細川大臣閣議後記者会見概要

H23.05.27(金) 8:54 ~ 9:02 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議と閣僚懇が終わりましてこちらにまいりました。特に厚生労働省の関係でご報告することはございません。

質疑

記者:
国会を巡る情勢についてお伺いします。昨日、自民党の谷垣総裁が不信任案を必ず出すということを明言されましたが、民主党内でもそれに同調するような動きがあるといわれています。こうした動きを大臣はどのように見てらっしゃるでしょうか。
大臣:
私としては、内閣の一員として厚生労働行政あるいは震災対策、これらのことをしっかりとやっているつもりでありまして、特にそのような不信任を受けるというようなことについては、私自身しっかりやっているということを申し上げるしかないと思います。
記者:
子ども手当について伺います。民主党内での議論も本格化していますが、なかなか意見がまとまらずに与野党協議もなかなかうまくいっていない状況だと思われますが、こうした状況を大臣はどのように見ていらっしゃるかということと、改めて額や所得制限に対する思いをお聞かせいただけますでしょうか。
大臣:
つなぎ法案の可決ということで、9月いっぱいまでは昨年度と同様の子ども手当が支給されているわけですから、10月以降について早く決めていかなければと思っておりますが、三党の政調会長合意で子ども手当については各党が検討をしていくと、こういう合意書があって、その中で党が主体的に検討をしているということです。私どもとしては検討状況あるいは各党間での話合いを注視していくしかないと思っております。厚生労働省として協力ができることは協力をしてまいりますし、私としては早く党の方でも結論を出していただければと思っております。
記者:
額や所得制限について大臣のお考えを改めてお聞かせください。
大臣:
もともと法案も提出をして、そしてつなぎ法案ということで国会に議決をしていただいておりますから、これまで私どもが考えてきた額とか、あるいは理想とか、そういうようなことはできるだけそういう観点で結論を得ていただきたいとは思っています。
記者:
今日の参議院本会議で児童福祉法と民法の改正案が成立する見込みですが、親権の見直しを通じて虐待防止対策を強化する内容ですが、改正への期待と虐待防止に対する今後の取組みについてお聞かせください。
大臣:
児童虐待には本当に私ども心を痛めておりまして、何としてもなくしていかなくてはと思っております。その意味で、今回の法律の改正というのは、もともと親権が親にありますから、その親権者が親にあるということによってなかなか第三者、外部から子どもを助けることの妨げになっているような点もありまして、したがって、親権を一時別のところに移して適切に子どもを保護していくということが今回の改正の大きなところであります。今度の改正によって児童虐待がなくなるように是非運用をしっかりやっていかなくてはと思っております。法律が改正されただけで全てが解決をするというものでもないと思いますが、児童虐待はこれまで通りしっかりと対応していき、そして今度の法改正によってさらに充実をさせていくということで、法改正については期待をしております。
記者:
福島などから東京や埼玉に避難してきている方が東京や埼玉で求職活動を行っているのですが、なかなか仕事を見つけることが困難な状況の人がたくさんいるようですが、避難をしている方への求職支援についてどのように取り組んでいかれるかお聞かせください。
大臣:
被災された方に対する仕事の斡旋については、本当に大事な私どもの仕事でありまして、特に県外に避難されている方に対しては、例えば求人の関係では企業に対しては特に被災者に対しての求人をよろしくというお願いをしまして、これは求人の数も出てきております。それから、求職の方とのマッチングをうまくしなければということで、これはハローワークに指示をいたしまして、その点についての中心的な働きをさせております。例えば埼玉だったら加須市の方にたくさん避難してこられていますが、そこへハローワークが出張をいたしまして、そこで避難者の方のニーズをお聞きしましてマッチングをさせるということもさせていただいております。私どもとしたら被災者の皆さんにできるだけ職についていただくようにしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
記者:
年齢制限などが壁になっているのですが、そういうものについては。
大臣:
昨日も経団連の定時総会がございまして、そこで私も挨拶をさせていただきまして、その場で被災者の皆さんへの求人の方もお願いしてきております。これからもできるだけ被災者の皆さんが就職できるようにいろいろな関係当局にもしっかりとお願いをしてまいりたいと思っております。

(了)