上野大臣会見概要

(令和8年11月2日(月)9:34~9:40 省内会見室)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
私からはありません。

質疑

記者:
高齢者の医療費の窓口負担の議論についてお尋ねします。厚生労働省でも検討が進む高齢者の医療費の窓口負担の在り方についてですが、近く政府も有識者を含む全世代型社会保障構築会議を開いて、在り方について議論を始める見込みです。与党でも並行して協議が進んでいますが、年内の工程表策定に向けて、政府から一定の指針を示される方針でしょうか。全世代型社会保障構築会議の議論への期待も教えていただければ幸いです。
大臣:
高齢者の医療費の窓口負担については、現在、社会保障審議会医療保険部会において議論を行っているところです。社会保障改革項目に関する具体的な骨子や骨太方針2026において、低所得者等の必要な受診が確保されるよう適切に配慮することを前提として、原則3割となっている現役世代との間で年齢によらない真に公平な応能負担を実現する観点から見直しを行うとされています。改革工程表を令和8年末までに策定するとされているので、この方針に基づいて検討を行うこととしています。全世代型社会保障構築会議の今後の開催日程や進め方などについては、現時点では決まっていないと承知していますが、いずれにせよ、高齢者にとって必要な保障が欠けることがないよう留意しながら、様々な議論の場を活用して、全ての世代で能力に応じて負担し合うような全世代型社会保障の構築に向けた検討を進めていきたいと考えています。
記者:
先日公表された高額療養費のパブリック・コメントの結果について伺います。2027年8月からの高額療養費引上げに関わる省令案パブリック・コメントに対し、2,758件の意見が出されました。しかし、厚生労働省は多くの意見を直接関係しない意見とし、引上げに中止を求める意見への回答がなかっただけでなく、公表すらしませんでした。パブリック・コメント2,758件の意見のうち、直接関係しない意見は何件あったのでしょうか。
大臣:
まず、高額療養費制度の見直しに係る省令改正については、今年8月29日から9月27日までパブリック・コメントを実施しました。その結果について、10月28日に公表したところです。この制度の見直しについては、先般の国会でもご審議いただいた令和8年8月施行分と令和9年8月施行分の見直しを、本年7月に公布した政令改正により一体的に措置したところです。今回の省令改正は、意見募集に当たって改正の概要にも記載しましたが、令和9年8月施行分の所得区分の細分化などに伴って、様式などを改正するものです。パブリック・コメントは、省令等を制定するに当たって、事前にお示しした案について国民の皆様からご意見などを募集するものであり、提出されたご意見の内容を考慮するものです。今回、パブリック・コメントでは多くのご意見をいただきましたが、結果の公表に当たっては、ご意見の内容に着目し、今回の省令改正案、具体的には様式等の改正案になりますが、これについてのご意見の要旨及びこれに対する考え方を適切に整理してお示ししたものと考えています。その上で、今般いただいたご意見については、1件の中にも様々な内容を含んでいるということもあり、単に直接関係しないものとして件数をお答えすることは適当ではないと考えています。
記者:
添付の表に引上げ幅についての一覧表があったと思いますが、そうであるならば、様式だけでなく、引上げそのものについての意見もあるかと思います。そういう意見があったということだけでも掲載するべきではなかったでしょうか。
大臣:
いずれにせよ、パブリック・コメントについては、意見の内容に着目して考慮するというものであり、総務省が作成しているガイドラインにそうした旨が明記されているので、それに従って適切に整理させていただいたと考えています。

(了)