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平成30年9月28日

【照会先】

労働基準局安全衛生部安全課

課長 奥村 伸人

主任中央産業安全専門官 松下 高志

(代表電話) 03(5253)1111(内線5558)

(直通電話) 03(3595)3225

 

報道関係者 各位

 

労働安全衛生マネジメントシステムに関するJISを制定しました

~企業での自主的な安全衛生管理を推進します~

 

 厚生労働省は、国際標準化機構が本年3月に労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格(ISO 45001及びISO/IEC TS 17021-10)を発行したことを踏まえ、労働安全衛生マネジメントシステムに関する日本工業規格(JIS Q 45001、JIS Q 45100、JIS Q 17021-10及びJIS Q 17021-100)を制定しましたので、公表します。
 

 

 労働安全衛生マネジメントシステムとは、企業での自主的な安全衛生管理のための取組※1を体系的かつ継続的に実施するための仕組み※2であり、生産管理などの事業実施に関する管理と一体となって運用されるものです。
 

 厚生労働省では、労働災害の減少を図るため、労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(平成11年労働省告示第53号)を公表し、企業での自主的な安全衛生管理の推進を図ってきており、今後とも、当該指針及び新たな日本工業規格の普及に努め、企業での自主的な安全衛生管理のための取組を推進していきます。
 

 なお、新たな日本工業規格のうち、JIS Q 45001及びJIS Q 45100については、中央労働災害防止協会と一般財団法人日本規格協会から、この規格を用いて労働安全衛生マネジメントシステムを導入する際の参考となる解説書の発行を予定しています。
 


※1 企業での安全衛生管理のための取組
  (1)事業者(経営トップ)による安全衛生に関する方針の表明
  (2)危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置
  (3)安全衛生に関する目標の設定
  (4)安全衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善

※2 労働安全衛生マネジメントシステムの詳細については、別紙を参照してください。
 

   


制定した日本工業規格(JIS)の概要
 

番号 JIS Q 45001
名称 労働安全衛生マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引
概要 ISO 45001を基にその技術的内容及び構成を変更することなく作成したもの
 
番号 JIS Q 45100
名称 労働安全衛生マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引-安全衛生活動などに対する追加要求事項
概要 日本の国内法令との整合性を図るとともに、多くの日本企業がこれまで取り組んできた具体的な安全衛生活動、日本における安全衛生管理体制を盛り込み、JIS Q 45001と一体で運用することによって、労働災害防止及び健康確保のために実効ある労働安全衛生マネジメントシステムを構築することを目的としたもの
 
番号 JIS Q 17021-10
名称 適合性評価-マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項-第10部:労働安全衛生マネジメントシステムの審査及び認証に関する力量要求事項
概要 ISO/IEC TS 17021-10を基にその技術的内容及び構成を変更することなく作成したもの
 
番号 JIS Q 17021-100
名称 適合性評価-マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項-第100部:労働安全衛生マネジメントシステムの審査及び認証に関する追加の力量要求事項
概要 JIS Q 17021-10の要求事項に加え、JIS Q 45100の審査及び認証を行う要員に求められる力量要求事項を明確化することを目的としたもの

 
(備考)内容は、日本工業標準調査会ホームページ(http://www.jisc.go.jp)において閲覧できます。また、厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課においても閲覧できます。

 

 

 

 

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