上野大臣会見概要

(令和8年7月27日(月)18:01~18:08 済生会滋賀県病院)

広報室

会見の詳細

発言要旨

大臣:
本日、済生会滋賀県病院を視察させていただき、主にドクターヘリ、救急医療についてお話を伺いました。まさに3次医療、救急医療の中心として大変重要な役割を担っていただいていることを改めて実感しました。県民の皆さんの命と健康を守るために、日夜ご奮闘いただいているということを改めて感じましたので、大変私にとっても、今回の視察は貴重な機会だと考えています。先日、ドクターヘリを含む救急医療体制について、厚生労働省の方で検討会を今月設置しました。これから1年ぐらいかけて検討していきたいと思いますし、また9月頃には中間報告として一定の報告を出せればと思っています。今日貴重なお話を伺いましたので、そうしたお話も含めて検討会の場で、今後のドクターヘリのあり方、あるいはそれに対する国や自治体の支援の方策、人員確保の体制、人員確保の方策等について、しっかり多方面からの議論を深めていきたいと考えています。いずれにしても、現場の皆さんの声を丁寧に伺いながら、救急医療を支える皆さまを国としてもしっかりお支えして、地域の皆様に安心していただけるような、そういった体制の確保にこれから努めていきたいと考えています。

質疑

記者:
今日実際に現場の声を聞かれて、現場をご覧になられて、最も優先すべき課題はどのような点と考えていますか。
大臣:
ドクターヘリの本格導入から25年が経過しました。様々な課題もあると考えていますが、やはり安定的な運行をしていただくことが必要だと考えています。その意味では今日もお話が出ましたが、人員確保が非常に大事だと改めて感じました。人員確保と申しますのは、1つには医師や看護師、院内の救命士、そうした医療関係の皆様の人員の確保や、質の向上も重要ですが、もう一つは、やはりヘリコプター、ドクターヘリを運行していただく皆さん、操縦士や整備士の人員確保ということも非常に大事だと感じました。とりわけ今、国内の一部地域では安定的な運行ができないということが現実的な課題としてあるので、そうしたことも踏まえると、やはり早急に一定の方向性を出していくことが必要ではないかなと感じました。
記者:
今日実際に視察されて、検討会とかにもご報告をされるのでしょうか。
大臣:
検討会の場で、今日の御意見も踏まえて、いろいろな問題提起を厚生労働省からもしていくことになりますので、そうした際の参考にさせていただければと思っております。
記者:
最後、意見交換の場で、人員確保につきまして、自衛隊とも連携を更に進めていかないといけないとコメントありました。今の協力の要請の状況と、それからの検討の状況、進捗はいかがでしょうか。
大臣:
退職自衛隊員の整備士等としての活用については、国土交通省と防衛省が連携してご担当いただいております。今正確な情報を持ち合わせておりませんが、10名以上の方がパイロットなどとしてドクターヘリの事業に参画していただける方向で、調整が進んでいるとお伺いしています。これは陸上自衛隊、これから海上自衛隊その他にも声をかけていくということを聞いておりますので、そうしたことも人員確保の1つの方策だと思いますので、政府としても、しっかり推進していきたいと思っています。ドクターヘリは連絡が来て5分で飛び立っていただいて、県内であれば20分以内に全ての地域に行けるという素晴らしい仕組みです。そもそも飛ばなければ、こうしたことができないですので、人員確保を特に重視をして検討を深めていきたいと考えています。
記者:
協力の要請については、そのパイロット、整備士に関してもということになるのでしょうか。
大臣:
整備士も含めてと考えております。
記者:
今のお話とちょっと被りますが、人員の確保、これが今回の課題ということですが、今後、国としてどういうふうに対応していくかということで伺いたいのと、自衛隊との調整、あと意見交換の中では、報酬に関して工夫できる部分があるのではないかというお話がありました。今後の予算要望も含めて、大臣が想定されている内容のあり方として、どのようなことが考えられていますか。
大臣:
いくつか観点があるかと考えております。一つは、今回骨太の方針の中で、安定的な運行の確保ということがしっかり明記されていますので、それを踏まえてこれから検討を進めていくことになろうかと思います。そのためには、令和9年度の予算の中で、どういった人員確保対策ができるかをこれからしっかり詰めていきたいと思っています。また、先ほどの意見交換の中でまさにおっしゃっていただいたように、報酬上の問題もあります。これは特に救急の現場で頑張っていただいているドクターの皆さん、看護師の皆さんの確保ということに繋がっていくと思っています。これまでも、昨年度の補助金等でも、補正予算におきましても、救急医療体制の充実という観点から、力強く支援していますが、更にどういったことができるかというのを十分検討していく必要があると考えています。いずれにしても、政府全体で、自治体への支援なども含めてしっかり考えていくことが必要と思います。

(了)