令和2年4月28日

大臣官房国際課
国際保健・協力室長 田口 一穂
課長補佐 大久保 貴之
課長補佐 古賀 大輔
(代表電話 03-5253-1111)
(内線 7301、7302)

報道関係者各位

新型コロナウイルスに対するワクチン開発を進めます(第6報)

 厚生労働省が創設に関わり、 2017 年より拠出を行っている CEPI (感染症流行対策イノベーション連合 、本部:ノルウェー )は、 4 月 27 日、新型コロナウイルスに対するワクチン COVID-19 ワクチン)の 開発を促進し、 候補ワクチンを迅速に臨床試験に導くことを目的とし、 新たに以下の者とのパートナーシップ締結を発表いたしました。 本年 2 月に CEPI が実施した公募(既報)を経て採択されたものです。
  • Clover Biopharmaceuticals Australia 社(オーストラリア)
参考
※CEPI (感染症流行対策イノベーション連合)について
 CEPI Coalition for Epidemic Preparedness Innovations )は、世界連携でワクチン開発を促進するため、 2017 年 1 月ダボス会議において発足した官民連携パートナーシップ。日本、ノルウェー、ドイツ、英国、オーストラリア、カナダ、ベルギーに加え、 ビル&メリンダ・ ゲイツ財団、ウェルカム ・ トラストが拠出し、平時には需要の 少ない、エボラ出血熱のような世界規模の流行を生じる恐れのある感染症に対するワクチンの開発を促進し、流行が生じる可能性が高い低中所得国においてもアクセスが可能となる価格でのワクチン供給を目的としている。
 新型コロナウイルスに対するワクチン COVID 19 ワクチン)の開発においては、これまで 以下の 8 者とのパートナーシップ締結を行っている。
  • Inovio 社(米国)
  • クイーンズランド大学(オーストラリア)
  • Moderna 社(米国)、米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)
  • CureVac社(ドイツ)
  • Novavax社(米国)
  • オックスフォード大学(英国)
  • 香港大学(中国)
  • パスツール研究所(フランス)、テーミス社(オーストリア)、ピッツバーグ大学(米国)


※CEPICEPIのプレスリリース(英語)

※厚生労働省プレスリリース