上野大臣会見概要

(令和8年5月25日(月)17:17~17:23 初台リハビリテーション病院)

広報室

会見の詳細

発言要旨

大臣:
本日は、慶應義塾大学病院、初台リハビリテーション病院にお邪魔し、各病院を拝見させていただきました。今般、厚生労働省にリハビリテーションを統括する室を設けることになったので、私自身がまず現場の皆さんの、いろいろな現場の実情を把握させていただき、また、そこで頑張っていただいている皆さんのお考えやお気持ちといったものをしっかり把握する必要があると考え、今日はこうした場を設けさせていただきました。慶應義塾大学病院では、先進的なリハビリテーション、医療技術も大変進歩していますが、それに応じてリハビリテーションの技術も大変進歩していることを改めて実感しました。それと、急性期であっても、その前の予防の段階からリハビリテーションすることが重要だというお話を伺いましたし、退院されてからその後在宅で、あるいは社会復帰されるといったつながりの部分も大事だということを改めて感じました。また、初台リハビリテーション病院においては、まさに多職種が連携され、様々な地域のリハビリテーションの向上に大変貢献されていることを改めて感じました。そうした中で様々な課題も浮かび上がってきたと思っています。意見交換の中でも、人材不足の問題や研修の問題といった課題もお伺いしましたし、先ほどのお話になりますが、切れ目のない形でリハビリテーションを受けてもらえるような体制をしっかり作るということを改めてお話しいただいたので、そうしたことを踏まえて、今後我々もしっかりとした政策を戦略的にとることができるように努めていきたいと思っています。また、お話の中で、現役世代の皆さん、就労世代の皆さんがなかなかサービスを受けられないというお話もあったので、それについてもしっかり研究していきたいと思っています。

質疑

記者:
今日、両方の意見交換の中で、処遇改善、賃上げの話や、ステップアップをどうしていくのかという課題、研修のこともご質問されていましたが、そのあたり、リハビリテーション統括調整室もできましたし、今後どのように処遇をしていくのかというのは今日聞いていて何かありましたか。
大臣:
処遇改善については、これまでも補正予算や診療報酬改定で取り組んできたところですが、今日もお話をお伺いして、その必要性について、処遇改善はまだまだ大事だというお話は、今日の2つの病院からもお話をお伺いしています。具体的にどうするかというのは、まずは今般の診療報酬改定等の状況をみながら今後検討するということになろうかと思います。いずれにせよ、介護の皆さんやコメディカルの皆さん、それぞれ他産業と遜色のない処遇改善を目指していくということは、これからも変わらない方針ですので、そうした状況も十分に踏まえた上で、今後の対応についてはしっかり検討していかなければいけないなと改めて感じました。
記者:
「攻めの予防医療」の観点からいくと、リハビリテーションの関連職種の方が地域に出て行くというお話もあったと思います。「攻めの予防医療」の中でどう位置づけていくのか、どういう職種を目指して行って欲しいのかという、もし何か構想がありましたらお聞かせください。
大臣:
まさに医療の現場、介護の現場のみならず、今おっしゃったような予防という観点からもリハビリテーションが大変注目されているので、これは更によく現場の皆さんの声を踏まえた上で、どういった対応が必要かということをやはり十分考えていかないといけないと思います。また、「攻めの予防医療」については、先ほども官邸で性差に着目した予防医療の推進ということで取りまとめさせていただきましたが、それを更に踏まえて、「攻めの予防医療」全体の、大きな政策を打ち出せればいいなと思っているので、そうした観点からはリハビリテーション職の皆さんの活躍の場という位置づけということも十分考えていく必要があると考えています。
記者:
慶應病院の方では、医療から介護までというお話もあったと思います。今回リハビリテーション統括調整室ができた理由というのは横断的にというお話だったと思いますが、実際現場を見られて、その横断的にという話の中でいうと、何が役所としてできるのかというのが、もし思ったことがありましたらお願いします。
大臣:
医療の制度、介護の制度、その狭間でというお話も先ほどお伺いしました。もう少し現状をよく把握しないとなかなか一概に申し上げられませんが、そうした制度のつなぎといいますか、そうした問題としてあるかもしれませんので、そうしたところをしっかり研究をしていきたいと考えています。

(了)