
説明者) 実技試験に関しては点数に差が生じていないが、学科試験に関しては、受験希望がない実習生も実習先から促されて受験することもあり、結果として受検者間で差が生まれている。
委員) 年度で合格率に差が生じている試験もあるが、試験の内容を見直す予定はあるか。
説明者) 求める技能のレベルは維持したまま、出題の方法、出題傾向を見直す必要があると考えている。
 
○報告の結果、陶磁器工業製品製造職種の技能実習評価試験について、試験実施機関は会議で受けた指摘に対応し、より一層適切な実施に努めることとされた。

(以上)