福岡大臣会見概要
(令和7年6月13日(金)9:24~9:27 院内大臣室前)
広報室
会見の詳細
閣議等について
- 大臣:
- 私からは特にございません。
質疑
- 記者:
- 年金制度改革について2点併せて伺います。年金制度改革の関連法案は、今日この後の参議院本会議で可決・成立する見通しとなっています。今回の国会の審議では、国民の年金制度への理解が進んでいないという指摘も相次ぎましたが、法案が成立した場合、政府として、改正内容の施行に向けて具体的にどのような手段を活用して、周知・広報を進めていく考えでしょうか。また、基礎年金の底上げ措置を行うかどうかや、実施する場合に必要となる財源をどう確保するかは、次期財政検証以降に検討することになりますが、今後、どのようなプロセスで、どう対応していくか、お考えをお聞かせください。
- 大臣:
- 今回の法案では、現在及び将来の幅広い受給者に影響する、多岐にわたる改正事項を盛り込んでいます。法案が成立した場合には、見直しの内容や目的について、ホームページ、ショート動画、SNSなどの様々な媒体を効果的に組み合わせながら、分かりやすく丁寧な広報に努めてまいりたいと思います。また、基礎年金のマクロ経済スライドの早期終了の措置については、次の財政検証を踏まえ、ご指摘の財源も含め、検討してまいりたいと思います。
- 記者:
- 今日成立が見込まれる年金制度改革法案は、5月の提出からわずか1カ月で審議が終わることとなりました。異例の速さだと思いますが、大臣の受け止めをお願いします。また、5年に一度の改革の多岐にわたる論点について、十分な議論が行われたとお考えかどうかお伺いします。
- 大臣:
- 法案の審議日程については、コメントは差し控えさせていただきます。その上で、法案の提出にあたっては、ご承知の通り様々な議論があり、国会への提出が5月となりましたが、法案審議過程においては、年金水準の確保が大きなテーマとなり、昨日の参議院厚生労働委員会において、基礎年金の水準の確保に関する修正を含んだ年金法案が可決されたことは、大変意義深いものであると受け止めています。法案審議においては、多くのご意見をいただいたところであり、こうした議論も踏まえ、着実な施行につなげることができるようにするとともに、引き続き、社会経済の変化を踏まえた不断の見直しに取り組んでまいりたいと考えています。
(了)