福岡大臣会見概要

(令和7年5月23日(金)8:40~8:43 衆・分館第16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について


大臣:
冒頭2点ございます。本日、令和7年3月大学等卒業者の就職状況を公表します。4月1日現在の大学卒業者の就職率は98.0%で、調査開始以降2番目に高い数値となります。これは、採用活動に積極的な企業が増加し、学生が就職しやすい売り手市場が続いていることによるものと考えています。厚生労働省としては、未就職で卒業された方には、新卒応援ハローワーク等において、担当者制によるきめ細かな就職支援を行うとともに、既卒者が卒業後少なくとも3年間は「新卒枠」に応募できるよう、経済団体等に働きかけてまいりたいと思います。
もう1点です。来週、5月31日は、WHOが定めた「世界禁煙デー」です。厚生労働省では、5月31日からの1週間を「禁煙週間」と定め、普及啓発活動に取り組んでいます。今年は「世界禁煙デー」の記念イベントとして、大阪・関西万博の会場で専門家や各国の留学生等を招き、各国の禁煙、受動喫煙対策の紹介やパネルディスカッションを行います。また、期間中は、地方公共団体等において、イベントの開催や、保健所により飲食店の受動喫煙対策の状況確認を行っていただく予定としています。国民の皆様には、「世界禁煙デー」と「禁煙週間」を契機に、たばこと健康の問題について一層ご理解を深めていただくとともに、今後の健康づくりの推進にご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

質疑

記者:
年金制度改革関連法案が審議入りし、3党の修正協議も始まりました。削除された基礎年金底上げ策について、与野党の理解も広まりつつありますが、会期末が迫る中、法案成立に向けてどのように対応されるお考えでしょうか。
大臣:
現在、ご指摘の協議が行われていることについては承知しております。協議の状況についてのコメントは差し控えさせていただきますが、厚生労働省としては、協議の状況を見守りつつ、国会審議の場において、法案の意義や内容について説明を尽くすとともに、国会のご指示に従って誠実に対応していきたいと考えております。

(了)