上野大臣就任挨拶概要
(令和7年10月22日(水)11:15~11:18 省内会見室)
広報室
就任挨拶の詳細
就任挨拶
- 大臣:
- このたび、厚生労働大臣を拝命した上野賢一郎です。国民の生活を生涯にわたって支える厚生労働行政を担当することになり、改めて責任の重大さに身の引き締まる思いです。全世代型社会保障の構築や地域共生社会の実現に向けて、保健医療福祉の向上に取り組んでまいりたいと考えています。また、持続的・構造的な賃上げに向けた三位⼀体の労働市場改革や、多様な人材が活躍できる環境整備に努めてまいりたいと思います。総理からは、関係大臣と協力してとのことで、次の指示がありました。次なる感染症危機への対応に万全を期すこと、全世代型社会保障を構築するとともに、データに基づく医療行政のメリハリ強化を進め、攻めの予防医療を通じて、社会保障の担い手の拡大に取り組み、また、格差の是正とセーフティーネットの構築を目指すこと、人口減少・少子化を乗り切り、少子化対策を充実させるべく、給付と負担の在り方に関する国民的な議論を踏まえて、税と社会保障の一体改革、特に給付付き税額控除の制度設計に着手すること、付加価値を高める労働への転換、リスキリングやデジタル技術の活用を後押して、稼げる日本への変革を進め、あわせて、兼業・副業を促進するとともに、最低賃金の引上げを加速させ、また、心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和の検討を行うこと、働き方改革を推進するとともに、多様な働き方を踏まえたルール整備を図ること、保険証の廃止を巡る一つ一つの不安に丁寧に対応し、マイナ保険証の利用促進や円滑な移行に取り組むことなど、多岐にわたる対策を進めるように指示がありました。これら厚生労働行政の諸課題に全力で取り組み、国民の皆さまの安全・安心の確保に万全を期すべく、職務に邁進してまいりたいと思います。一層のご理解、ご協力をお願い申し上げたいと思います。