電子申請に関するアンケート調査結果(平成30年度)

本調査結果は、平成31年1月18日(金)~同年3月29日(金)までを調査期間として、厚生労働省ホームページ上で行ったアンケート調査に寄せられたご意見を取りまとめたものです。

アンケートにご協力頂き、誠にありがとうございました。皆様からお寄せ頂いたご意見は、今後のオンライン利用促進に活用させて頂きます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

結果の概要

  • 電子申請を利用するメリットの回答として、「行政機関へ出向くための移動時間や待ち時間の節約になる」、「24時間365日いつでも申請や届出ができる」が多い。

  • 電子申請を利用しない理由として、「申請や届出の頻度が少なく、書面での申請で何ら不便を感じていないため」、「社内のシステムが書面での申請を前提として構築されているため」、「郵送や行政機関の窓口に提出した方が処理が早いため」が多い。

  • 電子申請に対するご意見・ご要望の主なものは、以下のとおりです。

・一括申請により、楽に電子申請することができる
・マイナンバーを記載する必要のある届出は特に安心して申請することができる
・都度、事業主の印鑑を要さず、いつでも処理することができる
・行政窓口に赴く必要がなく待ち時間がない、交通費や郵送料など通信費の削減につながる、行政機関閉庁時でも申請が可能、記載漏れなどシステムでおおまかな要件確認を行ってくれる
 
・承認までの時間がかかりすぎる
・操作方法や添付書類の提出方法等がわかりにくいまたは使いにくい
・申請の取り下げや不備の確認ができるようにしてほしい
・副本に変わる確認方法がないので、社内での継続性に問題がある

これまでの改善の取組

厚生労働省では、これまでに皆様からいただいたご意見等をもとに以下の取組等を行っています。
今後も皆様から寄せられたご意見をオンライン利用促進に活用させて頂きます。

 
  • 「審査・返戻が遅い、オンライン申請によるインセンティブの付与」等のご意見があることから、労働保険関係手続のうち件数が多い年度更新申告書の受付期間における電子申請に係る処理を行う「電子申請処理集中専門員」の都道府県労働局への配置、雇用保険関係手続に係る電子申請処理を集中的に実施できる雇用保険電子申請事務センターの設置、社会保険関係手続に係る公文書遅延解消のための支援体制の確立等に取り組んでいます。
 
  • 「操作方法や添付書類の提出方法等がわかりにくい」等のご意見があることから、労働保険・雇用保険については、既に設置しているコールセンターにおいて、電子申請に係る質問にこれまで以上に適切な対応を行えるよう、コールセンター職員向けのQ&Aを改訂による対応の充実、社会保険等の電子申請手続について、制度に関する部分も含め相談できるようコールセンターの充実の一環として、厚生年金保険については、平成30年1月より、事業主からの照会対応を行う専用ダイヤルを設置し、平成30年9月以降は、利用方法や処理状況を含めた電子申請等全般に関する問い合わせにも対応するなど、1か所のコールセンターで総合的に対応しています。