田村大臣閣議後記者会見概要

H25.2.19(火) 8:41 ~ 8:47 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
まず冒頭に、この間のSFTSの問題で、情報開示をもう少ししてもらいたいという御意見を頂きましたが、担当部局に確認したのですが、正直なところ、御遺族の皆様方とですね、御相談をさせていただいて、どこまでの情報提供にするかということを決めているということでして、私も細かくまでは見ていませんが、確かにあれ以上情報提供しますと、かなりの数まで絞られてくると、そうなってきたときに、やはり御遺族にしてみれば、名前が分かってしまうのが御心配であるというようなそういうようなお話の中で、そこで、情報の開示を止めさせていただいたということでして、御理解をいただきたいと思います。 以上です。

質疑

記者:
大阪で、本来ですと住民票上は6歳であるはずのお子さんがいなくて、児童手当を詐取していたのではないかと詐欺の容疑で逮捕されたのですが、御両親がですね。こういう事案について、大臣の受け止めと、何か対応策等、もしも御検討することがあればお願いします。
大臣:
住民基本台帳を基に、毎年6月に現況等々を確認しているということでありますが、本当言うと、例えば乳児検診でありますとか、それから、こんにちは赤ちゃん事業ですかね、こういうものである程度確認ができるのだろうと思います。確認してみますと、乳児検診等々で来られなかったということでですね、8回程訪問しているという話もあるのですが、そのときには、お子さんを確認できなかった。お父様の方も色々なお話の中で、そのまま戻ってきてという話でして、実際問題、確認に至らなかったと。これに関しましては、やはりこういうような機会がありますので、そういう機会を通じてですね、しっかりと確認をしていただくということが大事だろうなというふうには思います。大変心配な話で、御本人のお子さんがおられないというようなことを、御両親がおっしゃっておられるみたいですけれど、本当に心配なことでして、こういうことがないように、各自治体、御確認いただくなり、我々厚生労働省も、関与する部分に関しましてはしっかり対応していきたいと思います。
記者:
年金の場合ですね、亡くなられていたのに、御家族が年金を詐取していた。それについては、現況について、すごく厳格に以前よりはしたのですが、この児童手当の場合は、例えばお子さんが本当にいるのか、現認する等のそういうことは特に今のところは検討されていないということでしょうか。
大臣:
全てのお子さんに対応するという、方法論としてどういう方法があるのか。高齢者の場合は御本人の確認ができますが、お子さんの場合は御本人に確認できない等々のこともありますので、とは言いながら、こういう問題が出てきたということは、大変憂うる話でありますので、何か方法ないか、ちょっと検討はしてみたいと思います。いずれにしても、乳幼児健診とかは本来は義務ですから、対応してもらわなければいけないので、そこでしっかりとチェックしていくというのが、一つではあると思いますが。
記者:
月齢30か月以下のアメリカ産牛肉が、先週大手スーパーでも販売することになりましたけれども、その受け止めをお願いいたします。
大臣:
食品安全委員会等々でも御意見を頂いて、こういう形になっていると、世界的な標準がそうなっておりますので、そういう意味では安全は確認できたものをということで、こういうような対応を厚生労働省はしたわけでありまして、感想といいますか、そういうものが流通をしておるということで、国民の皆様方にも御理解をいただきたいというふうに思います。
記者:
SFTSの公表の件ですが、3例とも特殊な状況であって、今後感染症と同様に公表の必要が出てくる場合に、今回のケースを必ずしも前例としないといいますか、という理解でよろしいでしょうか。
大臣:
やはり、新しい感染症ということで、御遺族も非常にナーバスになられておられるところがあると思うのですね。ですから、御遺族が特定されることに対して非常に御心配をいただいている限りは、情報の開示は御遺族と相談をさせていただくという話になると思います。御遺族が公表されるというのは、別の話でありますけれど、そこは、御遺族の気持ちを大切に対応していかなければならないなと思っております。
記者:
特に感染症で、過去にはいろんな差別の歴史もありましたけれども、新しい感染症だからといって、特にそれで何か不利益になるのかというと、そういうことはないと思うのですけど、そこはいかがでしょうか。
大臣:
新しい、日本で初めて確認された感染症でございますから、そこは他の感染症と同じということではないのだと思います。当分の間はそういう対応になっていくと思います。
記者:
21日に補正予算案の採決に向けて、まだせめぎ合いというか、21日に採決するかどうかとまだやっていますが、国対で言ってらっしゃったわけですけれども、やはり早期採決を求めるのか、あるいは野党の理解を求めてとかどういう感じなのでしょうか。
大臣:
我々は予算を提出をさせていただいております政府でございますので、御理解をいただいて、通していただくと、できるだけ早くというのが、我々としての願いでございますので、お願いという意味で野党・与党含めてでありますけれども、国会に対してはそういう対応をさせていただきたいと思っております。お願いをさせていただくということです。

(了)