上野大臣会見概要

(令和8年4月17日(金)8:35~8:40 衆・分館第16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
私からですが、昨日、第4回中東情勢に関する関係閣僚会議が開かれました。中東情勢を踏まえ、手袋などの医療物資については、製造販売業者や卸、医療機関に対する情報提供窓口の設置や個別のヒアリングなどを通じて、積極的に情報収集を行っているところです。その中で、ネット通販では取引を停止しているなどの例があり、結果として歯科診療所など、一部の医療機関では手袋の確保が困難になっていると承知しています。そのような中、国では、パンデミックの発生に備え、手袋等の個人防護具を備蓄していますが、手袋については国の備蓄水準を超える量として、約4億9千万枚保有しています。手袋の確保が困難な医療機関向けに、まずはこのうちの5千万枚を放出するとともに、今後の供給状況を踏まえ、必要に応じ追加で放出を行ってまいります。これに向けて、配送可能な体制を5月中に整備すべく手続を進めてまいりたいと考えています。厚生労働省としては、引き続き情報収集を進め、医療用物資の確保のため、関係省庁と連携して必要な対応をとってまいりたいと考えています。

質疑

記者:
イラン情勢に関連して、EMISの運用開始から1週間が経ちました。昨日の会議でも報告がありましたが、現状の医療物資の供給状況について改めて教えてください。また、先日開かれたAZEC首脳会談で、医療物資の提供体制の構築が提言されましたが、どう受け止めているのか。加えて、昨日の関係閣僚会議で手袋についてお話がありましたが、更なる対策の必要性や意義をどう考えているのか、今後の方針をお聞かせください。
大臣:
医療物資については、今しがた申し上げたとおり、積極的な情報収集を行っています。現時点で、供給が直ちに滞るとの報告はありません。ただ例えば、冒頭申し上げたとおり、医療用手袋については、歯科診療所など一部の医療機関では確保が難しくなっているといった情報を把握しました。これを踏まえて、こうした医療機関向けに、国で備蓄している手袋の一部を放出するとともに、必要に応じて、追加で放出することを検討しています。また、15日に、エネルギー強靱化に関するアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)パートナー国をはじめとするアジア地域の首脳らとの会合において、高市総理から、エネルギーや資源供給に関する緊急対応と中長期な構造的対応の両輪からなる、新たな協力の枠組みとしてパワー・アジアの立上げが発表されています。こうした取組は、アジア各国の安定を支え、更にアジアから日本への医療物資の調達を含めて、我が国の医療物資のサプライチェーンの強化にもつながるものと考えています。引き続き、経済産業省など関係省庁と連携して対応を進めていきたいと考えています。
記者:
昨日の参議院厚生労働委員会での参考人招致で、Meiji Seika ファルマの小林会長から、中東情勢の影響で、最優先課題として、原薬の価格高騰に備えた対応の要望がありました。中間年の薬価改定の実施についての配慮の要望もありましたが、厚生労働省として、薬の価格高騰への対応について検討されていくのでしょうか。
大臣:
参考人質疑の中で、医薬品企業への優先納入やサプライチェーンの目詰まり防止、また、今お話のあったように薬価引上げを含む製造コスト上昇への配慮など、ご提言をいただいています。優先納入等については、既に経済産業省ともそうした対応を進めさせていただいているところですが、その他物価高への対応の支援については、令和8年度診療報酬改定において必要な措置を講じています。今後の状況が現段階で不透明ですし、必要な支援策を具体的に検討できる段階にはないので、予断をもってお話することは困難ですが、いずれにしても、状況をしっかり注視していきたいと考えています。
記者:
4月21日から23日にかけて、靖国神社で春季例大祭がありますが、参拝するご予定はありますでしょうか。
大臣:
それに関しては、個人として適切に判断していきたいと考えています。

(了)