2019年度第1回化学物質のリスク評価に係る企画検討会議事録

厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課化学物質評価室

日時

令和元年5月20日(月)13:30~13:56

場所

中央合同庁舎第5号館11階 共用第8会議室

議題

  1. 中期発がん性試験の候補物質の選定について
  2. その他
    1. 2019年度化学物質のリスク評価に関するリスクコミュニケーションの進め方について

議事

 
○阿部中央労働衛生専門官 本日は大変お忙しい中、御参集いただきまして、誠にありがとうございます。定刻になりましたので、2019年度第1回化学物質のリスク評価に係る企画検討会、開催いたします。
委員の方々、本日、堀口先生が御欠席ということで御連絡いただいております。
私、厚生労働省化学物質対策課、4月1日付で着任いたしました、本件事務局を担当させていただきます阿部と申します。課長の塚本と、室長の川名は引き続きということになります。よろしくお願いいたします。
そうしましたら、早速ではございますが、座長の大前先生に、以下、議事進行をお願いしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○大前座長 それでは、まず最初に事務局から資料の確認をお願いいたします。
○阿部中央労働衛生専門官 お手元、タブレットのほうになりますけれども、資料をお配りしております。傍聴者の方々にはWebで御覧いただけるようになっておりますので、資料を御覧いただければと思います。主な資料としましては、資料1-1「スクリーニングとして行う中期発がん性試験の対象物質の選定方法等について(案)」というのが一つ。資料1-2「中期発がん性試験の候補物質」、それから資料2「2019年度のリスクコミュニケーションの進め方(案)」ということで御用意してございます。
参考としては、それぞれリスク評価検討会の開催要項ですとか、そういったものをおつけしている状況です。お手元に参考1から5まで、資料1-1、1-2、資料2になりますけれども、大丈夫でしょうか。御覧いただけていますでしょうか。
こちらで以上になります。
○大前座長 それでは、早速でございますけれども、最初、今日の議題です。中期発がん性試験の候補物質について検討を行うことといたします。事務局から説明を、よろしくお願いいたします。
○阿部中央労働衛生専門官 そうしましたら、資料1-1を、まず御覧いただければと思います。先ほど申し上げましたように、スクリーニングとして行う中期発がん性試験の対象物質の選定方法等について(案)ということで、お示ししてございます。
こちらにつきましては、これまでも中期発がん性試験の対象物質選定等をさせていただくときにセットさせていただいていた文書になります。こちらを、幾つか手を入れさせていただいているところがございまして、極めて形式的なところでございますが、平成30年度は云々というような言及があったところにつきまして、これを削除させていただきまして、今後、一般に使わせていただけるような紙とさせていただきました。こちらが、まず一つになります。
もう一つの資料1-2につきましては、今、申し上げました資料1-1の選定方法等に基づきまして中期発がん性試験の候補物質の案をリストアップしたものになります。機械的にリストアップしたものが、ばあっとページが続いておりまして、最後のページに、その候補物質のうち製造等の量が1,000トン以上のものをフィルタリングして、上から製造量をソートしたものを御参考におつけしました。
具体的な物質の選定につきましては、資料1-1の選定方法の1に記述しておりますとおり、企画検討会で選定した候補物質の中から、後の発がん性評価ワーキンググループで決定するという形を想定しております。
かかる方針で取り進めることにつきまして、可否を御検討いただければと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○大前座長 ありがとうございました。この案は、今までと変わったところはないということですね。資料1-1に関しましては。
○阿部中央労働衛生専門官 内容的には従前のものを踏襲させていただいております。
○大前座長 内容的には変わっていないということですね。
いかがでしょうか。特に、2番のところの1から4のいずれかに該当する物質をということで四つ書いてございますけれども、今まで何物質か既に終わっておりますが、陽性になる物質があまりないということがございまして、何か、これ、1から4以外に何らかのつけ加える項目があるか、ないかということについて、もし、御意見をいただければと思いますけれども。恐らく、この案自体は、以前、十分議論されてつくられているものだと思いますが、それに何かプラスしてあればと思いますが。
特に、この資料1-1に関しまして、御意見ありませんでしょうか。
(なし)
○大前座長 それで、資料1-2に今、候補物質がずっとありまして、一番最後のページ、網かけといいますか、色が少しついているのが、これからやる可能性がある物質ということですよね。何ページ目ですか、これは。4ページ目かな。製造・輸入量の前のページ、この網かけになっているところ。
○阿部中央労働衛生専門官 網掛け部分の説明については、一番右のところに法規制、中期発がん性試験の実施状況等という欄がございます。こちらに、例えば1ページ目ですけれども、ナンバー7と8の間にございますものでいきますと、「H28中期発がん性試験実施済(陰性)」と書かれてございます。このような形で、これまで「実施済(陰性)」等のものにつきましては、この欄にグレーアウトした形で記述しているところでございます。
○大前座長 それで、今年度は別の委員会のほうで決められるということですね。
○阿部中央労働衛生専門官 そうですね。こちら、最後に御参考としてお示ししましたフィルタリングかつソートしたページを参考に見ていただきつつ、優先順位をつけて、上から六つ。
○大前座長 どうぞ。
○漆原委員 今のページの一つ前に何か色が変わっているページがありまして、そこが妙に目についてしまったのですが。例えば、番号でいえば203番の三フッ化窒素についてですけれども、選定理由に、事前に試験用のガスが適切に発生できるかどうかが実験しなければならないので、平成24年度のときは対象物質には含めなかったとなっているのですが、こういった案件というのは、その後どうなったのでしょうか。三フッ化窒素ですと、御存知のとおり、半導体産業でドライクリーニングとして使われております。ただし、事業所では、GWP値も高い物質なので厳格な管理はされていると思います。仮に有害性があったとしても、こうした理由で当面除外になっていたものの扱いというのは、その後、どうなるのでしょうか。
○大前座長 事務局、いかがでしょうか。
○阿部中央労働衛生専門官 申し訳ございませんが、ご回答できるものを持ち合わせておりませんので、追って確認させていただき、後ほど、その結果をお伝えするようにさせていただくようにいたします。
○大前座長 三フッ化窒素は、まだ結構、使っているんですよね。
○阿部中央労働衛生専門官 製造等の量を見ますとそうですね。
○大前座長 そのほか。今の件は少しペンディングさせていただきまして、そのほか、よろしゅうございますか。
特に御意見がなければ、具体的な試験物質につきましてはワーキンググループで検討ということになりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、2番目の議題、その他になりますけれども、本年度の化学物質のリスク評価に関するリスクコミュニケーションの進め方につきまして、事務局が試案を取りまとめておりますので、事務局のほうから説明をお願いいたします。
○阿部中央労働衛生専門官 そうしましたら、資料2「2019年度のリスクコミュニケーションの進め方(案)」というところを御覧いただければと思います。
リスクコミュニケーション、リスコミというふうに言わせていただいておりますけれども、広く一般にコミュニケーションをとりながら、我々のリスク評価の取組について御理解をいただく、まさに理解の促進といったところを中心にやらせていただいているものだと思っておりますけれども、こういったところにつきまして、リスクコミュニケーションの進め方という形で、毎年度初めに、こういった方針で進めさせていただく形でよろしいかというところをお伺いしているものでございます。
実際の事業につきましては、本年度委託事業をテクノヒル社が受注しておりまして、こちらの委託事業の中で会場の確保、日程調整等、進めていく形になりますけれども、その大方針を御議論いただくためのものでございます。
毎年度、おおよそこのような形でというような紙をお示ししておりまして、資料の中でいきますと2、意見交換会というところ以降がおおよその意見の内容になります。また、2018年度の開催状況として、ここにもちょこちょこと記載させていただいて、参考資料のほうに参考5としてリスクコミュニケーションの開催状況というのをおつけしておりますので、必要に応じて、こちらを御参照いただければと思いますが、2018年度は3回開催させていただきました。一般募集型の国のリスク評価全般や個人サンプラーを用いた作業環境測定、ラベル・SDS・リスクアセスメントの説明を目的とするということで開催させていただいておりまして、当日、参加者の方々から募集した質問・意見に答える形でパネルディスカッションを実施、意見交換を実施したというところでございます。
当日、アンケートを実施させていただいておりまして、そのアンケートの中身について下のほうにちょこちょこ書かせていただいております。アンケートの回答の主な部分は個々のマターに関する質問が多く、特にリスク評価の進め方に関する質問、用語の定義・意味に関する質問、その他測定手法等、技術的質問が主であったということで、実際には、リスコミの進め方そのものに関する意見は全体の数としては比較的多くなかったんですけれども、そこだけ抜粋してきたものが以降の記述になります。
一つ目に、時間配分としましては、テーマごとの時間が短いと。開催実績のところに昨年度取り上げた三つのテーマを記載してございますけれども、この三つのテーマを昨年度は一つの会合の中で全てやらせていただいております。これに対し、テーマ三つは多過ぎたのではないか、テーマを少なくして内容をもっと深くしてほしいというような御意見をいただきました。
また、進行の仕方につきましては、先ほど御説明させていただきましたように、質問を募集しまして、それに御回答させていただくというような形で進めておりますけれども、ともすれば、質問者と回答者の1対1のやりとりだけで終わってしまっていると。例えば会場から意見を聞くとか、そういったことがあってもいいのではないか、意見交換というよりはQ&Aになってしまっている、直接討論したいと、そういったような御意見をいただいております。
その他、他の媒体での情報提供というところにつきましては、リスコミそのものはよいのだけれども、これだけだと、ちょっとなかなか理解を深めるのは難しいと。資料の事前掲載ですとか、後ほど、Q&Aとか、こういったものにつきましては、まとめて掲載されてはどうかと、こういった御意見をいただいているところでございます。
以上を踏まえまして、2019年度につきましては以下の点に留意し、効率的かつ効果的な開催に努めることとするというところが(3)以降の記述でございます。
参加者の募集、地方開催については、特に参加者への周知が必要であり、化学物質に関わる者に幅広な情報提供を行うことに留意と。こちらにつきましては、基本的には前同とさせていただいております。
開催地及びテーマの設定につきましても、基本的には前同です。すみません、「平成30年度」になっていますね。ここは後ほど掲載資料を修正、差し替えさせていただきます。
ウ、会合の持ち方というところについては、開催時間につきまして、一部長時間化を希望する御意見がございました。半日では足りないのではないかというような御意見ですね。ただ、じゃあ丸一日やるのかということになりますと、なかなか御参加いただく方々も負担かなと思われますし、難しいかなということがございまして、現在の3時間という大まかな枠組みは維持させていただければなと考えております。
一方で、先ほど申し上げました、1回に三つのテーマは多いのではないかという御指摘につきましては、テーマを最大二つに絞り込むという形で対応させていただく形をとりまして、実施回によって取り上げないテーマが出た部分につきましては、資料の事前掲載、他の回でのやりとり等の共有という形で対応を検討できればというふうに考えております。
意見交換の方式につきましては、当日募集した質問・意見に答えると。パネルディスカッションの実施、こういった方式は、大枠としては維持させていただこうと思っておりますけれども、出席者からの意見・質問の出しやすさ、こういったものをより高めるために、意見・質問提出用のシートをあらかじめWebサイトに掲載しておくと。事前配付ですね。こういった形をとりまして、かつ厚労省側が意見を求めたいポイント、こういったものがございましたら事前に提示しておく、積極的に御意見をいただけるような枠組みを設けてはどうかと考えております。
また、意見交換の時間につきましては、質疑だけに終わるということがないように、随時、他の参加者の方々に何かないですかと発言を慫慂するような形をとってはというふうに考えているところでございます。
規模感につきましては、これまでと同様100名程度の会合を目指して募集をかけていくということを想定しているところでございます。
その他、下のほうの記述につきましては、4のホームページのところを若干、前年度に比べると充実させた形で取組を進めるというようなことを記載しているところでございます。
大まかな御説明につきましては以上になります。
○大前座長 ありがとうございました。
この中の何人かのメンバーは、実際にリスクコミュニケーションに携わって現場を経験しているということがございます。それに対して、Q&Aにしかなっていないんじゃないかとか、あるいはテーマが多過ぎると。テーマが多いというのは、前は2テーマぐらいだったと思うんですけれども、今回は物質数が少なかったということも多分あったと思うんですが、3テーマで、確かに窮屈な感じになっておりましたね。そういうことでいろんな意見が出てきているんですが、ここら辺に関しまして、何か先生方のほうから御意見あるいは御質問があればと思いますけれども、いかがでしょうか。
これは、周知というのは具体的にどうやっているんですか、今は。開催の周知は。
○阿部中央労働衛生専門官 リーフレットの配付ですとか、Web上での案内とかだったと思います。
〇大前座長 Web上でもありますか。
○阿部中央労働衛生専門官 はい。あと、業界紙とかに、たしか広告も出していたと思います。ちょっと確認いたします。
〇大前座長 業界団体なんかにも通知はしているんですか。例えば、日化協のような比較的上部のといいますか、そこから通知が回っていくような形ではやっていない。
○阿部中央労働衛生専門官 たしか、はい。ちょっと、すみません。
〇大前座長 わかりました。はい。
○阿部中央労働衛生専門官 過去の状況について確認の上、協力依頼等を出していなかったようであれば、今年度は通知するように検討します。
○名古屋委員 テーマについてですがの選定、一昨年であれば、多分、平成29年度のリスク評価結果についてと、酸化チタンが話題になるなとわかっていたので酸化チタンを基調講演の演題にしたと思います。今回は、本年度は、例年通りの平成30年度のリスク評価結果と個人サンプラーとリスクアセスメント制度の三つのテーマを見たときに、間違いなく個人サンプラーを用いた作業環境測定が一番の関心事に話が集中するとだと思っていて、三つテーマをつくっているは多すぎると思ったんですよ。個人サンプラーを用いた測定が今後どうなるのかなということに関しては、やっぱり作業環境測定士さん達が一番聞きたいテーマだということで。と思います。ユーザーさんたちが三つのテーマの内、何を目的とするか大体予想がつくのですが、予想以上に個人サンプラーに関心があったため、時間の配分からテーマを三つ入れている部分が、少し問題になったのだと思います。テーマによって、ユーザーさんがどれだけ、どういうものに関心があるかを予測するのは大変難しいことだと思いますが、今後、今年のことを参考に、テーマの関心事の予想を踏まえて、テーマの数を2ないし3にしたら良いと思います。
○阿部中央労働衛生専門官 今回というのは、2018年度、昨年度のことでしょうか。
○名古屋委員 ごめんなさい、18年です。18年度は、三つのテーマを見た瞬間に、もう個人サンプラーだねと思う部分があって、何時もあまりリスコミに参加されない測定士さんたちが多かったと思います。ただ、私が担当した最後の3回目ところでは意外と測定士さんじゃない人が多かったのですが、でも、やっぱり質問は個人サンプラーのところが一番多かったと思うので。テーマを何にするかによるよって、傍聴者の関心度に差が出でて、参加者の数に影響すると思うのですが、それを予測は、なかなか難しいと思いました。
17年度の酸化チタンの場合は、最終的に結論が出なかったので、途中の経過でしか説明できませんでしたのであまり関心はないと持っていたのですけれども、でも、やっぱり関心を方や新しいテーマものであったこと、酸化チタンを取り扱う業界の幅が広いものうだことなどから、聞きに来る人が多くなったのではないかなという気がします。
〇大前座長 はい、どうぞ。
〇宮川委員 今のに関連するのですけれども、今年度、よかったかなと思う点は。個人ばく露という話があるために、いつも上流のメーカー側の方々が非常に多いというか、ほとんどで、ユーザー側の方がごく一部ということで、若干バランスを欠いているのかなと私は思っていたのですけれども、今回は、そういう意味では作業環境測定関係の方々、ユーザー側のために働く技術者の方々が結構来られていたということで、そういう意味ではバランスがとれていたのかなと。
今年度の内容がどうなるかわかりませんけれども、やはりユーザー側の方が聞きに来て、「ああ、リスク評価って、こういうふうにしてやるのかな」ということをわかっていただくということが重要かなという気がいたします。
〇大前座長 ありがとうございます。
そのほか、いかがでしょうか。
今、やっているのは、東京が2回と大阪が1回ですよね。
○阿部中央労働衛生専門官 昨年度は、はい。
〇大前座長 昨年度は、そうですよね。ほかの場所でもやったことはあったんでしたっけ、過去に。例えば、福岡とか札幌とか名古屋とか、そういうこともありましたっけ。
○阿部中央労働衛生専門官 平成22年度に福岡での開催例があります。ただし、それ以降は東京、大阪開催のみとなっています。
○名古屋委員 私は、ずっと東京だから、最初から、ずっと東京。
〇宮川委員 私は、ずっと大阪で。
〇大前座長 まあ、回数の問題。今回の出席者が40何人とか50人くらいなので、100を超えちゃうようなことがあると3回では少ないのかなという気もしないでもないですが、去年の段階ですと3回ぐらいで一応ニーズは満たしているのかなというような気がしますけれども。
そのほか、何か先生方のほうから御意見、御要望等々、いかがでしょうか。
確かにQ&Aみたいな形になっているのは事実ですけど、Q&Aとはいいながら、その中で、また多少の意見交換はあるんですが、でも、ああいう形じゃないとちょっとやれないというのも実際ありますよね。だから、あのスタイルを踏襲するのは仕方がないというふうに僕は思うんですけれども。
ただ、堀口先生にお願いして、やりとりを何とか増やしていただくようなことが必要だろうし、それから、そういうような意見もございますので。あれだけたくさんの質問用紙を、あれだけの短い時間でまとめるというのはすごいので、いつも感心しているんですけれども。
○名古屋委員 そう思います。
○阿部中央労働衛生専門官 堀口先生にも、事前に資料はお送りさせていただいておったんですけれども、コメントとしましては、リスクコミュニケーションに関しては、詳細に分析していただき次年度に向けてわかりやすく記載されていると思います、特に意見はありませんというふうにいただいております。実際には多分、いろいろ、今、御指摘いただいたようなところを現場でどうやって反映していくかというのは、受託者のほうとも今後相談しながらにならざるを得ないかなとは思いますが。
〇大前座長 ありがとうございました。
そのほか、何か御意見あるいは御質問、いかがですか。よろしいですか。
(なし)
〇大前座長 そうしましたら、事務局におかれましては、本日に出ました意見等々を踏まえていただきまして、受託者とうまくリスコミを開催していただくということで、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、1番、2番が終わりましたけれども、その他、何か事務局のほうからございますか。
○阿部中央労働衛生専門官 次回以降の開催の目処等を御説明させていただきたいと思います。
まだ、日程調整も多分、テクノヒルのほうから各委員の方々に御連絡、着手したばかりだと思いますので、固まっていないという前提になりますけれども、次回リスク評価に係る企画検討会につきましては、今回、御指摘いただいた点への御説明はさせていただきますけれども、議題として幾つか考えさせていただいているものがございます。
一つは、今ちょうど準備中ですので、なるべく何とかと思っておりますけれども、リスク評価の対象物質、ばく露作業報告とかですね、こういったところのパブコメを毎年度5月の下旬から6月目処でさせていただいておりまして、こちらの候補物質の御意見の状況を御説明させていただいた上で、リスク評価対象物質の選定というところを次回と考えております。
タイミングとしましては、今、申し上げましたように、5月下旬からパブコメ、下旬って、もう下旬ですね、すみません、来週ぐらいまでにはと思っているんですけれども、6月中目処になるかと思いますが、こちらでパブコメの結果を取りまとめさせていただいた上で、企画検討会につきましては7月の中・下旬を目途に調整をさせていただければと考えておるところでございます。
こちらにつきましては、取りまとめの状況等を踏まえまして、あと委員の方々の御予定を鑑みながら、できる範囲で調整させていただければと考えているところでございます。
以上です。
〇大前座長 リスク評価対象物質の選定については、前回はいつごろやったんでしたっけ。
○阿部中央労働衛生専門官 前回ですか。企画検討会が、すみません。
〇大前座長 一応、この検討会が対象物質の選定ということもやるというような、そういうのもありましたよね。
○阿部中央労働衛生専門官 はい。枠組みとしては。
〇大前座長 毎年、やっているんでしたっけ。
○川名化学物質評価室長 毎年やっています。
○阿部中央労働衛生専門官 毎年やっています。
○川名化学物質評価室長 検討会は9月でしたかね。
○阿部中央労働衛生専門官 そうですね。前回、企画検討会としては9月になってございますね。
○川名化学物質評価室長 そうですね。1回目が9月3日に議題、ばく露作業報告対象物質の選定ということでやらせていただいております。
〇大前座長 それまでにパブコメで、できるだけ重要なといいますか、リスク評価しなくてはいけない、それ以外の物質でも重要なものがあれば出していただくと。で、最終的にここで決定するということになるわけですので、よろしくお願いします。
○阿部中央労働衛生専門官 ご参考に、昨年度は5件、パブコメで御提案をいただいております。資料2ということで、今回の会議資料の、皆様のお手元の資料2ではなく昨年度9月の検討会の際の資料2なんですけれども、シンナーに含有されている化学物質が一つ、二つ目がミネラルスピリット、ミネラルターペン、ミネラルシンナー、ケロシンなど石油由来の工業用有機溶剤、三つ目、1,4-ジクロロ-2-ブテン、1-ブロモプロパン、クロロピクリン、五塩化リン、あれ、5件じゃない。すみません。今の、一つ目の工業用有機溶剤が、これがシンナーと合わせて1件ですね。こちらの5件の御提案をいただいておりました。
今年度も何件来るかやってみないと、というところがございますが、なるべく早い段階で取りまとめさせていただいた上で、次回、諮らせていただければと思っております。
〇大前座長 先生方のほうからも何か提案があれば、ぜひパブコメに乗っかって、していただけるとありがたいと思いますけれども。
そのほか、今の選定のことに関して何かございますか。物質選定に関しまして。
(なし)
〇大前座長 なければ、事務局、そのほかはございますでしょうか。
○阿部中央労働衛生専門官 ございません。
〇大前座長 よろしいですか。
それでは、以上で本日の企画検討会を閉会とさせていただきます。本日は、どうもありがとうございました。