細川大臣閣議後記者会見概要

H23.07.12（火）8:36 ～ 8:42　ぶら下がり

広報室

大臣：

今、閣議、それから閣僚懇終わりましたけども、特に厚生労働省関係で皆さんにご報告をすることはありません。

記者：

国の暫定規制値を超える放射性セシウムが牛肉から検出されて、それが一部流通していたという話があると思うのですが、大臣の受け止めと、それに対する対応があればお願いします。

大臣：

この牛肉がですね、流通段階まで出ていたということが判明しました。どうしてこういうことになったのか、徹底的に調査をして、こういうものが市場に出回らないように、しっかりやっていかなければと思っております。まず、しっかり、福島の方で原因調査をして、それでこういうことがないようにしっかり取り組んでいこうと思っています。

記者：

厚労省として調査をするというわけではなくて、県の報告を待つというスタンスになるのですか。

大臣：

そうですね。牛については農水省の方から報告を受けまして、出荷先が分かりますので、その出荷先の自治体に対して、私どもの方から検査をしていただくような通知をしておりまして、そこを徹底をしていきたいと思います。

記者：

問題の牛肉、一部はまだ一般流通に残っているということなんですけど、消費者の方に何か呼びかけるということはありますか。

大臣：

これはですね 1回牛肉を食したからといって特に問題になるというものではありませんので、過大な反応といいますか、あまり心配はされない方がよろしいかと思います。

記者：

今の関係で言いますと、昨日、大塚副大臣がテレビ番組で、全頭検査を特定の区域を区切って行うことも検討していきたいというお話があったのですが、大臣としてはそこについてはいかがお考えでしょうか。

大臣：

私も、今回の件で国民の皆さまは大変心配されるでしょうし、地域を区切っての全頭的な検査も考えなければならないと思っております。

記者：

別件ですが、ＮＨＫの昨日報道した世論調査で、菅内閣の支持率が発足以降過去最低の15.9％、また、民主党の支持率も７ポイントくらい下がりしまして、自民党との支持率が10ポイント近く差がついたということですが、この低下の原因と、今後の政府としての対応をどのようにすべきかをお聞かせください。

大臣：

マスコミの皆さんの世論調査、これは国民の皆さんがどのように今の政治を見ているかを率直に反映するものだと思っておりますので、これは私たちも深く受け止めなければと思っております。ただ、今は震災の復旧復興に全力で取り組んでいかなければならない内閣だと思っておりますので、そういう世論調査も国民の皆さんが何を望んでいるかという発信でもありますので、受け止めながらしっかり菅内閣で復旧復興に取り組んでいきたいと思います。

記者：

先月からかなり低下しているのですが、どこに原因があるとお考えですか。

大臣：

これは、いろいろ国民の皆さんは、あらゆることを考慮してご判断されますから、特にこの点が原因でこういうことになったんだということは、私の方からは申し上げにくいということです。

記者：

地域を区切った全頭検査を検討しているということですが、これは、検査のお金とか、検査の手法というのは、国がお金を出して国が実施するということを検討するということでしょうか。

大臣：

これは、関係省庁とも相談し、また県とも相談して、特に生産農家の方からもいろいろと要望も強いようでありますから、早急に検討していかなければならないと思います。

記者：

地域を区切ってとは、具体的にどの辺が入っているのでしょうか。

大臣：

私の方からは申し上げにくいのですが、南相馬の方の地域に限定するのか、もっと広い形の地域にするのかを含めて検討していきます。

（了）