武見大臣会見概要(あんどうファミリークリニック視察後)

(令和5年10月10日(火)13:50~14:00 あんどうファミリークリニック視察後)

広報室

会見の詳細

発言要旨

大臣:
 15分間の経過観察が終わり、特に異常はなく2つの同時接種が終了しました。

質疑

記者:
コロナのワクチン接種は今回で何回目でしょうか。また同時接種は初めてでしょうか。
大臣:
今回6回目です。インフルエンザワクチンとの同時接種は初めてです。
記者:
今回何故、同時接種しようと思ったのか理由を教えてください。
大臣:
医学医療の分野の専門家の話を聞いて、同時接種しても問題ないというお話があり、私も普段仕事で忙しいので、接種していただくのであれば1回で済ませようと思い、同時接種させていただきました。私は世田谷に住んでおりますので、世田谷の先生にお願いしたという経緯です。
  
記者:
初めて同時接種されたとのことなので、受けてみてどうだったか、また国民への呼びかけなどありましたらお願いいたします。
大臣:
今のところ受けてみて、私の場合は痛みをそんなに感じなかったので、1回やっても2回やっても同じような感じでした。1回で済むのであれば、大変助かると正直思いました。私と同じように一緒に接種をしなくても、ワクチンを接種されるということ、特に高齢者で基礎疾患がある方々におすすめしたいと思います。
  
記者:
今、現場の医療機関においては、ワクチンの予約が取りづらいという声や、今月分の予約が全て既に埋まっていて、しっかり打てるのか不安という声も聞こえてきます。一方で国は、ワクチンの廃棄を防ぐ意味でも少量ずつ購入というかたちになっているかと思いますが、不安に思っている国民に対してメッセージをいただけないでしょうか。
大臣:
既に2,500万回を発注した上で、9月末には更に1,000万回分、増加発注いたしました。今後のことについては、次の見通しが見えるようになった時点で次の判断をしたいと思います。
  
記者:
判断とはなんでしょうか。
大臣:
追加接種するのか、あるいは需給関係を見て、必要か必要ないのかといった判断。そしてどの程度患者さんが増えてくるかどうかにもよるわけです。しっかり全体を見通しながら、次の追加発注が必要であるか否か、必要であるとすればどの程度なのか、これらをしっかり見極めるようにしたいと思います。
  
記者:
今予約が取れない方は10月下旬には打てるようになるのでしょうか。
大臣:
現場の詳細な状況はわかりませんが、マクロに見て必要な供給数の確保はしております。
  
記者:
予約が取りづらいという声については、どう対応されますでしょうか。
大臣:
もしそういったことがあるのであれば、理由を確認して、供給サイドに問題があるとすれば供給量の問題なのか、あるいは流通ルートの問題なのか、個別のケースの中身を精査して、それで初めて原因が分かりますので、必要であれば対応していくことになるだろうと思います。
  
記者:
インフルエンザワクチンは冬になると打つ方が増え、かなり国民に浸透している中で、コロナワクチンとインフルエンザワクチンの安心感に少し差があると思いますが、その背景について何かお考えがあればお願いします。
大臣:
インフルエンザワクチンは、過去に受けられた方がいるかと思いますが、コロナワクチンも新たにメッセンジャーRNAワクチン、これはほとんどの方が受けていらっしゃいます。今回改めて、コロナの新手の変異株に関わる新たな感染の可能性と、インフルエンザの患者が引き続き増加していくということになると、我々としては同時に感染が拡がるかたちになってしまうため、できるだけそうなる前に、予防的にワクチンを接種していただいて、そして特に重症化しやすい方には、ワクチンを通じて重症化予防に努めていただけると非常に助かります。
  
記者:
インフルエンザについてですが、この時期は例年よりも流行しているということですが、国民の皆様への注意喚起をお願いします。
大臣:
インフルエンザについては、残念ながらこのところ増えてきていて、3年間インフルエンザが流行しなかったことが、逆に、今回改めて人の行動が平時に戻っていく過程で、免疫性がない多くの人々にインフルエンザの罹患が比較的広まってきております。これを今後どう予防していくことかということになっていくと、やはりワクチンの果たす役割が極めて大きい。しかも65歳以上の方々には是非こうしたワクチンを打っていただくことを、私はおすすめしたいと思います。
  
記者:
来年度のコロナワクチン接種について伺います。今年度の接種までは、特例臨時接種として、来年度以降は安定的な制度として接種することが検討されています。今後、その議論を詰めていくと思いますが、来年度以降の体制が、国民としてもどう接種していくか、決めづらいこともあるかと思います。今後どのように議論を進め、いつごろを目処に議論されるお考えでしょうか。
大臣:
ご存じのとおり、今年度末で、今回の特例臨時接種は終了することになっておりますので、その後のことについては、年末までに専門家の先生方に検討をしていただき、(来年度)秋・冬の対応の仕方についてご判断、ご検討いただく。したがって、年末前に検討するということになっております。
  
記者:
本日、こちらにいらっしゃる前に総理と面会されておりましたが、どういったお話をされましたでしょうか。
大臣:
総理との面談というのは、新任の閣僚を数人ずつ昼食にお呼びいただき、叱咤激励していただくということがそもそもの目的で、難しい話を詰めるような場所では全くありませんでした。したがって非常に和やかに総理と話しができましたし、とにかく難しい課題を抱えている役所ですから、是非頑張りなさいと激励の言葉をいただきました。
  
記者:
総理から具体的に指示や課題や報告というのはございませんでしたでしょうか。
大臣:
全くそういう場所ではございませんでした。

(了)