【照会先】
健康局 結核感染症課係長 山田 大悟
(代表電話) 03(5253)1111
報道関係者各位
新型コロナウイルスに関連した患者(14、15例目)及び無症状病原体保有者(*)の発生について
(*)無症状病原体保有者とは、症状はないが、PCR検査が陽性だったもの
昨日(1月31日)、武漢市からのチャーター便(第3便)により帰国した邦人について、本日15時、国立感染症研究所において新型コロナウイルスに係る検査を実施したところ、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の2症例の報告がありました。2例のうち1例(14例目の患者)は国立国際医療研究センター(NCGM)における精査で症状が認められた15人のうちの1人です。もう1例は無症状病原体保有者です。
また1月29日、武漢市からのチャーター便(第1便)により帰国して医療機関に入院した邦人12人のうち新型コロナウイルスに係る検査で陰性と報告のあった1人について、ウイルス性肺炎である可能性が高いと医療機関が判断し、本日15時、国立感染症研究所において新型コロナウイルスに係る追加検査を実施したところ、陽性との報告がありました(15例目の患者)。
これらの方は武漢市からのチャーター便により帰国された邦人でPCR検査の結果、新型コロナウイルスが検出されました。本件について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を確実に行ってまいります。
概要
患者14例目
(1)年代:40代
(2)性別:男性
(3)居住地:調査中
(4)症状、経過:
1月31日 第3便で帰国。国立国際医療研究センターにおける診察時に咳と38℃台の発熱を認めたため検査を行ったところ、陽性。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
患者15例目
(1)年代:40代
(2)性別:男性
(3)居住地:中華人民共和国
(4)症状、経過:
1月26日より咳が出現。1月29日の帰国時に37℃台の発熱と咳を認め、入院となった。1回目の検査は陰性。その後、喀痰を用いて追加検査を行ったところ、陽性との結果を得た。
症状は改善傾向であり、2月1日現在、咳は少々残るものの、解熱している。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
無症状病原体保有者5例目
(1)年代:30代
(2)性別:男性
(3)居住地:調査中
(4)症状、経過:
1月31日 第3便で帰国。症状はなく、念のため検査で陽性。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
(その他)
今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、国民の皆様への正確な情報提供に御協力をお願いします。なお、現場での取材は、患者の方のプライバシー保護といった観点からも、お控えください。
参考1 コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。
参考2 国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html
また1月29日、武漢市からのチャーター便(第1便)により帰国して医療機関に入院した邦人12人のうち新型コロナウイルスに係る検査で陰性と報告のあった1人について、ウイルス性肺炎である可能性が高いと医療機関が判断し、本日15時、国立感染症研究所において新型コロナウイルスに係る追加検査を実施したところ、陽性との報告がありました(15例目の患者)。
これらの方は武漢市からのチャーター便により帰国された邦人でPCR検査の結果、新型コロナウイルスが検出されました。本件について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を確実に行ってまいります。
概要
患者14例目
(1)年代:40代
(2)性別:男性
(3)居住地:調査中
(4)症状、経過:
1月31日 第3便で帰国。国立国際医療研究センターにおける診察時に咳と38℃台の発熱を認めたため検査を行ったところ、陽性。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
患者15例目
(1)年代:40代
(2)性別:男性
(3)居住地:中華人民共和国
(4)症状、経過:
1月26日より咳が出現。1月29日の帰国時に37℃台の発熱と咳を認め、入院となった。1回目の検査は陰性。その後、喀痰を用いて追加検査を行ったところ、陽性との結果を得た。
症状は改善傾向であり、2月1日現在、咳は少々残るものの、解熱している。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
無症状病原体保有者5例目
(1)年代:30代
(2)性別:男性
(3)居住地:調査中
(4)症状、経過:
1月31日 第3便で帰国。症状はなく、念のため検査で陽性。
(5)行動歴:
本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。
中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない。
(その他)
今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、国民の皆様への正確な情報提供に御協力をお願いします。なお、現場での取材は、患者の方のプライバシー保護といった観点からも、お控えください。
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参考1 コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。
参考2 国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html