塩崎大臣会見概要

H29.2.21(火)9:14 ~ 9:20 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にございません。

質疑

記者:
先週の17日の衆議院予算委員会で、安倍総理大臣が、平成29年度末までに待機児童ゼロを達成するとした政府の目標について、残念ながら今非常に厳しい状況になっているのは事実だと述べました。これについての大臣の御認識と、仮にこの目標の達成が困難とすると新たな目標を設定されるのでしょうか。
大臣:
予算委員会の質問の中で待機児童の問題が取り上げられたわけでありますが、その際に総理は、目標の達成が非常に厳しい状況になっているのは事実だと言う一方で、目標を取り下げるなどは決してないので、頑張っていかなければならない、改善していかなければならないとおっしゃっているわけでありますので、結論は変わっておりません。女性がますます活躍されて仕事に新たに就く、また、経済活動が活発化されていますから、待機児童の数が増えるということの一方で、待機児童解消加速化プランは50万人の目標達成を29年度末までにということで、受け皿の整備は着実に進んでいるわけです。しかし、今申し上げたとおり、女性の活躍もさらに推進されるということで、厳しいということでありますので、我々としては、総理がおっしゃったように、目標を達成するべく最善の努力をこれまで以上にやるということだと思います。
記者:
これまで以上に待機児童の問題に取り組まれるということですが、具体的に追加で何かするということを考えていらっしゃれば教えてください。
大臣:
これは去年からずっと市町村と話合いをして、待機児童の定義をめぐっていろいろな議論をされているということも事実ですが、雇用均等・児童家庭局にはこれまで以上に連絡を密にして話し合ってもらっています。したがって、どのようなサポートが50万人達成に向けてできるのかということをしっかりと聞き取るとともに、我々として何ができるのか今考えているわけでありまして、具体的に何か決まったことがあるというわけではございません。例えば、企業主導型も着実に進んでいますが、なかなか予定どおりにいっていないぐらい申し込みが殺到しているところもあって、そのようなところの解消も含めてやらなければいけませんし、最近は企業で組んで取り組むということが新聞にも出ておりますけれども、これはいわゆる認可ではございませんが、働く女性にとって非常に役立つ制度として導入していますので、このようなことがスムーズに実行されるようにしていくことが我々のやるべき仕事だろうと思っております。
記者:
関連ですが、平成29年度末までにゼロという目標を掲げる以上、来年度には何らかの結果が出るわけですけれども、その後の計画についての見通しなどお考えがあれば教えていただければと思います。
大臣:
私たちは今「働き方改革」をやっているわけで、特に女性活躍推進法が施行になって今年で1年であります。そのような中で、来年度末の50万人達成ができるかどうかというでありますので、次なる目標という前にまずは目標達成が大事であります。しかし、そういう過程で更なる課題があるとするならば、それに対応していかなければいけませんので、何があるのかは目標達成を目指す中で探っていきたいと思います。

(了)