加藤大臣会見概要

H30.3.16(金)8:45 ~ 8:47 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日、春闘の情勢について閣議で発言いたしました。発言の趣旨は、3月14日、自動車、電機など民間主要組合に対して春闘の回答が行われ、多くの企業でベアが昨年を上回っており、5年連続でベアが実施されるなど、全体としては、賃上げの流れが続いているということ。また、長時間労働の是正、非正規の処遇改善など、働き方改革に取り組む動きも見られているということ。引き続き、中小企業を含めて真摯な話し合いが行われ、幅広い賃金上昇の実現や働き方改革の取組が進むことを期待していること。こういった趣旨の発言をいたしました。

質疑

記者:
旧優生保護法の下で行われた強制不妊手術について、政府として実態調査に乗り出す方針を固めたという報道が出ていますけれども、現時点での厚生労働省としてのお考えはいかがでしょうか。
大臣:
以前から申し上げておりますように、厚生労働省としては、旧優生保護法から現在の母体保護法への改正の趣旨を踏まえ、全ての人々がお互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会の実現に向けて努力しているところであります。旧優生保護法については、先日、超党派の議員連盟が開催され、それぞれの立場から議論がなされたと承知をしております。また、与党内においても、様々なご意見がある、また動きがあるということも承知をしております。しかしながら、現時点で、何か具体的な話をいただいていることでもございませんので、私どもとしては、旧優生保護法の下で行われた不妊手術については、当事者からご要望があれば担当者が直接お話をお伺いするなど対応してきた、またそうした形で対応していきたいという従来の姿勢に変わることはございません。
記者:
与党のワーキングチームや超党派の議連の方から実態調査を求める意見があれば受け入れるというお考えはあるのでしょうか。
大臣:
いずれにしても、これから与党のワーキングチームも立ち上がるとお聞きしておりますので、そこでどういう議論がなされていくのかということで、今私からこういうことがあるだろうということを仮定して申し上げるのは差し控えたいと思います。

(了)