細川大臣閣議後記者会見概要

H23.02.25(金) 07:46 ~ 07:51 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議が終わりましたのでこちらにまいりました。特に閣議の内容で厚生労働省に関する報告はありません。 私の方から昨日予算委員会で審議のあった3号被保険者記録の問題、いわゆる「運用3号」について申し上げたいと思います。いわゆる「運用3号」の措置についきましては、多くの不整合記録が存在するということが判明いたしまして、これを可能な限り正しい記録にするということが重要な課題です。そして、国民の皆さまに大きな負担を強いることがないように、やむを得ないということで講じたことが「運用3号」であり、これを本年1月から実施しております。しかし、昨日予算委員会におきまして、いろいろと議論が出てまいりまして、その議論を踏まえまして裁定に向けた事務処理については留保するということといたしました。今後関係委員会の意見なども伺いながら、総務大臣とも協議をしてまいりたいと考えております。私の方から以上です。

質疑

記者:
「運用3号」ですが、留保というのはいつ頃までになるのでしょうか。
大臣:
留保というのは立ち止まってもう一回考えようということです。総務省で年金業務監視委員会で議論していただいておりますし、その議論の経過、そして、総務大臣の方に年金業務監視委員会から報告もあるとなっておりますので、また、総務大臣ともその相談をしながらということです。その間は手続きを止めておくということです。
記者:
子ども手当法案がいよいよ審議入りしましたが、年度内の成立が難しいといわれておりますが大臣としては。
大臣:
昨日も本会議で質問がありましたので、年度内に成立しなかったらどうなるのかというご質問がございました。年度内に成立しなければ元の児童手当に戻るということです。そうなると所得制限があったり、今年度に支給いたしております中学生は、400万人くらいおられると思いますが支給出来なくなりますので、子ども手当でいろいろ改善すべきところなども改善をしており、私どもとしては是非とも年度内に成立をさせていただきたいと思っております。
記者:
松木政務官の辞任の関係ですが、衆議院の予算審議が大詰めを迎える中での辞任をどう見ているかということと、こういった辞任が広がる可能性を大臣はどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
どういうことで辞任されたか、今日閣議の方では「願いにより辞任したいということがあったので、慰留をしたけれどもそれを認めた」という話がございました。私どもとしては少し残念ではありますが、その点については総理の専権事項でございますから、私からこれについてのコメントは差し控えたいと思います。
記者:
「運用3号」についてですが、今総務省と協議し今後決めていくということですが、今の救済策は少なくとも続けないという理解でよろしいでしょうか。
大臣:
先ほども申し上げましたように、この点については厚生労働省の年金記録回復委員会でも議論していただいて、このような方向で進めようとなったわけです。それについて昨日予算委員会で議論になりましたので、少し立ち止まって考えようということです。このことでこれまでのものを全部を変えるということでなく、ここで立ち止まって総務省でいろいろな意見も聞いて、検討をしたいということです。
記者:
改善の必要をお感じになっていらっしゃいますか。
大臣:
厚生労働省としてはこの選択しかなかったと思っておりますが、これは総務省の意見もいろいろお聞きもするということですから、それを聞いてからということになります。
記者:
総務大臣とお会いになるのは、月曜日の年金業務監視委員会の後でしょうか。それともそれとは関係なくお会いになる予定もあるのでしょうか。
大臣:
そこのところはまだ明確に決めておりません。これから連絡をとって、決めたいと思います。昨日、今日は国会のスケジュールが忙しく、今日も朝8時から夜8時まで予算委員会分科会が入っておりますので、まだ決めておりません。

(了)