塩崎大臣会見概要

H29.6.2(金)8:43 ~ 8:48 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からはございません。

質疑

記者:
受動喫煙についてお伺いします。今国会の提出に向けて、タイムリミットは今日だと言われております。現在の進捗状況を教えて下さい。
大臣:
健康増進法の改正案につきましては、基本的に今国会に提出するという姿勢で臨んでおります。自民党の皆様方の御理解を得るべくこれまでの党側の御意見を踏まえたうえで再度、修正した案を現在自民党側に提案しているところでございます。今国会の法案提出に向けて、厚生労働省一丸となって引き続いて努力し、そしてがん患者を含む全国民の健康を守り、かつ世界に恥じないような受動喫煙対策の徹底を行っていくという基本姿勢を守っていきたいと思っております。
記者:
修正されたということで具体的には飲食店のことでよろしいでしょうか。
大臣:
それはいろいろでございます。
記者:
がん対策推進基本計画についてですが、当初、今日出す草案には飲食店での受動喫煙ゼロを数値目標として示すという方針だったということですけれども、それを撤回されたという一部報道がありますけれども、それが事実であるかどうかということと、それが事実であればその理由と、また踏み込んだ数値目標を示すお考えがないのかお聞かせください。
大臣:
法案との関係もありますし、また議論が続いているわけでありますから何ら結論が出たという事実はまったくありません。更にこれから議論を重ねていくということであります。また、これは科学の問題でありますから、そこをしっかり踏まえたうえで基本計画を作っていくということで、がんとの闘いに終止符を打つと我々がん対策としてもゲノム医療を中心に今回、おそらく今月中にも一定のまとまった計画を出しますから、それとの関係もこれあり、これからまだ更に、議論を深めていい案を作っていきたいと思います。
記者:
待機児童についてお尋ねします。一昨日、総理が3年後に今度こそ待機児童ゼロを達成すると明言されましたけれども、一方で施設の確保ですとか、人手の確保、そして予算の確保について具体的なところが必要になってくると思いますが、その辺りの現在の進捗状況についてお聞かせください。
大臣:
まずこの新しい「子育て安心プラン」というのは、今日の経済財政諮問会議で私のほうから説明をいたしますので、中身についてはそこでご説明をさせていただこうと思っています。これまで前政権に比べて2.5倍のペースで受け皿を用意し、なおかつ処遇も実質的に安倍内閣になってから上がり始めて、そして今回は頑張った人は一定の経験を積んで、月4万円上がるということも含めてやっているわけであります。今回「子育て安心プラン」で総理がスピーチを経団連でなさいましたけれども、まず第一に、この待機児童の解消に意欲的な自治体を支援するために、いま3年間とおっしゃいましたけれども、22万人分の予算を2年間で確保するという、まずは2年間で解消してほしい、これがまず第一であります。遅くとも全国的には3年間で解消すると言っていますけれども、基本は頑張って2年だということで、予算も用意するということであります。3年とは言わず、2年と言って頂きたい。やはり理想をしっかりと掲げながら、頑張るということであります。34年度末までに、M字カーブ、いわゆる女性が子育てしていて仕事を辞めたりしなくても育休を除いてそのままいけると、こういうことでM字カーブを解消しようと2034年度末までに達成するぞということであります。女性就業率80%、これを目指しながら今の2年間、ないしは遅くとも3年の間に待機児童の解消を続けていきながら、M字カーブを解消するということを達成しようということであります。更には、全体で32万人分の受け皿を整備するという内容を、この間総理がしました。したがって、もう少し中身を今日は諮問会議で説明したいと思います。

(了)