塩崎大臣会見概要

H29.2.24(金)8:49 ~ 8:56 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にございません。

質疑

記者:
待機児童問題についておうかがいします。今年4月の認可保育所の入所について独自に調査を行ったところ、関東の主要自治体では内定率がおよそ66パーセントという結果でした。3人に1人が保育園を落ちているという結果ですが、依然厳しい状況が続いている中で、大臣の御所感と厚労省としての今後の対策をお願いいたします。
大臣:
一次の結果ということだと思います。例年、あるいは去年どのくらいだったのかということも知りたいところでありますが、待機児童の状況は厳しいものがあるということは総理も国会で明らかにされています。我々は引き続き平成29年度末までに待機児童ゼロを達成するという目標を掲げ続けて、今までどおり受け皿の拡充50万人分ということでやっておりますが、これを徹底的にやらなければならないと思います。今年に関しては、1月の検討会でも厚労省から申し上げておりますが、きめ細かな対応ができていない自治体があるということが分かり、2月に担当者・担当課長の会議がありましたので、その際に、きめ細かく一人一人のニーズに合った相談対応をするようにということを申し上げたところであります。一次でうまくいかなかった、希望の所に入れなかった方は大変残念なことでありますが、二次の努力がなされているところでありますので、その結果は3月の半ばくらいに出揃うと思いますが、そこに向けて各市区町村でそれぞれのニーズに合った御相談に対応するような真摯な努力をしていただくことを期待したいと思います。
記者:
今日はプレミアムフライデーですが、大臣から職員に対しての指示や、大臣御自身の過ごし方も教えてください。
大臣:
基本的には3時頃には退庁できる人は退庁するようにと次官を通じて徹底をしております。月曜の国会で予算委員会がありますから、そこに向けての準備をしなければならない方々はいらっしゃいますが、その他の方々についてはできる限り早期退庁ということで指示をしております。私自身も3時前には役所から退出しようと思っております。今日の夜は友人と食事をすることになっているので、少し高めのフランス料理などで消費もしっかり喚起しようと思っております。会費制ですから、自らの財布から支払うということであります。
記者:
関連で質問ですが、厚生労働省は「強制労働省」と言われるぐらい長時間労働が常態化しているという話もありますけれども、改めて職員の方に活用を促すメッセージなどはありますか。
大臣:
今、「働き方改革」を安倍内閣は全力でやっておりますから、暮らし方、人生の生き方や楽しみ方を是非変えるように、それは取りも直さず働き方を変えることが人生も変えるということになるので、自らの意思で働くこと、また、時間選択をすることができるように、心の改革もみんなでやっていくことが大事ではないかと思います。
記者:
受動喫煙対策についておうかがいします。未だ、自民党内でも慎重派と推進派の妥協点も見つかっていないようでありますし、厚生労働省でもたたき台の詳細な部分は検討中ということですが、今国会での法案提出の期限が迫っている中、目標としては変わらずに今国会の提出ということでしょうか。
大臣:
受動喫煙の防止を徹底することは、総理が施政方針演説でも明確にされたところであります。したがって、今国会に法案を提出する方針には何ら変わりはありません。今まで党内では去年、たたき台という形で1回だけ説明しております。後は、御意見を頂戴するという形になっています。その後の問題点の整理もされつつあるわけでありますから、これは当然、政府のワーキンググループがありますので、そこでお諮りをした上で、改めて正式にきちっとした御説明をする機会を、法案提出もありますから、どこかで設けないといけないだろうと思っています。正式提案はまだでございましたから、それからの話なので、これはみんなで一緒に考えることです。東京オリンピック・パラリンピックがありますが、それは一つの契機であって、たばこを吸わない方々の健康をどう守るのかということが大事なことであります。健康増進法の努力義務では不十分であったことは明らかですし、また世界的にも我が国は受動喫煙の防止ということでは最低ランクと位置付けられてしまっていますので、みんなで考えていただきたいと思います。

(了)