加藤大臣会見概要

(H30.8.10(金)11:05 ~ 11:10 会見室)

【広報室】

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。まず、拉致問題担当大臣として、俳優の津川雅彦さんが今月4日お亡くなりになられました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。津川雅彦さんにおかれましては、北朝鮮による拉致問題の広報・啓発に大変熱心に取り組んでいただきました。ここにもポスターが貼ってありますが、このポスターのモデルをお務めいただき、ここにあります「あなたの心が、あなたの声が、解決の力になる。」と、このメッセージは、政府、国民が一体となって拉致問題の解決に取り組んでいくことの重要性を訴えた津川さんご自身の言葉でございます。津川さんのこれまでの多岐にわたる御活躍に改めて敬意を表するとともに、津川さんの思いをしっかりと受け継いで拉致問題の解決に向けて全力で取り組んでいきたいと考えております。御冥福を心からお祈りさせていただきたいと思います。私の方からは以上になります。

質疑

記者:
文科省の汚職事件について、蒲原前次官が飲食の会合の場に同席していたという報道があって、前回事実関係を含めて確認するとおっしゃっていましたが、確認の結果があればお願いします。
大臣:
8月7日に人事課長が前次官から事実関係を聞き取ったところであります。その結果、昨年秋に文科省幹部から会食の案内があり、当該会合に参加をしたということ、その場に議員事務所の関係者も同席をしていたということ、会費制であり、その会費に基づいて支払いを行ったということであり、今、そうして把握したことから特段問題のある行為ではなかったと認識しているところであります。また、今年の6月に開催された、これは次官の話ではありませんが、病院運営のガバナンスに関する研究会についても報道がなされておりますが、この研究会については会合とは別に担当課が議員事務所の関係者に業務説明をする中で先方から提案があったものと聞いております。この研究会は議員主催で、議員会館の会議室において開催され、当省職員も業務の一環としてオブザーバー参加したというところでありますので、今申し上げた事情の限りにおいては、特段問題があるものではなかったと認識しております。
記者:
会合の場で、会費制だったということは、文科省がおっしゃっているということなのか、それとも客観的な事実として向こうにお金を払ったということが分かっているのでしょうか。
大臣:
本人から、会費制であり、それに則ってお金を払ったという話があったということです。
記者:
今後同様の聞き取りを他の幹部等含め厚労省内で実施される予定はありますでしょうか。
大臣:
現時点では、今申し上げたところが全てでありますが、今後追加的に情報が生じてくれば必要に応じて対応していくこと、それは当然のことだと思います。
記者:
来週15日は終戦の日です。靖国神社への参拝を予定されているか教えてください。
大臣:
これまでも同じようなご質問が毎年、時期ごとにございますけれども、いつも同じ答えになりますが、靖国神社への参拝については、あくまでも個人として適切に判断をしたいと考えております。特にここでコメントを申し上げることは差し控えさせていただきます。
記者:
蒲原次官の件で2件あります。飲食会合は昨年10月のこの1回だけということでよろしいかということと、もう一つは会合の趣旨というのは何だったのか。病院運営の話が出ていたかどうかということを教えてください。
大臣:
まず一つは、会合はその時の1回だけと承知をしております。具体的な中身について、承知をしておりませんが、もし必要があれば聞き取った人事課長からお聞きいただければと思います。
 

(了)