上野大臣会見概要
(令和8年10月15日(木)15:04~15:11 NPO法人東松山障害者就労支援センター)
広報室
会見の詳細
発言要旨
- 大臣:
- 本日は、介護と障害の現場を視察させていただきました。まず、杉並区の株式会社大起エンゼルヘルプでは、認知症グループホームや小規模多機能型居宅介護事業所等を視察させていただきました。その際には、入所者、利用者の方とも懇談させていただいたところです。午後からは、埼玉県東松山市にお邪魔し、社会福祉法人昴とNPO法人東松山障害者就労支援センターを訪問させていただきました。社会福祉法人昴では、医療的ケアが必要な方や強度行動障害のある方へのケアなど、生活介護の現場やグループホームなどを視察させていただき、常に介護が必要な方への支援の在り方について、意見交換をさせていただきました。また、NPO法人東松山障害者就労支援センターにおいては、自立訓練や一般就労に向けた就労移行支援の現場を視察させていただき、現状と課題について意見交換をさせていただいたところです。いずれにおいても、様々なご意見を頂戴しました。介護及び障害福祉においては、これから報酬改定に向けて様々な議論を重ねていく必要がありますが、どのような課題があるかを把握することも非常に大事だと思い、今日はお邪魔させていただいたところです。その中で、人材確保の観点や処遇改善、あるいは経営環境の問題など、そうした課題について特にいろいろなご意見があると実感しましたし、老朽化した施設の整備・改修についても課題があると感じました。そうしたことも踏まえて、これから年末に向けて、両分野でしっかりとした議論を積み重ねられるように努力していきたいと考えています。
質疑
- 記者:
- 介護報酬の関連で伺います。今日の視察も含め、介護事業者を取り巻く課題について、どのように認識されていますか。また、来年度の報酬改定で、プラス改定、報酬引上げの必要性をどうご認識か、お願いします。
- 大臣:
- 本日、介護の現場を視察し、意見交換をさせていただきました。やはり、現在の物価高に対する懸念や賃上げが必要だという話、処遇改善の問題、そうしたことについて、ご意見をいただいたところです。また、施設が老朽化しているような場合もあり、そうした部分については、支援が必要だというお話もありました。報酬改定において、骨太の方針2026にも書かれていますが、賃上げや経営改善など、そうしたことを十分踏まえた形で介護報酬の改定に臨む必要があるということを改めて実感したところです。また、施設整備等についても、概算要求、事項要求などをしていますが、そうしたことについても、しっかり年末に向けて予算化できるように取り組んでいく必要があるということを改めて実感しました。
- 記者:
- やはりプラス改定は必要だという認識でしょうか。
- 大臣:
- もちろん、これまで昨年度の補正予算、そして今年の期中改定もありましたが、まだまだ物価高等に対する懸念があるというような状況ですので、しっかりとした改定幅が確保できるように努力していきたいと考えています。
- 記者:
- 本日の視察の中で、介護職の方の医療的ケアの評価に関して、リスクの高い方をもっと評価してもらわないと重病の方を受け入れにくいといった課題の指摘があったと思いますが、そのあたりの受け止め等をお願いいたします。
- 大臣:
- たしかに、その課題もあろうかと実感しました。ただ、基準を作るといったことなどはなかなか難しい面もあるかもしれないので、よく事務的にも十分に詰めていく必要があると感じています。
- 記者:
- 報酬改定の関連で、先日の予算委員会でも、大臣はサービスの質の確保や向上に向けて適正化を図る必要性を訴えてこられましたが、今日の視察を踏まえて、改めてそのあたりの重要性など、どうお感じになったでしょうか。
- 大臣:
- 本日午後から視察させていただいた施設も、午前中の施設もそうですが、積極的に地域との関わりや、外出にもよく行かれているということで、いろいろな努力をされていると感じました。そうした中で、質の高いサービスを提供していただいているということを改めて感じました。そうしたサービスを提供していただくためには、経営の基盤や人材の確保などが非常に大事だと思うので、これから報酬改定の中でしっかり議論していくことが必要だと考えています。
(了)

