田村大臣会見概要

(令和3年3月12日(金) 8:43 ~ 8:47 衆16委員室前)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は私からご報告はありませんので、ご質問があればお願いします。

質疑

記者:
緊急事態宣言の解除について、宣言の解除が21日に迫ってきていますが、直近の変異株の拡大や感染状況をどのようにご覧になっているでしょうか。
大臣:
昨日もまた東京は先週と比べて3日連続で増えているということで、先週と比べて増えている状況です。一都三県のそれぞれでも下げ止まりもしくは増えている兆候にあり、一都三県は全体で見た方が良いのかも分かりませんが、やはり減少スピードが遅くなっているという問題と、変異株が継続的に各地で見られてきていますので、それに対してやっぱり十分な対策を打たなければならないということです。
 一つは水際対策、今しっかり強化をしていますが、これをしっかり継続すること。それから、検査体制をしっかりと強化し、変異株が見つかった場合にはそれに対して積極的疫学的調査をし、更にそこの地域では検査件数を増やすということが重要になります。その他にも分科会、またアドバイザリーボードからいろいろなご意見をいただいていますが、モニタリングと言いますか、感染リスクの高い場所等でしっかりとチェックをしていかなければならないだろう。
 つまり、流行の端緒を早めに探していくということも重要だと思います。そういうことをしっかりやった上で、これ以上増やさないという体制を組んでいくことを前提に、解除するかどうかを最終的に判断することだと思います。ただ、新規感染者数は数字的には一応ステージ2、そういうところに入ってきております。
 一方、病床が非常に逼迫しているというか、これもステージ3に入ったとはいえ一部地域でまだ厳しい状況があるということが緊急事態宣言延長の一つの大きな理由でしたから、それがどれくらい下がってきているのか、場合によっては病床だけではなくて、療養施設との兼ね合いもあると思います。
 そういうことの全体を見ながら、最終的には専門家の方々のご意見をいただいて判断することになると思います。
記者:
一部報道で、ひとり親世帯への給付金について3回目の支給で生活困窮しているふたり親世帯にも対象を広める報道が出ていますが、事実関係と今の検討状況をお願いします。
大臣:
今までも、ひとり親家庭、子どもさんのいる家庭に対していろいろな対応をしてきましたが、現状で何か決定しているわけではありません。
 ただ全体の緊急事態宣言を延長した状況、それからそれぞれの家庭の状況等、これはすでに今までもJILPT等の調査もございますし、そういうものを拝見させていただきながら、最終的には検討、判断をするという形になると思います。

(了)