三井大臣閣議後記者会見概要

H24.11.02(金) 9:01 ~ 9:05 衆議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
会場が違うので改めてよろしくお願いします。今日の閣議については、こちらからお話しすることはございません。 私からは冒頭1点ございます。厚生労働大臣を拝命しましてからちょうど1か月が経ちました。非常に幅広く、また、国民生活に深く関わる分野であると改めて実感しています。それぞれの分野で職員が一生懸命本当に取り組んでいただいていると思っておりますし、制度の見直しが必要となっているなど、多くの課題が多々あります。就任後、3か所の視察を行いましたけれども、山中教授からもお話を聞く機会もありました。引き続き私自身も現場に精力的に出向いてお話を聞きたいと思っています。様々な方法で実態を把握していくことを今後も行っていきたいと思っております。 また、臨時国会が始まりましたが、年金を始めとする継続法案の早期成立に向けて全力で取り組んでまいります。 今後とも、政務三役と事務方が力を合わせて、役割分担をしながら様々な課題に取り組んでいきたいと考えていますので、引き続き御理解と御協力をお願いいたします。 私からは以上でございます。

質疑

記者:
1点目なのですが、日本脳炎ワクチンに関して、今週、専門家の委員会の方で死亡例とのワクチンとの因果関係に関しては、不明だとか、極めて薄いとしながらも、ワクチンに関しては直ちに中止することではないとなりましたが、この結論に関して、大臣はどのような考えを持っていますでしょうか。
大臣:
今お話ありましたように、日本脳炎のワクチンについては、この副反応のリスクが高まったとは言えないということであり、現在でも日本脳炎は大半の脅威であることを踏まえまして、直ちに接種を中止する必要はないとの専門家の判断を頂いていますので、これを受けて接種を継続することにしました。
記者:
もう1点なのですが、今日から厚生年金基金の制度に関する専門委員会、廃止に向けた議論が本格化すると思うのですが、この今日の委員会を前にして、改めて、厚生労働省としての考え方、何年で廃止といった、そういったもう少し具体的なものがもし言えるのであれば、お願いします。
大臣:
まだ具体的なものについては、特に母体企業の大半が中小企業でありますから、最近いわゆる代行割れという部分についても、財政問題は大変深刻化していますので、制度改革はスピード感を持って、しっかりと対応していきたいと、そういう必要があると認識しています。現在、厚生労働省としての改革案を作成中ですが、社会保障審議会の年金部会に設置されました専門委員会で議論するということで、成案が得られれば、国会に法案を提出することを目指したいと思います。

(了)