相談支援の質の向上に向けた検討会ワーキンググループ(第2回) 議事概要

社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域生活支援推進室

日時

令和元年7月4日(木) 13:30 ~ 16:30

場所

経済産業省別館850会議室 (東京都千代田区霞ヶ関1―3―1)
 

出席者

東 美奈子 (株式会社 RETICE DEO)
内布 智之 (一般社団法人日本メンタルヘルスピアサポート専門員研修機構代表理事)
彼谷 哲志(特定非営利活動法人あすなろ相談支援専門員)
熊谷 晋一郎 (東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
玉木 幸則(特定非営利活動法人日本相談支援専門員協会顧問)
堤 愛子(特定非営利活動法人自立生活センター町田ヒューマンネットワーク理事長)
中西 正司 (特定非営利活動法人当事者エンパワメントネットワーク理事長)
西村 真希 (社会福祉法人宮城県社会福祉協議会相談支援専門員)
溝口 哲哉 (特定非営利活動法人おきなわ障がい者相談支援ネットワーク理事長)
吉田 展章( ふじさわ基幹相談支援センターえぽめいく所長)
 

議事概要

【資料1について】

・今後のスケジュール、第1回ワーキンググループで確認した教材例の記載方法等について説明・確認。
・現段階で各構成員が執筆した内容について、以下のように取り扱うこととした。
(1) 標準カリキュラム(座長案)に記載がある項目は、当該科目において取り扱い、他の科目で触れる場合はその箇所を参照する。
(2)標準カリキュラム(座長案)に記載がない項目は、「既習であることが望ましい項目」「発展的学習項目」であることを明示する。ただし、過度の分量等とならないよう留意する。
 
【資料2について】

・第1回ワーキンググループにおいて、総論である「相談支援(障害児者支援)の目的」と「相談支援の基本的視点(障害児者支援の基本的視点)」を優先的に作業することとしたため、現時点の総論部分の作業内容について執筆担当者から説明し議論を行った。
・「相談支援(障害児者支援)の目的」の項目については、複数の委員から記載内容について修正意見があったため、関係者で調整することとした。 
・研修受講者には、介護保険の業務に携わっていた者もいることから、介護と障害の違いを説明するために、国連障害者権利条約についてその歴史的経緯も含めて説明することが効果的という意見があった。
・初任者研修については、受講者のレベルにばらつきがあることから、あまり細かく語句を一つ一つ説明するよりは、エッセンスを伝えた方が消化不良にならないのではないか、事前学習で学ぶ内容、補足的に伝える内容など情報の選別が必要という意見があった。
・エンパワメントは非常に重要な理念だが、理論の理解だけで終わらないように、相談支援専門員が実務を行うにあたって、何が求められるかという観点からの記載も伝えれば、より理解が進む。
・「相談支援の基本的視点(障害児者支援の基本的視点)」は理論的な話のみでは理解が難しいので、実例をまず示して、その次に理論的な内容を持ってくる方が効果的ということで構成についての意見があった。
・意思決定支援については、意思形成過程も含めた支援が重要なので、意思決定支援・意思形成支援という表現としてはどうかという意見があった。
【資料3について】

・合理的配慮の実施に関して受講前、受講中のそれぞれの段階における課題を整理し、ガイドラインにおいて示す予定であることを報告。