第1回厚生科学審議会がん登録部会全国がん登録情報の利用と提供に関する審査委員会(議事録)

健康局がん・疾病対策課

日時

令和元年8月1日(木) 14:00~16:00

場所

全国都市会館 3階 第2会議室

出席委員(五十音順、敬称略)

大木 いずみ     栃木県立がんセンターがん予防情報相談部長
小俣 智子        武蔵野大学人間科学部社会福祉学科教授
辻󠄀 一郎            東北大学大学院医学系研究科教授
中西 洋一        地方独立行政法人北九州市立病院機構理事長
羽鳥 裕            公益社団法人日本医師会常任理事
松本 陽子     NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長
丸山 英二     神戸大学名誉教授
山中 朋子     青森県中南地域県民局地域健康福祉部長(弘前保健所長)
山本 隆一     一般財団法人医療情報システム開発センター理事長/自治医科大学客員教授

議題

(1)全国がん登録情報の利用と提供に関する審査委員会について
(2)新規申出の全国がん登録情報の提供について
(2-1)審議事項1(申出番号X2019-0001)
(2-2)審議事項2(申出番号X2019-0002)
(2-3)審議事項3(申出番号X2019-0003)
(3)その他

議事

 
【公開部分】
○事務局(笠原) それでは、定刻となりましたので、ただいまより第1回「がん登録部会全国がん登録の利用と提供に関する審査委員会」を開催いたします。
委員の皆様方におかれましては、お忙しい中、お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。
健康局がん・疾病対策課の笠原です。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、本委員会の会議及び会議資料は、知的財産権及び個人情報の保護等の観点から、原則として非公開とされていますが、委員長の許可のもと、議題(1)まで公開となります。追加の資料につきましては、報道陣の退室後に配付させていただきます。
初めに、委員の御紹介をさせていただきます。お手元の資料の一番下にございます参考資料5の委員名簿に沿いましてお名前を読み上げさせていただきます。
栃木県立がんセンターがん予防情報相談部長の大木いずみ委員でございます。
武蔵野大学人間科学部社会福祉学科教授の小俣智子委員でございます。
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学教授の辻󠄀一郎委員でございます。
北九州市立病院機構理事長の中西洋一委員でございます。
公益社団法人日本医師会常任理事の羽鳥裕委員でございます。
NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長の松本陽子委員でございます。
神戸大学名誉教授の丸山英二委員でございます。
それから、まだいらっしゃっておりませんが、青森県中南地域県民局地域健康福祉部長、弘前保健所長でもあられます山中朋子委員でございます。
一般財団法人医療情報システム開発センター理事長、自治医科大学客員教授でもあられます山本隆一委員でございます。
本日は、審査委員会の委員11名に対しまして、現時点では8名の委員の方、それから後ほど山中委員がいらっしゃれば9名の委員の方に御出席いただくことになります。
そのほか、埼玉医科大学総合医療センター教授の名越澄子委員、読売新聞東京本社編集局生活部次長の本田麻由美委員につきましては、欠席の御連絡をいただいております。
それから、本日は参考人として1名の方に御出席いただいています。国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録センター全国がん登録分析室室長の柴田亜希子様です。
また、オブザーバーとして国立がん研究センターから4名の方の参加が事前に委員長より認められております。
続きまして、事務局を紹介させていただきます。がん・疾病対策課長の江浪でございます。
○がん・疾病対策課長 よろしくお願いします。
○事務局(笠原) がん・疾病対策課がん対策推進官の丸山でございます。
○がん対策推進官 よろしくお願いします。
○事務局(笠原) 同じく課長補佐の片岡でございます。
○事務局(片岡) よろしくお願いします。
○事務局(笠原) 同じく主査の寺村でございます。
○事務局(寺村) よろしくお願いします。
○事務局(笠原) それでは、初めにがん・疾病対策課長、江浪から御挨拶をさせていただきます。
○がん・疾病対策課長 厚生労働省がん・疾病対策課長の江浪でございます。
本日は、大変御多忙の中、またお暑い中、第1回がん登録部会全国がん登録情報の利用と提供に関する審査委員会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
さて、平成25年12月にがん患者経験者の方々を初めとする関係者の皆様の長年の悲願でありましたがん登録等の推進に関する法律が成立し、平成28年1月から施行されておりまして、厚生労働省としてもがん登録事業を着実に進めているところでございます。
がん登録の仕組みの中でも重要な課題がこの全国がん登録情報の顕名での利用と提供ということでございますが、がんの罹患情報という非常にセンシティブな情報を扱うということから、こうしたがん登録情報の利用と提供に当たりましては、がん登録推進法の中で有識者の先生方の意見を聞くよう定められておるということでございます。このため、平成30年1月18日の厚生科学審議会がん登録部会におきましてこの委員会を設置することが承認されまして、有識者の皆様方に委員となっていただきまして、本日第1回を開催するということでございます。
本日は、事務局から審査を行う上での論点などを御説明させていただきながら、議論のほうを進めていきたいと思っておりますけれども、御遠慮なく御質問、御意見をいただきまして、活発な御議論をいただければと思っております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
○事務局(笠原) 江浪は公務のため、これにて退席させていただきます。
○がん・疾病対策課長 どうぞよろしくお願いします。
○事務局(笠原) 続きまして、資料の確認へと移りますので、以上をもちまして撮影の終了をお願いいたします。
それでは、資料の確認をさせていただきます。お手元の資料を御用意ください。まず11枚紙で座席表、議事次第、右肩のところに資料1-1とございます1枚紙。資料1-2。そして横の表になっております1-3がございます。同じく1枚紙で資料2-1、2-2と続きます。続きまして、参考資料1から4が関係法令でございます。一番最後、参考資料5とございますのが委員会名簿です。そのほか、机上の参考資料1から18として別のファイルにまとめてとじておりますものを用意してございます。
資料の過不足等がございましたら、事務局までお申し出ください。
次に、委員長の選任に関してでございますが、がん登録部会運営細則第3条で、委員長は、委員会委員の中からがん登録部会部会長が指名することとなっておりまして、辻󠄀部会長みずからが務められることになりました。
それでは、辻󠄀委員長、恐縮でございますが、一言御挨拶をお願いいたします。
○辻󠄀委員長 委員長を務めさせていただくことになりました辻󠄀でございます。どうぞよろしくお願いします。
厚生科学審議会がん登録部会について振り返ってみますと、第1回が平成26年7月30日ということで、5年ちょっとたちますけれども、委員の先生方とも5年のつき合いをさせていただいておりますが、この間、がん登録制度の立ち上げに向けて、先生方から貴重な御意見をいただきましたこと、改めて御礼申し上げたいと思います。
本日がん登録情報の審査始まるわけでありまして、いよいよ新しいステージに入るのかなということで、私も感無量でございます。きょうはその第1回目ということで、きょうの審査の進め方が今後のモデルになると思いますので、委員の皆様方におかれましては活発な御議論をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局(笠原) ありがとうございます。
それでは、以後の議事進行を辻󠄀委員長、よろしくお願いいたします。
○辻󠄀委員長 本日は第1回の審査委員会でございますので、1つ目の議題である全国がん登録情報の利用と提供に関する審査委員会設置についてまず議論いたします。
では、最初に事務局から資料の説明をお願いします。
○事務局(笠原) それでは、お手元に資料1-1、1-2、1-3を御用意ください。資料1-1につきましては、全国がん登録情報の利用と提供に関する本審査委員会の設置につきまして、平成30年1月18日にがん登録部会で決定されたときの設立の趣旨等をお示しした資料でございます。
資料1-2は本審査委員会の運営細則(案)でございまして、特に第四条、委員の留意事項のところでは「委員会委員は、自ら又は自らが所属する機関に関する審議等に参加することはできない」ということで、利益相反に関する取り決めをお示ししております。第五条では「委員会の会議及び会議資料は、原則として非公開とする」ということで、この委員会の運営についてお示ししておるものでございます。
続きまして、資料1-3、横向きの白地に青の箱がある資料でございますけれども、こちらが全国がん登録情報の利用と提供の審査について、関係法令等で定められました手続の流れをお示ししたものでございます。まず、左上のところから始まりますけれども、研究者等から提供の申し出がございましたら、次に厚生労働大臣が厚生科学審議会に対して諮問を行います。そして厚生科学審議会ががん登録部会に対して、この議論について付議をいたしまして、この審査委員会で具体的な審議を行っていただくという流れになります。この審査委員会での御審議の結果をがん登録部会のほうに報告いたしまして、そちらで改めて御審議いただいたものを、その結果として厚生科学審議会に報告、お願いいたします。そしてその結果を厚生労働大臣に答申いただきまして、提供してよしということになりましたらば、厚生労働大臣から研究者等にがん登録情報が提供される。こういった流れになってございます。
事務局からの説明は以上です。
○辻󠄀委員長 ただいま資料1-1、1-2、1-3に基づいて御説明をいただきました。
資料1-2「全国がん登録情報の利用と提供に関する審査委員会運営規則(案)」につきまして、委員の皆様方から御意見とかございますでしょうか。委員会の組織でありますから留意事項、非公開、そういったことが書いてありますけれども、これで問題がありませんでしたら、御了承いただいたということでよろしいでしょうか。
(「はい」と声あり)
○辻󠄀委員長 ありがとうございます。
それでは、これで資料1-2の細則案は承認されたということになります。
公開部分はこれまでといたしますので、報道の方は御退室をお願いいたします。御協力をお願いします。
(報道関係者退室)

【以下、非公開部分につき、議事要旨の掲載】
令和元年5月31日までに申出のあった全国がん登録情報の提供依頼申出3件について審議を行った。

照会先

健康局がん・疾病対策課

代表03-5253-1111(内線3826)