上野大臣会見概要
(令和8年10月23日(金)8:36~8:42 衆・分館第16委員室前)
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 冒頭私から1件ございます。本日の閣議で、令和8年版自殺対策白書を閣議決定しました。昨年の自殺者数は、総数が19,188人、小中高生の自殺者数が538人であり、依然として深刻な状況が続いています。今年の白書では、特集として、自殺対策基本法制定から20年の取組を振り返るとともに、自殺をめぐる状況の推移などの分析を行い、今後の課題を明らかにしているところです。この白書の内容も踏まえて、関係府省庁と連携して、相談支援の充実、こども・若者の自殺対策の強化など、自殺総合対策を強力に進めていきたいと考えています。
質疑
- 記者:
- 高齢者の医療費窓口負担の見直しについて、水曜日から与党の社保協議が再開されました。年内の工程表策定に向けての議論が焦点となっていますが、昨年12月には医療保険部会で、3割負担の年齢区分の見直しや、負担率を細分化するという案を厚生労働省として出されました。改めて、今回の協議において、どのような立場で、どのような提案をなされるのか、ご回答お願いします。
- 大臣:
- ご指摘のとおり、21日から協議が再開され、高齢者の医療費窓口負担割合などについて議論が行われたと聞いています。あくまで与党での協議ということですので、厚生労働省からご提案をする立場にはありませんし、また、どのような議論が行われるかということについても申し上げることは難しいと考えていますが、与党での議論が円滑に進むように、必要な資料を提供するなど与党の議論をサポートしていきたいと考えています。また、厚生労働省としても、本年7月に合意された社会保障改革項目に関する具体的な骨子や骨太方針2026に基づいて、与党における議論も踏まえながら、必要な検討を進めていければと考えています。
- 記者:
- 昨日、連合が2027年春闘の基本構想を発表しました。これまでの最低ラインと比べて、6%中心で要求するということで、これまでより踏み込んだ表現になりましたが、今回連合がこのような表現での要求をしたことについて、大臣の受け止めをお願いします。
- 大臣:
- そのような基本構想を公表したことは承知していますが、あくまで連合の活動方針のことですので、政府としてそれについてコメントすることは控えたいと考えます。厚生労働省としては、賃上げの機運醸成のため令和8年度も地方版政労使会議を開催していきます。引き続き、賃上げ支援助成金パッケージによる生産性向上などの支援を行うなど、中小企業の皆さんが賃上げしやすい環境整備を積極的に進めていきたいと考えています。
- 記者:
- プログラミング言語PHPの極めて重大な脆弱性が見つかった問題で、自治体や官公庁のウェブサイトでも一部休止対応が迫られています。今、厚生労働省が関係するサイトやサービスで影響が出ていないか伺います。
- 大臣:
- PHPの脆弱性に対するサイバー攻撃に備えて、厚生労働省及び所管法人の情報システムやホームページでPHPを使用している場合には、速やかに修正プログラムを適用することなどの必要な対応を行うよう指示しています。現時点で、厚生労働省の一部のホームページ等では、修正プログラムを適用するため、予防的にホームページ等を一時停止しているものもありますが、情報漏えい等の被害が発生しているとの報告は受けていません。引き続き、内閣官房とも連携の上、適切に対応していきたいと考えています。
- 記者:
- 関連で伺います。今回の件を受けて、厚生労働省のホームページやシステムで公開を一時停止したものは最大で何件あるか、その後、何件が公開を再開したでしょうか。また、公開を一時停止したシステムのうち、人命や災害などに関連するものがあれば教えてください。
- 大臣:
- 厚生労働省や所管の独立行政法人などのホームページのうち、PHPの脆弱性に対するサイバー攻撃に備えて予防的に一時停止しているものは、昨日15時時点で、31件ありました。一時停止したものの中には、災害時情報共有システムやD24Hといった人命や災害等に関連するものがありますが、これは既に再開しています。再開件数も、鋭意、情報収集中ですので、この場でお答えすることは難しいですが、必要であれば事務方にご確認いただければと思います。
- 記者:
- 生活保護利用者の車保有の要件について、未就学児を育てる一人親世帯で緩和する方向で、厚生労働省が検討しているという報道がありました。生活保護制度では、車は資産とみなされ、原則、処分が求められてきたと思いますが、こちらの検討状況について教えてください。
- 大臣:
- 今、自動車保有の在り方について検討しています。自治体との調整など、様々な調整が必要になるので、そうした関係機関のご意向なども十分に踏まえた上で、検討していきたいと考えています。
(了)

