塩崎大臣会見概要

H29.6.6(火)9:15 ~ 9:20 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からはございません。

質疑

記者:
受動喫煙問題についてお伺いします。今朝の報道でも政府・与党が今国会の提出を断念したとあり、事務的なスケジュールとしても厳しいのではないかという声もありますが、大臣としてはまだ今国会での提出を諦めていないというお考えでしょうか。
大臣:
この受動喫煙問題について法案提出の時期をめぐりまして、様々な報道がなされているということはよく分かっております。厚生労働省としては、自民党のお考えを踏まえて様々な提案をさせていただいているわけでございまして、引き続き党側に御検討をお願いしている段階にあると思っております。我々としても、受動喫煙の被害が既に科学的に証明されているものでありますから、科学的に守らなければいけないことは守らないといけないと思っておりますけれども、その他調整が可能なものについては案として出させていただいているわけでありますので、御検討いただければとお願いをしている段階だと思っております。引き続き、今国会の提出に向けて、我々としては努力をしていきたいと思います。
記者:
ボールは向こうにあるということですけれども、政府・与党が今国会での提出を断念したというお考えということは、厚労省として今後できることは何でしょうか。
大臣:
政府・与党という話は我々は聞いていませんので、私も政府の一部でありますから、その提案をするのは厚生労働省が作成をしないといけないので、我々はそういう話はまだ聞いておりません。
記者:
もし、ラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックに間に合わせようと思った場合は、今国会での提出が必要だというお考えですか。
大臣:
我々は今国会での提出を基本に考えています。
記者:
昨日、労政審の分科会が行われまして、大臣に対しての報告書の建議が出されたと思いますが、法改正に向けてのスケジュール感、取り組み方についてご所感あればお聞かせください。
大臣:
働き方改革の実行計画で示された実現会議の考え方を元に労政審でご議論を頂いて参りました。この労働条件分科会で5回ご検討いただいて、そして建議を頂戴をしたということであります。今後、産業医、産業保健機能の強化あるいは同一労働同一賃金についても追って建議を出していただけるものと期待しているところでございます。既に実行計画の中で合意を労使のトップを交えて得たものであります。この分科会でも非常に皆さん方、強い意志を持って議論をして、長時間労働を無くすということでまとめていただいたものであり、今後罰則付きの時間外労働の上限規制を実現するための法律を作るわけですので、これはもう可及的速やかに準備をしていきたいと思います。
記者:
受動喫煙に関して、会期末も迫り、自民党の厚労部会の日程すら設定されていないなかでタイムリミットをどうお考えになっていますか。
大臣:
いずれにしても様々な提案をしてきているわけですので、その回答を得ていない段階でスケジュールを言ってみてもしょうがないので、是非ご検討のうえでお答えをいただきたいと思っています。

(了)