福岡大臣会見概要
(令和6年12月17日(火)8:29~8:34 院内大臣室前)
広報室
会見の詳細
閣議等について
大臣:
- 私からは特にございません。
質疑
- 記者:
- 先日、記者クラブでは、空き時間に働く「すきまバイト」の紹介業者「タイミー」が会見を行い、厚生労働省と警察庁との協議の上で、「闇バイト」の求人掲載を防止するための対策を新たに始めることを公表しました。また、「闇バイト」を巡っては、警察庁の方でも「仮装身分捜査」を導入しての更なる「闇バイト」の対策強化を表明しています。職業安定法を所管する厚生労働省として、「闇バイト」対策としてさらに検討していることがあれば教えてください。
- 大臣:
- 犯罪実行者を募る「闇バイト」の募集は重大な社会問題となっており、関係省庁の連携による不審な募集情報の削除や、そもそも掲載させない取組の強化が重要と認識しています。先ほど官邸で開催された犯罪対策閣僚会議においても、この件が議論され、その中で、SNS等での労働者の募集広告には、募集主の氏名・住所・連絡先や、業務内容等の表示が求められることを厚生労働省において明確化するとともに、関係機関等の連携による削除要請を実効的に行うこと、また併せて、雇用仲介業が「闇バイト」の募集に悪用されないよう、厚生労働省が事業者に対して、不審情報の掲載防止措置の強化など必要な指導等を行うこととされたところです。関係省庁と連携して、これらを迅速に実施することで、「闇バイト募集」を防止・排除する取組を徹底していきたいと考えています。
- 記者:
- 新型コロナワクチンの副反応と見られる様々な健康被害等の原因や治療法に関する具体的な研究内容とその成果について教えてください。また、今後もmRNAワクチンの接種は積極的に行なっていくのでしょうか。
- 大臣:
- 接種後の症状については、副反応疑い報告制度によって把握を行うとともに、接種後に引き続き続く症状については、研究班において、実態把握に関する調査を今、行っているところです。こうした報告等の収集した科学的知見に基づいて、審議会において定期的に評価を行っており、ワクチンの安全性に係る新たな懸念は今のところ認められず、現時点において、ワクチン接種によるベネフィットがリスクを上回っているとされているところです。また、これまでの研究班の報告によると、遷延する症状については、特定の症状や疾患が集中して見られることはなく、多くの場合、観察中に軽快もしくは回復が確認されているものと認識しています。今後も、薬事承認を取得しているワクチンについては、審議会において公衆衛生上の意義等について評価を行った上で定期接種に位置付けるといった現在の仕組みにおいて、適切に対応してまいりたいと考えています。
- 記者:
- 現時点で重大な懸念は認められないということですが、どのような状況になったら、重大な懸念となるのでしょうか。
- 大臣:
- 専門家によって副反応事例として研究・評価しており、そういったものをまずはしっかり必要に応じて医療の現場にフィードバックしていくこと、更なる懸念等については、専門家の方々にご評価いただくことと考えており、現時点では専門家において懸念が認められないと判断されているところです。
(了)