上野大臣会見概要

(令和8年5月15日(金)8:31~8:37 衆・分館第16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
医療用手袋の放出についてです。医療用手袋については、現在、通常どおりの発注にはおおむね対応できていますが、一部では通常量を大幅に上回る発注もみられます。このため、一部の医療機関では確保が困難になっていると承知しています。こうした状況に対応するために、医療機関向けに国が備蓄している医療用手袋を放出することとし、昨日、5,000万枚の放出について、医療機関等にその要請方法等を公表しました。第一弾の受付は来週18日から20日までを予定しています。以降も順次、受け付けてまいります。お困りの医療機関からは、G-MISを通じてお申し込みいただくこととしています。できる限り速やかに、要請のあった医療機関に、医療用手袋を配送します。国は、更に放出可能な医療用手袋を4.4億枚備蓄していますので、ご安心いただければと思います。厚生労働省としては、引き続き情報収集を進めながら、医療用物資の確保のため、関係省庁と連携して必要な対応を速やかに実行に移してまいります。
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質疑

記者:
冒頭ご説明のあった医療用手袋についてお伺いします。来週月曜の18日から医療機関からの要請受付を開始するということですが、医療機関に医療用手袋が届くのはいつ頃になるのでしょうか。仮に18日に要請した場合、その週のうちに届くのか、5月中には届くのか、到着の時期のめどを教えてください。
大臣:
5月下旬のできる限り早い時期に医療機関にお届けできるようにしたいと考えていますが、今現在でいつ、というのは明確に申し上げることはできません。そのめどが立ったら、またご連絡させていただきたいと思います。
記者:
iPS細胞を活用した再生医療製品について伺います。今週水曜に、パーキンソン病患者に使われるアムシェプリについて、中医協で保険適用が了承され、価格はおよそ5,530万円となりました。大臣の受け止めをお願いします。また、アムシェプリ同様に、既に製造販売が承認されているリハートについては、保険適用するかどうか、いつ頃決まりそうなのか、お教えください。
大臣:
アムシェプリの薬価ですが、これはルールに基づいて原価計算方式で算定されています。薬価算定組織及び中医協における審議を経て決定されたものであるので、適切な価格であると認識しています。これまで厚生労働省としても、研究開発を支援してまいりました。iPS細胞をもとにした日本発の治療製品が世界で初めて実用化されたことは大変喜ばしく、日本のみならず世界中の患者の皆様の救いとなることを願っています。もう一つご指摘のリハートですが、本年3月6日に薬事承認され、医療材料として保険収載の申請を受け、現在手続中です。一般的には医療材料の保険収載については、その申請からだいたい4~5か月以内を目途としているところです。
記者:
リハビリテーションに関する政策についてお尋ねします。13日の衆議院厚生労働委員会で上野大臣は、リハビリテーション統括調整室を設置する考えを答弁の中で示されましたと思います。リハビリテーションに関連する政策の現状のどこに課題があり、どこを室の設置によって解消しようとされているのかというのをお伺いできればと思います。そういった設置の意義や今後のスケジュールも含めてお願いします。
大臣:
リハビリテーション専門職の方が活躍していただける場は、大変広がっていると考えています。医療、介護の現場のみならず、予防や健康増進の分野にも拡大していると考えています。高市内閣では、攻めの予防医療を標榜しているわけですが、その具体化に今後取り組んでいく中で、リハビリテーション専門職の皆さんが果たされる役割というのは非常に大きいものがあると考えています。理学療法士及び作業療法士法は昭和40年にできた法律であり、施行後約60年が経過しています。リハビリテーション専門職の皆さんの役割の変化や今後の活躍の場といったものを踏まえながら、制度的な見直しというものが考えられるかどうかを検討していきたいと考えています。このため、厚生労働省において、省内の関係部局が一丸となって、分野横断的に、総合的にリハビリテーション政策を進めるために、体制の整備を進めることが必要だと考えました。そうしたことから、リハビリテーション統括調整室を設置することとしました。速やかに設置したいと考えており、来週めどには設置できるように手続を進めているところです。こうした体制の下で、国民の健康の増進に寄与するリハビリテーションを戦略的にこれからも進めていきたいと考えています。

(了)