福岡大臣会見概要

(令和7年4月25日(金)8:34~8:38 衆・分館第16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
私からは特にございません。

質疑

記者:
年金制度改革についてお伺いします。昨日自民党内で法案審査が行われ、結果として両論併記で部会長一任となりました。そのことへのお受け止めと、また、スケジュール感について、提出時期などどのようにお考えかお聞かせください。
大臣:
年金改正法案については様々な御意見をいただいており、昨日の自民党厚生労働部会でのご議論を経て、提出に向けた次の党内手続きに移るものと承知しています。担当大臣である私からも、これまでも行ってきましたが、昨日も党幹部に対して、党内の調整を進めていただくよう依頼したところであり、引き続き各方面のご理解を得ながら、できる限り早期に法案を提出すべく、最大限の努力を重ねていきたいと思います。
記者:
年金の関係について伺います。野党側は、本日午前までに提出時期が明示されない場合は、福岡大臣の不信任案の提出を準備しています。早期提出を求め、不信任案提出を辞さない野党の構えについて、受け止めをお聞かせください。
大臣:
厚生労働省としては、年金改正法案について各方面のご理解を得られるよう努力を重ねてきたわけですが、未だ成案を得ていないことから、法案の提出について、改めて国会から強いお求めをいただいていると受け止めております。法案については、先ほども申し上げましたように、昨日の自民党厚生労働部会でのご議論を経て、提出に向けて次の党内手続きに移るものと承知しております。担当大臣である私からも、これまでも行ってきましたが、昨日も党幹部に対して、党内の調整を進めるよう依頼したところであり、引き続き各方面のご理解を得て、できる限り早期に法案を提出すべく、最大限努力してまいりたいと思います。
記者:
就職氷河期世代の支援についてお伺いします。今朝、関係閣僚会議が開かれたと伺いましたが、会議では石破総理ないし三原大臣から厚生労働省に対してどのような支援策の提案があったのか教えてください。また、厚生労働省としてこれまで主に就労支援を行ってきたと思いますが、今後高齢化が進んでいく就職氷河期世代への支援として新たに検討している支援策があれば教えてください。
大臣:
本日の関係閣僚会議において、総理からは「就労・処遇改善に向けた支援」「社会参加に向けた段階的支援」「高齢期を見据えた支援」という3本柱に沿って、関連施策の充実・強化に向けた検討を行うよう指示があったところです。具体的には、 厚生労働大臣である私に対して、賃金上昇に向けたリ・スキリングを含む就労・処遇改善の支援や社会参加に向けた支援の拡充、高齢期を見据えた支援の強化等について、また、金融担当大臣及び国土交通大臣と私に対して、家計改善や資産形成の支援、住宅確保の支援の強化について、それぞれ令和8年度以降も視野に入れた検討を行うよう指示があったところです。 私自身も就職氷河期世代の一員であり、就職氷河期世代の方々への対応は、我が国の将来に関わる重要な課題であると認識しています。これまで取り組んできた就労や社会参加の支援に加え、今後は、老後に対する不安や、いわゆる8050問題にも視野を広げ、従来の取組の成果や閣僚会議における議論も踏まえながら、必要な対策を検討してまいりたいと考えています。

(了)