加藤大臣会見概要(新型コロナウイルス感染症について)

(令和2年2月13日(木) 20:47 ~ 21:08 省内会見室)

【広報室】

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日、夕刻、神奈川県より新型コロナウイルス感染者の陽性例の報告がございました。この方は、神奈川県在住の80歳代の女性です。1月22日に発症し、2月1日より神奈川県内の病院に入院をされておりましたが、本日死亡が確認されました。この方については、新型コロナウイルス肺炎が疑われたため、PCR検査を実施していたところ、死亡確認後に新型コロナウイルス陽性であることが判明したところであります。改めて亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にお悔やみを申し上げます。また、東京都よりウイルス検査を実施したところ陽性であることが本日判明したとの報告がありました。この方は、東京都在住の70歳代の男性であります。タクシー運転手であり、発症後は自宅療養しており、勤務はしていないと聞いております。現在医療機関に入院中であります。また、先ほど和歌山県と千葉県よりウイルス検査を実施したところ、陽性であることが本日判明したとの報告がありました。現在詳細を確認調査中であります。後ほど確認し次第、事務局よりご説明したいと思います。新型コロナウイルス感染症については、現時点において、国内で流行していると判断するに足る疫学的な情報が集まっているわけではありません。今後早急に疫学的な情報を収集し、専門家ともご相談をしたいと思います。その上で必要な対策を検討していきたいと思っております。私の方からは、以上になります。

質疑

記者:
神奈川県の80代女性がお亡くなりになったということなんですけれども、この方の感染経路を、今、現時点でどう把握されているのか。また、高齢の方が感染すると重篤化しやすいという指摘もある中で、今後こういった高齢者の感染対策、どのように考えていかれるのでしょうか。
大臣:
一つはですね、今、疫学的調査、まさにこれからスタートしていくところでございますけれども、現在、感染経路等について、具体的な情報を持ち合わせているわけではありません。それから、やはり今回、陽性と判定された方が結果的にお亡くなられたとういことであります。両者の関係は私が断定できるものではありませんが、いずれにしても、特に高齢者の方、あるいは基礎的疾患を持っておられる方については、前広に関係機関、医療機関等にご相談頂きたいと考えております。本件については、新型コロナウイルス感染を想定する場合には、帰国者・接触者相談センター、さらには専用の外来という制度ももっております、それぞれの地域で適切な対応を受けていただきたいと思います。
記者:
少し確認なんですけども、この80代女性は、新型コロナウイルスに関連した肺炎によって亡くなったとまでは確認されていないのでしょうか。
大臣:
先ほど申し上げましたように、死亡が確認され、その後、亡くなられる前に検査をした結果で陽性だったとのことです。正確な言い方をすれば、陽性を判定されていた方がお亡くなりになられたということです。
記者:
現時点で死因はなんでしょうか。
大臣:
診断名等は確認しているところであります。
記者:
28例目の70代の男性のほうなんですけども、この方29日発熱とありますが、中国人観光客を乗せたのは何日というのは特定されているのでしょうか。それはどこからどこに移動したのかはわかりますでしょうか。
大臣:
中国人観光客うんぬんということも含めて、これから疫学的調査を進めておりますので、今の時点で具体的なことを申し上げる情報は持ち合わせておりません。ただ、はっきりしているのは、発熱後は、家におられて、自宅療養しており、勤務には就いておられないということです。
記者:
タクシー運転手という職業柄、だいぶ不特定多数の方と接触すると思うんですが、この方がどういうふうなところに立ち寄ったとか、そういったことを公表する予定とか、そういったことを検討されていますでしょうか。
大臣:
基本的には発症してからが感染しやすいということであります。その段階においては、今申し上げたように、発症後は自宅で療養して、勤務には就いていないということであります。ただ、その上で、疫学的調査、これいろいろしていかなければいけないと思っています。
記者:
この方が最初に行った病院というのは一般の病院になるのでしょうか。それとも指定されている病院になるのでしょうか。
大臣:
この段階では、一般のといっている意味が、医療機関という中には病院から診療所まで色々あると思いますが、どういうものなのかというのは確定しておりません。
記者:
女性が最初お医者さんを受診したのが1月28日とありまして、PCR検査実施は2月12日となったのですが、この間は全くPCR検査等はなかったのでしょうか。
大臣:
初めて実施したのが書いてある2月12日ということであります。
記者:
そうしますと、これまで発表されていらっしゃる陽性者の方とは全く別で新たに今回発覚して、なおかつ死亡がご確認されたということでしょうか。
大臣:
そういうことです。最初申し上げた新たに陽性が判明されたということであります。
記者:
1月28日に受診されたんでしたら、間が空いているように思うんですけども、その間にPCR検査に至らなかった理由というのは何か入っていますでしょうか。
大臣:
それについて、少なくとも2月12日の段階では新型コロナウイルスの疑いを持ったので、医師が検査をしたということ以上のものは今のところありません。
記者:
80代の女性と70代の男性なんですが、それぞれ国籍は日本国籍の方でしょうか。
大臣:
2人とも日本国籍であります。
記者:
80代の女性なんですけれども、濃厚接触者はいるんでしょうか。それはどういう方で何人くらいいるのか教えてください。
大臣:
今、正にそれを、夜の段階でありますから、これから早急に疫学的調査をして、そういったところをはっきりしていきたいと思います。その段階で必要があれば、しっかり関係者の方々に注意を促していきたいと思います。
記者:
和歌山と千葉で陽性が確認された方の年代と性別を教えていただけますか。
大臣:
今、第一報が入ってきたところなので、この後、事務方からわかり次第報告させていただきたいと思います。
記者:
まだ国籍もわからないのでしょうか。
大臣:
わかりません。そういう陽性の判定がそれぞれ1名ずつあったという報告を受けているだけであります。
記者:
新型コロナウィルスに関連した死亡例は、国内で一例目だと思うのですが、改めて大臣の受け止めと、こういった死亡例をどう防いでいくかというところをまた改めて伺えればと思います。
大臣:
先ほど申し上げたこの新型コロナウィルスと今回亡くなられた方の関係は、まだはっきりしておりません。したがって陽性になった方の初の死亡例ということではありますが、いずれにしても、従前から申し上げておりますように、この新型コロナウィルスに関して高齢者あるいは基礎的疾患がある方、中国の事例等からしても重症化しやすい、中には中国においては死亡例も多いということでありますから、特にそういった方々においては、先ほども申し上げましたが、そうした症状を感じたならば、適切に先ほど申し上げた帰国者・接触者相談センターあるいは外来、そういったところを通じて、しっかりとした医療機関に当たっていただいて、必要な治療を受けていただきたいと思いますし、また、日常的に申し上げれば、従前から申し上げておりますが、咳エチケット、あるいは手洗い、そういったことにしっかりと取り組んでいただくとともに、人混みの多いところはできれば避けていただくとか、これまでも色々とホームページで申し上げておりますが、そうしたことをしっかりと徹底していただきたいと思います。
記者:
この27例目と28例目の方、その両者の関係について、今把握している限り何かございますでしょうか。
大臣:
今の段階で、こうだということを申し上げうる状況にはありません。
記者:
この両者が何か身内とか、会っていたことがあるとかそういういうことは聞かれてらっしゃいますでしょうか。
大臣:
したがって、そこを申し上げうる状況にはありません。
記者:
27例目の女性なのですが、渡航歴などはないようですが、28例目はタクシー運転手なのでわかりませんが、これはすでに国内で感染が広がっているという認識なのかどうか教えてください。
大臣:
これをもって断定はできませんが、このお二人を確認している限り、これまでの湖北省、あるいは今回広げた浙江省に行かれたとか、あるいは、そこから滞在していたとか、行かれたとか滞在していたとか、そういう経歴はありませんので、したがって、国内で感染されたという可能性、これを十分踏まえながら、まずは、疫学的調査をしていかなければならないと思います。
記者:
この27例目、28例目は、有力な感染源を遡及することが困難な初めてのケースと言えるでしょうか。
大臣:
まだこれはこれから疫学的調査をしてみないと、そのことはなんとも申し上げられないと思いますが、ただ、先ほど申し上げた現時点でこれまでの湖北省の方等々との関係は今の段階ではないということであります。
記者:
27例目の80代女性ですが、PCR検査を亡くなる前の日にされていると思うのですが、体調不良といいますか肺炎は1日に確認されているのかと、PCRの検査を遅れたというか、しなかった理由というのがあるのでしょうか。
大臣:
正直そこについては、こういう状況を私どもも今聞いたというところでありますから、それ以上のことについて今答えるものは持ち合わせておりませんが、いずれにしても、そういったことも含めてこの疫学的な調査、あるいは、院内におけるどういう対応だったのか、これも疫学的調査に絡んでまいりますけれども、こういうことをしっかりやっていきたいと思います。
記者:
少し遅いような感じもするのですが、やはりこういったちょっと遅れているとこういった同様のケースで広がってしまうのではないかと懸念されるのですが、どうでしょうか。
大臣:
今の段階でタイミングがどうだということについて、コメントできるものを持ち合わせておりません。
記者:
先ほど国内で感染された可能性を踏まえながら疫学調査をしたいとおっしゃっていたのですけれども、医療の面で国内の医療体制を何か今後強化するということはお考えでしょうか。
大臣:
今直ちに具体的にこうするということを申し上げる状況、もちろんこれから調べるわけでありますが、ただこれからいろいろ疫学的調査をしたり今回について疫学的な情報を収集する中において先ほど申し上げた専門家ともご相談しながらそうした必要性があるのか、ないのか、またあれば当然それを対応していく、そういった姿勢で臨んでいきたいと思います。
記者:
確認なのですけれども、この27例目の女性は医療機関のPCR検査をしたときに中国とのかかわりはないけれども、症状だけから検査をしたという理解でよろしいのでしょうか。
大臣:
そういうことですね。
記者:
そうしますと中国との関係がない方で、まあ今のところわからないですけれども、関係のない方で死亡例が出たということはこれから自分も検査して欲しいという方が増えることが予想されますけれども、そういったことについて検査対象を広げるとかっていうお考えはありますか。
大臣:
これはこれまでも国会でもご質問があったように、渡航歴がある、これ湖北省でありますとか、浙江省にあるということ、かつ発熱また呼吸器の症状があるということに限らず医師の判断で対応していただきたいというQ&Aを既に出させていただいておりますし、また保健所においてもそうした相談があれば保健所等含めてしっかり必要な対応をして欲しいということを申し上げているところであります。ただいずれにしても最初の先ほどの質問について申し上げましたけれども、この事例ということだけではなくて、これは今回の常に新たな4つの事例、まだ二つの事例は陽性が判明したということだけでありますけれども、一つ一つの事例をしっかり検証しながら必要な対応をとるべきものがあれば、それは積極的に取っていきたいと思います。
記者:
先ほどの27例目の女性なのですけれども、この概要を見る限りだと、症状、経過を見る限りだと肺炎など以外では特に症状が書かれていないのですけれども、死因はまだ確認中ということですが、新型肺炎による死亡だと今可能性は高いとみてらっしゃるのでしょうか。
大臣:
いや、それはちょっと私ども直接見ておりませんから、それを判断しうるわけではありません。
記者:
ここに書かれていないだけで、他の基礎疾患の症状があったのでしょうか。それともそれはなかったのでしょうか。
大臣:
いや、そこもこの方が既にご高齢だということはありますけれども、それ以外にどういう疾患があったかということについては我々のところにまだ情報は入ってきておりません。
記者:
27例目の女性はこれは死亡として1としてカウントするという理解でいいですかね。
大臣:
したがって先ほど申し上げましたように新型コロナウイルスの陽性者で死亡したということになると思います。
記者:
カウントは現段階でははっきりしないのはしないという。
大臣:
いや、ですからそういう扱い、そういう陽性者、あそこに出しているのは陽性者として確か数字を出してますからその中の陽性者の中で亡くなった方が1名ということになると思います。
記者:
28例目についてお尋ねしたいのですが、ちょっと自転車と自動車で通院したとなっております。それと入院したとか自宅療養ということになっておりまして、症状がどういう風に変わっているのかというのを教えていただきたいのと、それから医療機関A、それから医療機関Bで入院ということになっておりますが、Bでの入院というのはわからなかったので、一般病棟で入院してるということでよろしいのでしょうか。
大臣:
まず最初の自転車または自家用車というのはまさに聞いた限りで、例えば受診をしている医療機関をかかる際に、自転車あるいは自家用車を使っていたということであります。それから医療機関の関係については、ごめんなさい、何でしたっけ。二つ目のご質問。すみません。
記者:
一般病棟だったという。
大臣:
そこは確認はとっておりませんが、少なくともこの段階で、2月の6日の段階でまだ検体採取には至っていないということからすると特別な、要するにこの専門病棟ではなかったのではないかとは思いますが、ちょっと確認してみないとわかりません。
記者:
症状についてなのですが、そうすると自転車で行けるほど元気だったけれども、元気じゃなくなって入院をして、また元気になって自宅療養しているということでよろしいですか。
大臣:
その詳細なところまでちょっと承知をしておりませんけれども、いずれにしても途中で入院をするような状況であったことは間違いないと思います。
記者:
27例目の女性なのですが、PCR検査の陽性が13日になって確認されたというふうにあります。WHOの潜伏期間が、14日ですとか12.5日と言われているのを考えますと、最初の倦怠感を認めた時にもう罹患していたのではなくて、近くのお医者さんを受診した以降に罹患した可能性というのも考えられるということになるのでしょうか。
大臣:
通常は倦怠感やそういったものがあれば一応発症という認識をするわけでありますが、そこのところは、それ以上断定できるものはありません。
記者:
そうすると、14日に対して12.5日を超えても、ずっと罹患しているという状況も考え得るということでしょうか。
大臣:
あれは、確か発症までが14日間だったと認識をしているので。あと、発症してから病気が進行していけば、それはそのままずっと続いていくということではないでしょうか。
 

(了)