加藤大臣会見概要(東京慈恵会医科大学付属病院視察後)

(令和5年8月31日(木)10:14~10:21 東京慈恵会医科大学付属病院視察後)

広報室

会見の詳細

発言要旨

大臣:
 本日は、ICT化、またマイナンバーカードの活用を積極的に進めておられます、東京慈恵会医科大学附属病院を視察させていただきまして、院長先生はじめ、現場の皆様から現状の話を聞かせていただき、意見交換をいたしました。まず1つは、この病院はICTを使う中で、まさに医師の働き方改革に対して、勤務管理をスマホを活用してやっておられる。それから救急等で入ってこられた患者様を対応するときに、院外におられるお医者様の意見も聞く中で、動画を配信することによって院外のお医者様も色々助言をする、こういったことも進めておられます。更にはLINEを活用することで、こちらに来られた患者様が実際に診療するときに、あと何人目、例えばあと3人目くらいなどの連絡をLINEが知らせてくるので、その段階で受診の窓口に行けばよいという取組。あるいは帰りがけに後払いの決済さえすれば何もせずに帰ることができると、こういう取組をされておられます。
 またマイナンバーカードに関しても積極的に活用していただいておりまして、直近の7月では4,180件利用されているということでしたが、特に会計時のところを見ていただいたように、マイナンバーカード利用者専用のレーンが設けられておりますが、それはやはりマイナンバーカードでやると、かざした瞬間に処理が終わる。一方で、保険証を確認する場合には、保険証を入力する、そして手作業になりますから、保険証番号をもう一度確認する、こういった作業が必要になってくるので、どうしても処理時間が変わってくる。そういった背景でマイナンバーカード利用者専用とそうでないものを分けられているということです。こうした活用をすることで、患者様の待ち時間を短縮することができる。ひいては事務の効率化も図ることができる、こういう話を聞かせていただきました。ぜひ国民の皆様にもこうしたメリットを実感していただきたい。それから事務処理のより正確性、あるいは手戻りしなくて済むと、色々な意味での事務負担の軽減に繋がっているということですから、こうしたマイナ保険証の活用、更にICT化を通じて、医師のみならず医療従事者の皆様方の働き方改革、これがしっかり進んでいけるように我々も努力していきたいと思ったところです。そのためにも、まさに広い意味で医療DXを推進していきたいと思っておりますが、その基盤がオンライン資格確認であり、またマイナンバーカードを活用していただくということが非常に大事ですので、そのためにも今、紐付けの誤り等ございますので、そういったことを1つ1つ解消し、国民の皆様、患者の皆様が安心してマイナンバーカードを活用していただく、あるいは医療DXの推進に当たっていただける、こうした環境をしっかり作っていきたいと考えております。私からは以上です。

質疑

記者:
マイナンバーの紐付けの問題はまだ残っておりますが、人々の理解は広まりつつあるとお考えでしょうか。
大臣:
紐付け誤り等の解消に向けて、1つ1つ保険者等々にご協力いただきながら進め、具体的なスケジュールもお示しさせていただいております。それに則って対処を進めていきたいと考えております。そういった中で、まだ利用率が5%程度ということですので、より多くの皆様が使っていただけるように、ここの病院でもお話しを聞かせていただきましたが、若い方は割とそういうことに馴染みがあり、高齢者の方はなかなかでも色々と最初の段階でサポートしていただくと、2回目、3回目には使い慣れていく、こうしたことを含めて、待ち時間が短くなるなど患者様にとってもメリットもあります。事務負担の軽減にも繋がるわけですので、そういったことが、ひいては様々な医療費も抑制していくことにも繋がっていくわけなので、こうした流れができていけるように努力していきたいと考えております。
記者:
新型コロナの治療薬について伺います。今日1部報道で、10月からの扱いについて、自己負担を求めていくということで今調整しているということがありましたが、調整の段階を教えてください。
大臣:
新型コロナの治療薬あるいは病床確保料を含め、新型コロナ用の様々な対応をとってまいりました。それが2類から5類に移行される中で、最終的には来年の4月からはほぼ通常の医療と同じ姿にしていこうと。その途中段階として、5月の移行段階で従前から見直しをし、そしてこれが9月末までですから、10月以降どうしていくのかということを今、中で議論させていただいているところです。今、議論の過程なので、こうだ、という確定的なことは申し上げられませんが、最終的には来年の春に通常のもの、例えば季節性インフルエンザなどと同じような体制にしていくという方向の中で、議論させていただいているところです。
  
記者:
前回マイナ保険証を巡って、ここよりも規模の小さな診療所を視察されたと思いますが、今回大きな病院を視察された意義と狙いについてお願いします。
大臣:
それぞれ皆様も地域のクリニック、診療所に行かれる場合もあります。それからこうした病院の外来にかかる方もいらっしゃいますので、それぞれの状況を視察させていただき、色々と我々も検討させていただくという機会、それからやはりマイナ保険証だけではなく、先ほど申し上げた、それと併せて広い意味での医療DXの推進という中ですから、併せてどういう取組をされているのか、先ほど申し上げたような取組もここでされていますので、そういった話も聞かせていただいたということです。

(了)