上野大臣会見概要

(令和8年5月26日(火)9:38~9:43 院内大臣室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
私から冒頭1件ですが、医療用手袋の配布枚数について、国が備蓄している医療用手袋の放出については、第一弾の要請受付分について、5月22日時点で、2,769件の医療機関等を対象に、最大1,140万枚を配布予定としています。先週23日から医療機関等のお手元に順次届き始めたところです。先週に引き続き今週も水曜日まで要請を受け付け、できる限り速やかに、要請のあった医療機関等に、2回目の医療用手袋の配送を行います。厚生労働省としては、引き続き情報収集を進めながら、医療用物資の確保のため、関係省庁と連携して必要な対応を速やかに実行に移してまいりたいと考えています。

質疑

記者:
はしかについて伺います。全国のはしかの感染者数は、今年これまでに過去10年で最も多かった2019年とほぼ同じペースで増えています。過去10年で最多となっている東京都では、感染者と接触した人に対しワクチンの緊急接種を行っていますが、厚生労働省として今後、何か対策などは考えていますでしょうか。また、はしかの症状が出ていた人がアイドルのイベントに行っていたケースもありますが、更なる感染を防ぐために大臣として呼びかけたいことはありますでしょうか。
大臣:
2026年に入ってから麻しん、いわゆるはしかの報告数は増加傾向にあります。5月10日時点の累計報告数は479例となっており、過去10年間で最も多かった2019年の同時期が501例でしたので、それに迫る水準となっています。麻しん患者が発生した場合には、各自治体において感染症法に基づく積極的疫学調査を実施し、感染拡大防止に向けた対応を行っていただいています。厚生労働省としても、引き続きJIHSや自治体等の国内の関係機関、WHOをはじめとする国際機関等と連携を強化し、国内外の発生動向の把握や情報共有に努めるとともに、ワクチン接種等の推奨及び麻しんに関する正確な情報発信に取り組んでいきたいと考えています。呼びかけたいことですが、麻しんは感染力が強い感染症であるので、国民の皆様におかれましては、引き続き、何点かご注意いただきたいと思います。まず、麻しんを疑う症状がある場合には、外出を控えるとともに、医療機関を受診する際には事前に連絡の上、指示に従っていただきたいと思います。また、お子様が定期接種の対象である1歳又は就学前の1年間に該当する場合には、積極的に早期の接種をご検討いただきたいと思います。海外渡航を予定されている方や、2回の定期接種が行われていない可能性が高い2000年4月1日以前に生まれた方については、母子手帳などにより過去の罹患歴又は2回の接種歴をご確認いただき、必要に応じてワクチン接種をご検討いただくことをお願いしたいと考えています。
記者:
昨年12月の大臣折衝事項で言及されているOTC類似薬についてお伺いします。折衝事項では、OTC類似薬の自己負担について、「将来、OTC医薬品の対応する症状の適応がある処方箋医薬品以外の医療用医薬品の相当部分にまで対象範囲を拡大することをめざす」とありますが、ここでいわれているOTC医薬品の対応する症状の適応がある処方箋医薬品以外の医療用医薬品は何成分あるのでしょうか。また、相当部分というのは、このうち何割程度を念頭においているのでしょうか。
大臣:
ご指摘のOTC医薬品の対応する症状の適応がある処方箋医薬品以外の医療用医薬品については、現時点で約1,000成分が存在すると認識しています。その上で、施行後の見直しについては、この制度が医療現場や患者の皆さんに与える影響を把握しながら、客観的なデータや患者の方のご意見などを踏まえた上で、丁寧に検討をしていくこととしています。このため、相当部分というお話がありましたが、施行前の現時点において具体的にどれくらいということを念頭に置いているわけではありません。そういった数値は持ち合わせていないということです。

(了)