【照会先】
厚生労働省健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
係長 山田 大悟
(代表電話) 03(5253)1111
報道関係者各位
新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月7日版)
5月7日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。(5月7日正午までの各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、5月6日日報から下線部分を更新しました。)
国内で今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は15,463例となりました。
内訳は、患者9,200例、無症状病原体保有者1,129例、陽性確定例(症状有無確認中)5,134例となります。国内の死亡者は551名、国内での退院者は5,146名となりました。
1.国内の状況について
5月7日12:00現在、患者9,200例、無症状病原体保有者1,129例、陽性確定例(症状有無確認中)5,134例が確認されている。
【内訳】
・患者9,200例(国内事例9,154例、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫35例)
・無症状病原体保有者1,129例
(国内事例1,012例、チャーター便帰国者事例4例、空港検疫113例)
・陽性確定例5,134例(国内事例5,134例).
・日本国籍の者6,785名、外国籍の者225名(他は国籍確認中)
(※外国籍の者には、長崎県のクルーズ船における陽性者数149名を含む。)
【1.PCR検査陽性者数】 【2. PCR検査陽性時の有症状・無症状の別】
(括弧内は前日からの変化)
※1 うち日本国籍が確認されている者6640(+49)人、外国籍が確認されている者207人
※2 うち海外移入が疑われる事例が462(+1)例
※3 症状の確認中であった25例が有症状者、2例が無症状者と確認された。
※5 一部の自治体において、4月30日以降のPCR検査人数に精査が必要となったため、
当該自治体の4月29日のPCR検査実施人数で計上している。
【3.入退院等の状況】
(括弧内は前日からの変化)
※ 今までに重症から軽~中等症へ改善した者は77(+3)名
※4 退院した者のうち1,857名、死亡者のうち161名については、個々の陽性者との突合作業中。
当該人数を表中の数値に含むため、入退院等の状況の合計とPCR検査陽性者数は一致しない。
「令和2年3月4日版」以後は、陽性となった者の濃厚接触者に対する検査も含めた検査実施人数を都道府県に照会し、回答を得たものを公表している。なお、上記表記載中の国内事例のPCR検査実施人数は、疑似症報告制度の枠組みの中で報告が上がった数を計上しており、各自治体で行った全ての検査結果を反映しているものではない(退院時の確認検査などは含まれていない)。
【PCR検査の実施件数】
・2月18日~5月5日までの国内(国立感染症研究所、検疫所、地方衛生研究所・保健所等)におけるPCR検査の実施件数は、286,028件※。5月6日分は集計中。
※上記の数値は暫定値であり、変更される可能性がある。
【PCR検査に関する参考資料】
○新型コロナウイルス陽性者数とPCR検査実施人数(都道府県別)(2020年5月7日掲載分)
○国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況(2020年5月7日掲載分)
○新型コロナウイルスのPCR検査総実施件数(都道府県別 ※地方衛生研究所・保健所からの回答を集計)(2020年5月7日掲載分)
※同一資料を下記の(参考資料)にも掲載している。
(1)国内事例 【※詳細は別添1参照】
・患者9,154例、無症状病原体保有者1,012例、陽性確定例5,134例。
・5月6日18時時点までに疑似症サーベイランスおよび積極的疫学調査に基づき、PCR検査については、計157,563人の検査を実施。
・上記患者のうち入院中または入院予定11,638名。
・無症状病原体保有者1,012名。
・退院した者5,129名
・死亡者551名。
(2)空港検疫に係る発生状況
・患者35例、無症状病原体保有者113例。
・入院中または入院予定146名、退院2名。
(3)チャーター便帰国者に係る発生状況
(水際対策で確認された事例:武漢市からのチャーター便帰国者)
・患者11例、無症状病原体保有者4例(全員退院)。
・濃厚接触者全員の健康観察終了。
2.クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について
2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施し、3月1日にすべての乗客、乗員の下船が完了しました。
(※)なお、本件については、WHOの各国の発生状況の報告において、日本国内の発生件数とは別個(その他)の件数として取り扱われています。
また、3月15日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客のうち、船内で14日間の健康観察期間が終了し2月19日から23日にかけて順次下船した計1,011人の方への健康フォローアップが終了しました。
【5月6日18時時点の状況について】
※5 那覇港出港時点の人数。うち日本国籍の者1,341人
※6 船会社の医療スタッフとして途中乗船し、PCR陽性となった1名は含めず、チャーター便で帰国した40名を含む。国内事例同様入院後に有症状となった者は無症状病原体保有者数から除いている。
※7 退院等している者651名のうち有症状356名、無症状295名。チャーター便で帰国した者を除く。
※8 33名が重症から軽~中等症へ改善(うち29 名は退院)
※9 この他にチャーター便で帰国後、3月1日に死亡したとオーストラリア政府が発表した1名がいる。
3.国民の皆様へのメッセージ
今後とも中国等の発生状況を注視し、各関係機関と密に連携しながら、迅速で正確な情報提供に努めてまいります。国民の皆様におかれましては、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
厚生労働省のこれまでの対応については、別添2をご参照ください。
◆ゴールデンウィークは外出を控えましょう
〇大型連休に伴い、新型コロナウイルス感染症の全国的・急速なまん延の恐れがあります。
〇不要不急の外出を控え、人との接触を8割減らしましょう。 ◆国民の皆様へのメッセージ 〇集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。 換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。 ※以下啓発資料について、配布や媒体掲載など、使用可能です。掲載の場合は『出典:首相官邸HPより』を記載してください。 会社・学校や人の集まる場所での掲示、周知など、用途に限らずご自由にダウンロード・印刷してお使いください。(加工・改変等はおやめください) |