武見大臣会見概要

(令和5年11月10日(金)8:37~8:41 衆議院第16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
 2028年の技能五輪国際大会の招致について申し上げます。本日、厚生労働省では、2028年の技能五輪国際大会を愛知県に招致することを決定いたしました。この大会は、技能の競技を通じて職業訓練の振興や技能水準の向上を図るとともに、若い労働者の国際交流と親善等を目的として、隔年で開催されています。こうした大会を日本で開催することは、国民や世界の方々に、我が国、そして世界各国の優れた技能を伝える絶好の機会になると考えます。今後、愛知県とも連携しつつ、国際大会の運営団体やその加盟国・地域に対して働きかけを行うとともに、国内の機運醸成に努めるなど、招致の実現に向けて全力で取り組んでまいります。詳細については、事務方にお尋ねください。私からは以上です。

質疑

記者:
少子化財源について伺います。少子化財源となる「支援金制度」の具体的な制度設計に関する議論が9日に始まりました。徴収方法は医療保険制度を活用する案が示されましたが、構成員から賛成する声のほか、保険制度の趣旨にそぐわないとの意見も少なくありません。大臣のご見解をお聞かせください。また、歳出改革で保険料の伸びを抑え、その範囲内で支援金を導入することで「実質的な追加負担を生じさせない」ことを目指す方針ですが、医療界からの増額圧力は高まっています。今後、どう対応されていくか、大臣のご所見を伺わせてください。
大臣:
昨日開催された懇話会は、こども家庭庁として制度の検討を進めていくための具体的な論点を示し、関係者から広くご意見を伺うものであったと承知しています。いずれにしても、支援金制度の具体的な制度設計は、関係者のご意見も踏まえながら検討されていくものと承知しており、私も、加藤大臣に必要な協力をしてまいりたいと思います。また令和6年度診療報酬改定においては、物価高騰・賃金上昇、経営の状況、支え手が減少する中での人材確保の必要性、更に患者・保険料負担への影響を踏まえながら、患者が必要なサービスが受けられるよう、必要な対応を行ってまいります。
記者:
依然高い水準でインフルエンザの感染者数が増えていますが、ワクチンに関して確認なのですが、供給は十分であるという認識でいらっしゃいますか。
大臣:
インフルエンザに関しては例年通りの準備を整えておりますので、当面の見通しとしては現状で対応できるという考え方です。ただこれはあくまでも現状の見通しですので、更に感染が拡がる状況があれば、再度また考えさせていただきたいと思います。

(了)